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茨城空港を利用してみた

茨城空港を使ってみました。ターミナルの設備を中心にまとめてみました。

茨城空港の概要

茨城空港(いばらきくうこう、IATA: IBR - ICAO: RJAH)については、Wikipediaでは下記のとおり、まとめられています。

百里飛行場(ひゃくりひこうじょう)は、茨城県 小美玉市(おみたまし) 百里・与沢にある自衛隊と民間の共用飛行場である。

防衛省・航空自衛隊が管理する飛行場であったが、2010年に民間共用化され茨城空港(いばらきくうこう)としての営業を開始した。

滑走路と自衛隊施設の大半は百里にあるが、茨城空港の空港ターミナルビルは隣の与沢にある。

Wikipediaより

茨城空港は民間利用の空港としてゼロから建設されたわけではなく、もともとあった航空自衛隊の基地の滑走路を利用して、民間利用のためにターミナルを造り、軍民共用(表現は色々ありますが)の空港であります。

展望デッキからは滑走路を挟んだ先に自衛隊施設が見えます。これは、新千歳や三沢、小松、米子、岩国、沖縄などに似ています。

空港コードについては、IATA: IBR - ICAO: RJAHとなっています。マイル計算のサイトではいまだに出て来なかったりするのでマイナーなのかもしれません。

滑走路は二本あり、下記のとおりです。

03R/21L    2,700×45 
03L/21R    2,700×45 

成田や羽田の方がスペックは良いですが、伊丹級の滑走路でもあります。軍事緊張が高まると利用頻度は減らざるを得ないのですが、第3の首都圏空港としては利用してみる価値がある有りと感じました。

茨城県民のための空港として当面は成熟させた方が良いかもしれませんが。

空港へのアクセス

茨城空港については、鉄道駅でもっとも近いのは、JR常磐線の石岡駅であります。土浦と友部の間と言った感じであります。つくばエクスプレスでつぐは駅から茨城空港に行くのはちょっと辛いと言えます。

東京駅からの場合は、特急ときわがほぼ1時間に1本ででいます。常磐線では上野を出ると水戸までノンストップのひたちがありますが、こちらは石岡に停車しないので、利用できません。ときわは東京駅から60分ちょっとであります。

石岡駅からはバスになります。JR東日本の主要駅は結構新しくなっていますが、基本的には東西連絡通路の役割が大きいと言えます。

茨城空港からは関鉄グリーンバスが茨城空港まで空港連絡バスを運行しており、ほぼ1時間に1本であり、JR特急に合わせた時刻となっていますので、乗り継ぎは時間は20分足らずでした。

普通のバスかと思うと石岡駅を出発して、まもなくバス専用道に入ります。石岡一高下 - 四箇村駅間の5.1km間は、旧鹿島鉄道の線路跡を利用したBRTであります。一般道とクロスする場所に遮断機があり、通過後に遮断機を開けるのはバスの運転手がリモコンでやっているそうで、忘れないものか気になるところであります。

所要時間は石岡駅から35分であり、空港の一つ手前のバス停には空のえき そららがありました。空のえきとはありますが、実質的には道の駅な感じでした。空港から歩くと1km位の距離です。バス乗客は自分を含めて、石岡駅から茨城空港でしたが、一人だけ途中から野菜を積んだ段ボールを抱えたおじいちゃんが乗車し、空のえきで降りていきました。納品ですかね。

バスの運賃は石岡駅から大人630円 小人320円(片道)であり、交通系ICカード(Suicaなど)は利用可能です。ICの場合は1円安くなるようです。

ターミナル周辺

先述のとおり、百里基地と共用されているため、ターミナル横はちょっとした公園となっており、航空自衛隊の戦闘機が展示されていました。

RF-4EJは偵察機という事ですが、コンコルドよりも速いマッハ2.2も出るのですね。東京と大阪間は約11分とリニアもぶっ飛ぶ速さであります。これで、羽田⇔沖縄修行したら1週間でダイヤモンドになれそうです。

そして、驚いたのが広大な駐車場に満車に近い車が駐車しているところであります。心なしか世界のT社の自動車が多いようにも感じますが、シェアを思うと一般的かもしれません。

やはり、東京にいると実感しませんが、車社会と言うのが日本なのでしょう。

ターミナル内

ターミナルビルに入ると入って左側は国内線(実質スカイマーク)であります。スカイーマークは同空港を独占しており、駐車場の稼働状況や空港内の混雑を見るとと源泉なのかもしれません。

ターミナル右側は国際線のチェックインカウンターであります。利用した時はタイガーエア台湾(TPE線)のみでしたが、8月4日からは春秋航空が上海浦東線に就航しているので、似たように顔の人が多い空港でもあります。

日本の空港では珍しく、保安検査場は国内と国際線ともに1階にあり、チェックインしてすぐに搭乗口に行けることとなります。同空港は搭乗橋がなく、歩いて飛行機に向かう構造なため、こちらの方がメリットがあるようです。

フードコート・ショップ

そんなに大きな空港ではないので、たくさん店舗があるわけではありませんが、国内線のチェックインカウンターの裏(1階)にはJR北海道よりも北海道では重要なインフラとも言えるセイコーマートがあります。コンビニとしては日本最古であり、北海道ローカルと思いますが、結構前から茨城と埼玉に進出していました。個人的にも、社会人になって初めて住んだ場所の通勤途上にセイコーマートがあり、お酒や北海道の地場産品が多い記憶があります。

エスカレーターで2階に上がるとショップとフードコートがあります。お土産店が2店舗あり、どちらも結構混んでいました。そして、空港がある茨城県小美玉市(おみたまし)の観光案内があります。

こちらの売店では百里基地の航空自衛隊グッズもありました。市ヶ谷にはないレアグッズも有りそうです。

そして、今はどうか不明ですが、高利益率であるガチャコーナーが大きく場所をとられています。海外から来た人にとっては残ったJPYを消化するのには丁度良いと始まったものですが、キャッシュレスが進んだ現在はどうなのでしょう。

2階は1階からの吹き抜けを囲むようにロの字型をしており、店舗やフードコートが設置されており、一番狭い空間である駐車場側はカウンターテーブルが並ぶ休憩スペースとなっています。

そして、一番気になるフードコートであります。お昼ど真ん中という事も有りますが、激込でした。ただ、何とか席は待たずとも確保できました。静岡空港もそうでしたが、空港としては大きくはありませんが、フードコートとかは激込している空港であり、県の経済力とかが影響しているのかもしれません。

新千歳以外の北海道の各空港や東北の空港の休日の昼とは対照的であります。

レストランは2店舗あり、ひとつはすぎのや本陣、もうひとつはSKY LIGHT CAFEであります。前者はがっつり食事をするレストランメニュー、後者はコーヒーを中心としたカフェメニューであります。そして、カフェの店舗ではアルコールも提供されています。(運営は同じなので両方で提供してもよさそうですが)

ということで、お昼にあわせて、ワインが飲みたかったので、店舗は別々ですが、それぞれ注文するとそれぞれ、呼び出しバイブが渡されます。どっちがどっちかわからなくなります。数字はなかなか不吉な数字でしたが。

先に食事を頼んで、ワインを別な店舗に頼みに行きましたが、ワインの方が時間がかかりました。ただ、ワインを注ぐだけだと思いましたが、順番優先のようでした。

そして、メインディッシュはソースかつ丼としてしてみました。地元の美玉豚と書いていたのでオーダーしました。揚げたてであり、丼からはみ出るボリュームでした。一方で、ご飯は意外と浅い丼のため、酒飲みはベストと言えるかもしれません。結構時間がかかると思いましたが、ワインよりも早く、テキパキと仕事をしているようでした。

すぎのや本陣は北関東を中心とした和食ファミレスであり、茨城、栃木、埼玉、千葉に展開しています。小麦粉大量使用の群馬のグルメは厳しいのか進出していないようです。

展望デッキ

フードコートのある2階には展望デッキがあります。あまりに暑く、直射日光が強いためか、ほとんどの人は日陰となる場所にいます。暑い。

タイミングよく、これから乗る神戸便が来ました。PTBがないのですっきりしており、飛行機がちょっと遠くに駐機するのも特徴的であります。何も遮ることのない平野と真夏の晴天が印象的な茨城空港でした。

最後に

はじめての茨城空港でした。カードラウンジを含めてラウンジはありませんが、ショップやフードコートは首都圏では味わえないコンビニやレストランがあるのが特徴的であります。関東近隣の空港では羽田、成田が目立ってしまいますが、茨城空港は県民にも利用されているようであり、首都圏第三の空港に、静岡空港よりも現実的になりえるかもしれません。その時、私は草葉の陰にいることとなりそうですが。

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