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日本国内クラウンプラザホテル一覧 宿泊実績から総括

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IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)ブランドの一員であるクラウンプラザでありますが、日本におけるクラウンプラザのホテルの特徴と全国一覧をまとめてみましたので、お伝えします。

クラウンプラザ・ブランドとは

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クラウンプラザの本部は英国・バッキンガムシャーのデナムにあります。設立は1983年であり、当初はホリデイインクラウンプラザとして設立され、その後、ホリディインから卒業して「クラウンプラザ」となっています。

1990年にクラウンプラザが属するホリディインがIHGに買収され、IHG系列となっています。現在は50か国以上に展開され、400以上のホテルが存在しています。

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同ホテルブランドはビジネストラベル(出張)においてワンランク上の快適さを提供するのがキーとなっているようですが、海外ではリゾート地にも展開していたりします。

日本におけるクラウンプラザは全日空ホテルの影響が大きく、ANAが本業の航空事業にシフトしていく中でこれまでの直経営から、IHGとの合弁にに変更し、全国の全日空ホテルをグレード別に、「インターコンチネンタル」「クラウンプラザ」「ホリディイン」のブランドに分けています。

合弁会社と言う手前もあり、東京と神奈川と横浜のハイグレードクラスの多数のホテル以外は頭にANAがついています。

現況において航空事業が厳しい中で、IHGとの合弁であるホテル事業が昨今の事業構造改革でどうなるか注目点でもあります。

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世界的にはクラウンプラザホテルの言う本来のビジネスはかなりエグゼクティブなものであります。しかしながら、日本ではANAクラウンプラザは前ブランドの全日空ホテルの印象を深く残しており、日本流のシティホテルの印象が強いと言えます。

ロビーが広く、会議や展示会、結婚式などその都市で必要なイベントをこなせるホールがある他、レストランについてもシェフを抱えているようなイメージが強いところであります。

日本のクラウンプラザホテル一覧

日本のクラウンプラザホテルは以下のとおりです。

エリア ホテル名 宿泊記
北海道 ANAクラウンプラザホテル札幌 休業中
ANAクラウンプラザホテル千歳
ANAクラウンプラザホテル釧路
東北 なし -
関東 ANAクラウンプラザホテル成田
北陸 ANAクラウンプラザホテル新潟
ANAクラウンプラザホテル富山
ANAクラウンプラザホテル金沢
中部 ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
関西 ANAクラウンプラザホテル京都
ANAクラウンプラザホテル大阪
ANAクラウンプラザホテル神戸
中国 ANAクラウンプラザホテル岡山
ANAクラウンプラザホテル米子
ANAクラウンプラザホテル広島
ANAクラウンプラザホテル宇部
四国 ANAクラウンプラザホテル松山
九州 ANAクラウンプラザホテル福岡
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
沖縄 なし -

北海道・東北

北海道はANAの就航地が多いのも関係し、意外と多いのが特徴です。現在、札幌は休業しており、空港関連の需要が多い新千歳の方が活況と言えるかもしれません。

一方で東北はなく、大都市・仙台ではホリディインのみとなっています。

関東

首都・東京と神奈川はハイグレードのインターコンチネンタルで固めており、これらの都県での更なる多様な需要を取り込むためにインディゴやキンプトンも展開しています。クラウンプラザは成田のみとなっています。

北陸・新潟

新潟・富山・石川では各県庁所在地にそれぞれクラウンプラザホテルがあります。三県の中では金沢の同ホテルが最もエキチカであり、構えも立派であり、向かいにあるホテル日航金沢との対抗とも言えます。

中部

中部では名古屋の金山駅前にあるグランコート名古屋が唯一の中京圏のクラウンプラザホテルとなります。規模が大きく、30階建てのタワーホテルであるとともに、部屋は広く設計されているため、国内のクラウンプラザホテルとしては屈指のホテルと言えます。

関西

関西では、京都、大阪、神戸の三都にそれぞれ一つずつクラウンプラザがあります。大阪と神戸はタワーホテルであり、神戸は国内では一番のフロア数(37階)のあるホテルとなります。

京都は二条城の横にあり、外観は景観条例もあるのかおとなしいですが、改装されたアコモデーションはかなり快適です。最近は隣にラクジュアリーホテルが開業する予定であるなどマリオット系の京都進出の勢いが凄く、今後の展開が気になるところです。

中国・四国

中国・四国はマリエット、ヒルトン、IHGで比較すると一番進出しているとも言えます。岡山、米子、松山、広島、宇部であり、全日空ホテルのレガシーを引き継いでいるとも言えます。

九州

九州におけるクラウンプラザは福岡と熊本と長崎と九州においての主要都市は抑えています。

九州の他の県では宮崎空港からもアクセスの良い青島ビーチのホテルはホリディインリゾートがあり、大分ではANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパがあり、今後の富裕層取り込み向けとなっています。

鹿児島県にないのは不思議ですが、国内ブランドが先行している結果なのかもしれません。

過去にあったクラウンプラザホテル

ANAクラウンプラザホテル稚内

全日空ホテルからの流れでクラウンプラザとなったホテルですが、そもそもの需要と言う点とエキチカに温泉付きの国内チェーンホテルがあり、クラウンプラザとしては厳しいのか、2018年末にエグジットし、翌日2019年初からはサフィールホテル稚内となっています。

ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

マイル修行とホテル修行を兼用できる場所としてマイラーに人気のあったホテルであります。空港からはゆいレールの壺川駅下車後、坂道を登ったところにあり、コスパも良いホテルでした。

もともと、現在の名前の「ハーバービューホテル」としてスタートし、2013年にANAクラウンプラザホテルの冠をつけたものの、2019年で終了しています。

以前は地下にサウナと大浴場もあり、快適でしたが、現在はなくなっているようです。

国内のクラウンプラザは実際どうなのか

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現在、休業している札幌以外のクラウンプラザホテルに滞在し、感じるのは名古屋と大阪はもう少しでインターコンチネンタルに到達しそうなレベルであり、コスパも含めていいホテルと言えます。

一方、その他都市にあるクラウンプラザホテルは全日空ホテルの印象が強いと言えます。クラウンプラザという国際ブランドを冠していても、日本のビジネスホテル級のところも多いと言えます。

また、施設の経年感が強く、改装はしているものの、最近の低コストで建設される国内資本のビジネスホテルと比較するとコスト面と比較するとちょっと厳しいかもしれません。

また、ホテルブランドを保つためか、コインランドリーの設置などは厳しいかもしれませんが、マリオット系のロードサイドブランドではそうした設備はあることから、あってもいいかもしれません。

スタッフの対応は一流と言え、おもてなしは良く、あとはレガシーの設備をどのように活用していくかと言うところかもしれません。

最後に

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この夏、一気に日本のクラウンプラザを宿泊してみましたが、清潔さ、おもてなしは高いですが、設備面では課題があるようです。

また、マリオットのように上級会員に対してのウェルカム特典が少ないかもしれません。今後はIHGが日本のホテルに対してどのようにしていくのが気になる点でもあります。 

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