ANAライフタイムマイルの奥行きの深さを考えてみましたので、お伝えします。
ミリオンマイラーの上は
ミリオンマイラーとは文字通り、100万マイル以上フライトした人に与えられる称号であり、エアアジアやライアンエアー、ノルウェー・エアシャトル、サウスウエストなどのLCCを渡り歩いて、自分でミリオンマイルをカウントしている人もミリオンマイラーと言えます。
しかし、人と言うのは他人から認められて初めて公認的な安堵感を得る生物でもあり、特定の航空会社のマイレージプログラムでミリオンマイラーと呼ばれることを生業としているのかもしれません。
そんな中で、ミリオンマイラーの10倍の1000万マイルのフライトを乗客として、こなしている人は人類でもノーベル賞受賞者よりも少ないくらいかもしれません。
ハリウッドの映画でG・クルーニーが主演であったマイレージ、マイライフが記憶に新しいかもしれません。
全米中を毎日飛行機で駆け回り、現場に行って解雇通知をしていた人物が、システムにその役割を奪われて、自分がその当事者になる映画ですが、その功績を航空会社のマイレージプログラムが正当化してたれる映画でもあります。
アメリカは領土も広く、毎日四六時中搭乗していたら、そんなことも現実性はありますが、領土の狭い日本ではそんなことは想像に絶しがたいかもしれません。
ダイヤモンド会員としてプレミアムクラスに搭乗するものの
ANAの一応最高峰のダイヤモンド会員になると国内線普通席や国際線エコノミー席では最前列席が巡ってくることが多くなります。
また、アップグレードポイントが付与されるため、それを活用して、国内線ではプレミアムクラスや国際線ではビジネスクラスに搭乗する機会が増えます。
そうした状況では、日本国民としてみると意外とVIPなのかなぁーと言われるテレビの中でしか見たことがない人に意外と出くわすこともあります。
プレミアムクラスに座るとその前後には羽田からの目的地ではセンセーと呼ばれる人が座っていたりします。国の費用で飛行機にただ乗りしている人もいたりするのですが、やはり周囲の目を気にしてか、食事不要で、カバンから取り出した資料を読み漁る人が多いのも感じもします。
ある日、北国行きの小型機で飛んだ時には自身はプレミアムクラスでしたが、その後ろの普通席の最前列席には北方領土に自分の名前が施設の名称になっていたりする人が座っていたりします。
また、最近では本州で一番西側の民間空港に向けてプレミアムクラスに飛んだ際は通路を挟んだ席には学歴としては一番であろうセンセーが座っていたりしました。いまだったら、SPが付くのでしょうげと。VIP待遇もなく、自分の方が早く降りたくらいでした。
国内線におけるミリオンマイラープログラムではVIPやミリオンマイラーの違いはあまりなく、仮に1000万LTマイル到達してもあまり変化はないのかもしれません。
プレミアムクラスに搭乗してもジョージ・クルーニーのように神的な対応を受けている人は見たことがないので、ANAでは聖人君子な領域はまだないというのも感じています。
入口のミリオンマイラーとなっても
ミリオンマイラープログラムはエアラインによって定義は異なり、自社運航のフライトをもって、最も厚遇するミリオンマイラーもあれば、とにかく、フライトからカード利用から何でも積み上げればミリオンマイラーというものもあります。
しかし、飛行機文化が先行しているアメリカを見ると自社フライトでの達成が重要視されているようであります。
日本国内の領土は限られ、毎週末東京とJFKを往復したとしても、相当な年数がかかり、アメリカの航空会社とは別世界なのかもしれません。結局、ミリオンから1000万と言うの別世界なのかもしれません。
何よりも、プレミアムクラスに搭乗していても、きわめて特別扱いされる人を見たことがなく、本人が遠慮していることも想定されるますが、そんな空気はなく、ANAは米系航空会社と比較するとまだまだ利用客の奥深さは差がありそうです。
最後に
100万マイル到達すると世界が変わるという意見もありますが、解脱した人のツイートとか見るとPYの最前列の景色はよく見ても、ファースト最前列の景色は見たことがなく、結局は予約クラスとUGポイントで駆使することとなりそうです。
それでも序列最初であれば満足という事であります。