アシアナ航空のビジネスクラスが安いので、東南アジアの路線別にまとめてみました。
シンガポール路線
ソウル仁川からシンガポールチャンギまでダイレクトに行くフライトです。クアラルンプール発券を考えている人にとっては、クアラルンプールまでLCCだと苦行であり、時間は費やすものの、プレミアムポイントに資さないところであります。
スターアライアンスの片道で快適に行けるフライトがせめて、ソウルや台北からあればと考える人もいるかもしれません。
そうした中で、アシアナ航空のビジネスクラスが下記の運賃でありました。
9月16日の土曜日に仁川空港を19:30に出発します。チャンギ空港には日付の変わった深夜1:30に到着となります。入国せずにプライオリティパスで転々とするのも良いですし、市中に出かけて、夜遊びをして、バスでクアラルンプールを目指すのも良いかもしれません。まあ、折角空港なので、LCCでも飛行機でクアラルンプールを目指した方が面倒はないと言えます。機材はA330とワイドボディであり、夜ので通路側を選択すれば気兼ねなく、トイレに行けます。
予約クラスはUクラス(125%+400PP)であり、3,984PPとなります。運賃は約52,261円となります。プレミアムポイント単価は13.12円/PPと10円は切れませんが、ビジネスクラスで片道で、総額が大きくならないので、メリットは有りそうです。シンガポールが本命と言えます。
ホーチミンシティ路線
続いては、ホーチミン路線であります。
こちらは9月6日の19:25にソウル仁川を出発し、ホーチミンには22:40に到着します。かんばれば、そのまま日本に戻れそうですが、無理はせず、ホテルで泊まってサイゴン観光でもした方が良いかもしれません。こちらも機材はA330であります。
予約クラスはUクラス(125%+400PP)であり、3,161PPとなります。運賃は約47,443円となります。プレミアムポイント単価は15.01円/PPとこちらも10円は切れませんが、ビジネスクラスで片道であり、プレミアム株主優待の沖縄よりは単価は良さそうであります。
マニラ路線
三つめは、頻繁に渡航していると怪しまれるマニラ行きであります。マニラは東南アジアとしては台北よりちょっと遠いくらいであり、単体ではあまりメリットはありませんが、ANAマニラ発券とかの北米行きの燃油サーチャージが低いため、メリットがあります。
こちらも夕方便であります。機材は大きく、B777であります。フィリピンは人口が多く、国際間での人流が多いと言うことかもしれません。
予約クラスは同じく、Uクラス(125%+400PP)です。プレミアムポイントは2,420PPとなります。運賃は約40,645円となります。プレミアムポイント単価は16.80円/PPとこちらも10円は切れませんが、4万円ちょっとでフルサービスキャリアのビジネスクラスが利用できるという事になります。
変わりダネですが
最後はちょっと変わりダネですが、サイパンまでのアシアナ航空の直行便であります。
こちらは夜行便であり、夜9時半前に出発し、サイパンには深夜3時前に到着します。ギャラクシーフライトのようです。そう言えば、今年もアナウンスはないので、もしかしたら、ディスコンかもしれません。
機材はA32Qであり、例の扉を開けた機材と同一機材かもしれません。
予約クラスは同じく、Uクラス(125%+400PP)です。プレミアムポイントは2,825PPとなります。運賃は約53,669円となります。プレミアムポイント単価は19.00円/PPとマイル修行には適しませんが、一生に一度はバンザイクリフに行きつつ、プレミアムポイントが積算するのはメリットかもしれません。
以上の他には現在、破格の製作費をかけているテレビドラマのロケ地であるモンゴルへのビジネスクラスも単価は悪いですが、いつもよりは安い運賃がありました。
アシアナ航空はビジネスクラスを投げ売りか!?
もともと、アシアナ航空の東南アジア行きのビジネスクラスの運賃は結構安いものの、いまいちであったと言う所で、食指が伸びないところでありました。それが、今回は一歩踏み込んでおり、クアラルンプール発券のスターターとしては快適であり、それ自体がプレミアムポイントが積算する案件であります。アシアナ航空の決算月は12月末日であり、現在は第4四半期(10-12月)に四半期への仕込み時期と言えます。
買収された大韓航空に大きくプレッシャーをかけられ、搭乗率の改善や最終決算で有終の美を飾るためか不明ですが、投げ売りのようにも感じます。ビークルみたいなことかもしれませんんが。
まあ、マイル修行をする人にとっては安ければ、安いほどメリットがあるので、将来的にはどうあれ、ウェルカムとなってしまいます。仮にアシアナ航空がスカイチームとなり、スターアライアンスから離れると、特典ビジネスなどでヨーロッパに行く選択肢は減ってしまいますが、致し方ないと言えます。
その分、デルタのマイルでの日韓線が確保しやすくなると体力の負担が少ないソウル発券に対してはメリットも有りそうです。
最後に
何だかんだで、スターアライアンス特典でアシアナ航空は結構利用してきましたが、アジア向けの路線が安いのはメリットでありますが、その裏に何があるのか気になるところであります。出会いは別れの始まりと言いますが、そういうことかもしれません。
個人的にANAマイレージクラブを長年続けていますが、いつか別れることがあるかもしれません。それは滅びるのか、何かのはずみで合わなくなり、というのは何年重ねても有りえるでしょう。
なんかそんな気分になってしまいました(淋)。