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大阪伊丹空港と六甲アイランドとのアクセスを考察

大阪伊丹空港(ITM)と六甲アイランドとのルートを考察してみました。

六甲アイランド

六甲アイランド(Rokko Island)は、兵庫県神戸市東灘区に位置する人工島であり、六甲アイランド全体の住所は特定の場所ではなく、島内にはいくつかのエリアや施設があります。

同じ神戸市内であるので、ポートアイランドにある神戸空港を利用すれば、アクセスは良いと言う事になります。また、神戸空港までは六甲アイランドから直通のバスもあるのですが、フライトの数が少なく伊丹空港のように頻繁にフライトがないと言うのは難点であります。また、直通バスの本数が少ないので、六甲アイランドから時間が合わなければ、六甲ライナー等を利用して、三宮を経由する形となり、時間的には結構かかります。

また、六甲アイランドからは関西空港へのバスもありますが、本数はかなり少なく、1時間以上かかり、大阪中心部を抜けていくため、渋滞につかまる可能性があります。神戸市内とは言え、空港にはなかなか遠い場所でもあります。帯に短し襷に長しといった感じです。

六甲アイランドと伊丹空港のアクセスを考察

そんな中で、六甲アイランドと大阪伊丹空港のアクセスを考えてみました。

六甲アイランドの交通

六甲アイランドは人工島でありますが、鉄道と道路で結ばれており、交通としては、六甲ライナーと路線バスがあります。渡し舟とかで行き来しているわけではなく、物流などではホットな兵庫県の経済の寄与している場所でもあります。

ポートライナーはJR住吉駅、阪神魚崎駅で乗り換えが可能であり、路線バスは三宮(三ノ宮)駅と阪神御影駅、阪急御影駅、阪急岡本駅、JR芦屋駅で乗り換えが可能であります。

余談ではありますが、六甲アイランドから大分と門司港へのフェリーがあります。大分空港と北九州空港で羽田空港に乗り換えるようなYouTuber的なルートは、今回は想定していません。

大阪伊丹空港の交通

一方で、大阪伊丹空港の交通は以下のとおりです。六甲アイランドとのアクセスに現実的なルートのみピックアップしています。

大阪モノレール 蛍池(阪急) 千里中央(北大阪急行/大阪メトロ)

リムジンバス 新大阪駅 大阪駅 三ノ宮駅 阪神甲子園駅

伊丹市バス  JR伊丹駅 阪急伊丹駅

鉄道を利用した場合

鉄道の場合、運賃が安く、バスのように渋滞で遅れることがなく、本数が多いため、比較的容易に利用できます。行き当たりばったりで言っても、あまり待ちがなく、行けるルートでもあります。

一方で、乗り換えの際は階段やエスレーターでの上下移動、混雑している時間帯では着席できず立つことになる、快速や特急の活用が地元民でないと難しいなどのデメリットがあります。

以上から、考えられるルートは以下のとおりです。運賃は割引や乗り放題切符などは考慮せず、普通運賃の合算で算出しています。

大阪モノレール蛍池⇒阪急・十三乗り換え御影駅⇒路線バス六甲アイランド

64 分   760円

大阪モノレール蛍池⇒阪急・梅田乗り換えJR住吉駅⇒ポートライナー六甲アイランド

67 分   1,100円

大阪モノレール蛍池⇒阪急・梅田乗り換え阪神魚崎駅⇒ポートライナー六甲アイランド

68分    990円

大阪モノレール千里中央駅⇒地下鉄新大阪駅⇒JR住吉駅⇒ポートライナー六甲アイランド

78 分   1,400円

伊丹市バス⇒JR伊丹駅⇒尼崎乗り換えJR住吉駅⇒ポートライナー六甲アイランド

87分    900円

となります。鉄道同士の乗り換えでは、梅田/大阪は10分、それ以外は5分、バスは10分ぐらいの乗り換えとして計算しています。バスの本数などからするともっとかかると思いますが、以上のように計算しています。

大阪空港から六甲アイランドの位置はざっくり言うと南西であり、鉄道を使おうとすると大阪モノレールで一旦、東に向かうので、ディスアドバンテージであり、所要は1時間超となっています。各ルートはそれぞれ乗り換えは3回以上ありますが、やはり鉄道は速いのを感じます。

最安は蛍池と十三と御影乗り換えルートであり、会社は3社しか利用していないので安いと言えます。ただ、このルートにおいては、最後はバス利用のため、時刻表の組み立てが必要であります。

また、梅田に出るルートはわかりやすいですが、広大な大阪駅と梅田駅構内を歩くため、かなり時間と体力がかかると言えます。

そして、千里中央で地下鉄を利用するルートは時間がかかり、高いのであり得ないルートであります。地理的に正当なルートである伊丹駅に行くルートはバスの時間がかかりすぎるため、アウトであります。そんなに本数もないですし。モノレールと阪急とバスと言うのが安いと言う正義があるかもしれません。

リムジンバスを利用した場合

リムジンバスは各ターミナルにダイレクトにアクセスし、伊丹空港、各ターミナルでは階段などの上下移動がないので楽であります。ただ、デメリットとしては渋滞にはまる可能性がある、鉄道と比較して運賃が高め、混んでいると積み残しされる可能性がある等があります。そうした事はありますが、以下のとおり、リムジンバスを組み合わせたルートを考えてみました。

リムジンバス三宮駅⇒路線バス六甲アイランド

68分    1,470円

リムジンバス大阪駅⇒阪神魚崎駅⇒ポートライナー六甲アイランド

75分    1,200円

リムジンバス大阪駅⇒JR住吉駅⇒ポートライナー六甲アイランド

74 分   1,310円

リムジンバス新大阪駅⇒JR住吉駅⇒ポートライナー六甲アイランド

75分    1,240円

リムジンバス阪神甲子園駅⇒阪神魚崎駅⇒ポートライナー六甲アイランド

61分   1,230円

リムジンバスについては大阪伊丹空港から直接神戸に向かう路線は早く、1時間ほどでアクセスできます。しかも、リムジンバス三宮駅⇒路線バス六甲アイランドはバスとバスと1回の乗継であります。三宮での歩道橋を渡る(行き方によっては不要?)以外は階段もないので便利であります。ただ、運賃としては鉄道ルートを含めても最高額であります。

加えて、リムジンバスの三宮線は混んでいるイメージがあるのは難点であります。補助席とかもかつようしていっぱいいっぱいなイメージがあります。加えて、意外と降車で時間がかかるケースがあります。

伊丹空港から大阪方面は近く、バス代が安いため、大阪駅を経由するのも有りと言えますが、所要は若干伸びます。ただ、この区間のバスルートは意外と定時性があり、安いので活路はありそうです。六甲アイランド直行以外で大阪市内立ち寄りの場合は選択肢となりそうです。

ただ、乗り継ぎを考えると新大阪は比較的わかりやすいですが、広大な大阪駅ではバスから鉄道への乗継はかなり時間がかかるので場所の確認は事前に必要であります。一見さんには難儀であります。

そして、時間とコストで優れているのが甲子園経由であります。伊丹空港から甲子園までは30分、甲子園から六甲ライナー乗り換えの魚崎駅までは9分、六甲ライナーは7分と地図で最短ルートに近いので、一番メリットがありそうです。

ただ、バスの運行本数が少ないので、その時刻で組み立てるのであればと言う事になりますが。

甲子園経由で大阪伊丹空港まで行ってみた

と言うわけで、時間とコストと乗り換えにおいてベストっぽい、甲子園経由のリムジンバスルートを利用してみました。

六甲アイランドの中心部とも言えるアイランドセンターからスタートです。平日13:59発の住吉行きで魚崎まで行きます。空いていて余裕で着席できました。島を渡るので景色が良いです。

魚崎駅には14:05に到着です。阪神の駅とはちょっと離れており、乗り継ぎ時間は結構、短いので一見さんは焦って走ります。

と言っても、2分ぐらいでホームまで到達できました。この辺りは余裕を少しつけても良いかなと思います。魚崎と住吉が混ざってしまい、魚住と想起してしまいます。吉崎にはなりませんが。

と言う事で、甲子園に停車する14:08発の直通特急の梅田行きで甲子園を目指します。甲子園を目指すと言うと県大会みたいであります。

芦屋と西宮に停車し、14:18に到着であります。アイランドセンターから20分かからずであります。甲子園駅にはタイガースローソンがありました。何とかローソンが多いローソンであります。auローソンとか、成城石井ローソンとかもできそうであります。

しかし、イオンやビックカメラも進出しているのは日本の縮図です。

大阪伊丹空港へのリムジンバス乗り場は駅改札からは離れており、時間は10分ぐらいはみた方が良いと言えます。

今回は時間があったので、バス停近くにあったコメダで休憩します。コメダでアイスティーと言うのはなかなか非国民でありますが、このあと飲むお酒のために、刺激が強いコーヒーは控えます。個人的には紅茶と緑茶は良いのですが、コーヒーだけは胃が受け付けません。あと排尿時のコーヒーのフレグランスも受け付けません。

今回は撮影もあり、余裕を見ましたが、アイランドセンター14:23発で出発してもリムジンバスには悠々と間に合う感じであります。やはり、乗り換え負担が少なく、コストが安く最速と言うのは証明できます。

六甲颪に~であります。こうしたことからも六甲アイランドも近いわけであります。しかし、駅から来ると高速の高架橋のせいで全景が見えないのは少し残念でした。場所を変えれば、全景を見えるようですが。日本橋のように高速道路を地下化するかはわかりませんが。

伊丹空港が近いので、離陸していく飛行機が見えます。ANAの78Pでしょうか。

バス乗り場であります。先述のとおり、本数は少ないところでありますが、早朝と日中は旅を組み立てられそうな時間帯であります。まあ、伊丹空港の出発時間に制限があるので、夜は早めに終わりであります。運賃は730円とリムジンバスでは安い部類であります。ANAだと30分と言うのは良いところであります。

15:00発の伊丹行きのバスであります。利用率は40%前後であり、隣席は空いており、運転席に近い前の方でも誰一人隣席はいない状態でした。交通系ICで先払いをします。

三宮線の混雑度とは別世界であり、これなら六甲アイランドからは、時間が合えば甲子園と言うところであります。

結構迂回するなと思いつつも、10分ぐらい下道を走った後に業務用スーパーとか見えて高速に入ります。西宮あたりでしょうか。そこからはあっという間で豊中インターでグルグルして大阪空港であります。

距離的にもっと早く到着するかと思いましたが、ほぼ定刻通りの30分でした。と言う事で、六甲アイランドから伊丹空港まで最短ではほぼ60分程度でアクセスでき、比較的ストレスのない乗り継ぎでコストも安いと言えます。

最後に

今回は六甲アイランドと伊丹空港間のアクセスを考察してみました。関東で言うと羽田空港からあざみ野までの移動に近いかもしれません。鉄道では数多の乗り換えが発生しますが、リムジンバスを使うと時間と乗り換えの手間が少ないと言えます。その分コストは余計に発生しますが、それほど高額ではないので、タイムイズマネーで活路はありそうです。

まあ、あざみ野と六甲アイランドの人気度は別の話とします。

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