アップグレードについて改めて考えてみました。
アップグレードの順番
昨年、ちょうど1年くらい前にアップグレードの順番について、考察してみました。
当時とあまり、考え方に変化はなく、以下の順番が優先しているのかなと思います。
DIA優先>予約クラス>時系列
基本的に早い者争奪戦であり、空席待ちの場合も基本的には早い方から優先されます。ただし、そこにダイヤモンド会員が後からエントリーしてきた場合は、ダイヤモンド会員が先頭に立ちます。さらに同じダイヤモンド会員が入って来た場合はダイヤモンドの中で順番待ちが発生します。
しかし、購入した金額は全く考慮されないのかと言う事になります。
エコノミー・プレミアムエコノミーからビジネスクラスにアップグレードできるマライは上位(運賃が高い順)に下記のとおりです。
G>E>Y>B>M>U>H
GとEはプレミアムエコノミー、Y,B,Mは100%加算、U,Hは70%加算のエコノミークラスです。路線によってはプレミアムエコノミーの設定がない路線もありますが、GとHでは1区間で数十万円の値差がある場合もあります。
この場合、高く支払ってる方が同じダイヤモンド会員同士では申請した時間が優先するように見えますが、公式(していないかもしれませんが、サービスデスクでは必ずダイヤモンド会員で何人待ちというのは問わなくても言うケースが多いので)では、やはり時系列のようです。
ただし、空席待ち先頭でプレミアムエコノミーからの申請の場合は、この先、フルフェアビジネスクラスを購入する人があまりいないと想定される場合は早々に空いている席を割り当ててしまうのかもしれません。
そして、搭乗時間が迫るにつれて、空いている席を順番に割り当てていると言う事が何となく想像できます。
会員種別・購入クラス・時系列だけではない
やはり、ダイヤモンド会員、予約クラス、時系列のあたりが関連するのは今も昔も変化はないようです。そして、もう一つ重要なのが座席数であります。北米路線はビジネスクラスの座席数の多い77Wですが、欧州と豪州は789であり、座席数が違います。豪州路線は飛行時間が長くないので、エコノミー最前列でも我慢できますが、欧州路線は倍近いので是非ともアップグレード死守したいところです。
また、77Wではたった8席ですが、ファーストクラスもあります。ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードを考えるとビジネスクラスで1-2席は直前に空きが出る可能性もあります。
ロンドン線とフランクフルト線でビジネスクラスが落ちてくるタイミングは違いのもそうしたところにあるのかもしれません。
ダイヤモンド会員で失敗したケースは少ない?
個人的にですが、ダイヤモンド会員になってからロングホールのフライトでのビジネスクラスへのアップグレードが失敗したことがない点であります。一番ギリギリはゲートでと言うのがありましたが、それは1回のみであり、2割は当日空港のチェックインカウンターとなっております。3割はアップグレード申請時点で空席があり、約半分はメールでアップグレードの案内が来ると言うのもです。
他はどうなのかとSNS等をクロールしてみても、ダイヤモンド会員で失敗したと言う事は見たことがなく、やはりほとんどは成功しているのではないかと思います。
もしかすると、失敗してあまりの憤りでダイヤモンド会員をやめてしまい、関わらないようにしているのかもしれませんが。
ただ、一般的にはダイヤモンド会員の場合はアップグレードサービスがダイヤモンドサービスの真骨頂とも言えるので、ここが頻繁に不全となると、ガタガタとなってしまっていることになりそうです。
スイートラウンジが混雑して不愉快だ、伊丹のダイヤモンド行列が嫌だと言うのはあっても、やはりアップグレードと言うところでしょう。
ただ、逆に言うとダイヤモンド会員で国際線で、ビジネスクラスにアップグレードできる運賃で搭乗すると言うのはそんなに多くないのかもしれません。また、アップグレードできるポイントやマイルを青天井のように保有している人は超レアなので、ダイヤモンド会員全体のイベントと言うわけでもなさそうです。
最後に
ビジネスクラスへのアップグレードを再考してみました。ダイヤモンド会員でかつ、アップグレードできる運賃はそこそこ高く、フライト全体としてみれば、アップグレードは大行列(そうしたタイミングもないわけではないですが)するものでもないので、ダイヤモンド会員であればほとんど成功するのかもしれません。
まあ、最近の異常気象で欠航が出たり、異動・就学のシーズン(3-4月、9-10月)は恒常的に流動が多そうなので、そうしたケースに遭遇してしまうかもしれませんが。