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Uber利用後にチップはいくら払うべきか

タクシーとは違い、事前に利用料金が目安となっており、支払いはキャッシュレスであるUberでありますが、乗車完了後にアプリで通知されるチップや評価について考えてみました。

Uber利用フロー

多くの人が利用されていますが、Uber利用のフローをまとめてみます。

Uberアプリダウンロード

メアドをアカウントとして登録

個人情報を登録(どこにあるか不明なクラウドに情報を登録するのは不安ですが、いざという時に速攻で配車できるのはメリット)

クレジットカード登録(おそらく一番良い方法かもしれません)

このあとはリアルタイムで配車ができます。(例外はありますが)

Apple Payも利用できますが、クレジットカードで事前に決済した方が結局は良いかもしれません。事前決済するとキャンセル料とかありますが、国によりますが、乗車する10-30分前でも確保できるので、あまりキャンセルと言うケースは少ないかと思います。

乗車完了後の評価とチップ

Uberの場合は乗車して、目的地に到着し、一連の旅程完了後にすぐに星評価とチップ依頼の通知が来ます。これは、ドライバーがきちんと運行完了したことをクラウドに伝えることが義務付けられているのか、そのインセンティブがあるのか、それとも主催者であるUberがドライバーのモチベーションとして、早期にチップによるマネタイズや顧客のリアルなエクスペリアンス(評価)のデータを回収するためか、すぐに通知が来ます。

まあ、それらを無視しても、Uberやドライバーにとっては(極端な短距離や途中にてトラブルでもない限りは)不利益にならず、利用者にも不利益はないと言えます。

ただ、それだと、サービスの品質や供給確保において、事業者であるUberにも、登録しているドライバーのモチベーションにもメリットはないと言えます。全くないとは言えませんが、5年働いたら、Uber運行本部長に昇進して、年収が2倍になるとかはないビジネスモデルではありません。ドライバーもコンプライアンス知識や情報セキュリティ知識、人事制度、採算等の知識を身に着けるのが嫌な人は、トラック野郎のようにきっちり仕事をして、人様よりも稼げれば良いと言う人も多いかもしれません。

ただ、そうした中でのインセンティブは後席(人によってはドライバー横の助手席に乗る人もいますが)に乗せた利用者の声やチップが原動力と言えます。最近はキャッシュレスとなり、もはや都市伝説かもしれませんが、欧米のホテルで部屋まで連れて行く、ドアマンに紙幣を渡すとニコッと表情が変わるのが生計となっている一面とも見えます。

まあ、日本のホテルではそうしたことをしても、規則でダメですからとか、断られるケースも有りますが、今の経済水準ではそうしたことは有りかもしれません。考え方にとっては横領や背任行為とも捉えられますが、経営者が求めるサービスの対価を満たしていれば、チップ制度は有りと言えます。とにかく、人手不足とも言えます。

旅館の心付け

以上のように、日本では真正面からチップと言うものは従業員と言う立場では、副業と言うか、背任と言うか、業務上横領と言うか、疑われるものであり、断るところでもあります。

一方で、古から、旅館利用時に、良くしてくれた仲居さんに心付けとして最小紙幣を渡したりします。サービスを金で評価すると言うネガティブな意見もあれば、本当に快適であり、気持ちよかったという事を評価する指標(今ではSNSのいいねや旅行サイトでの星評価)相当とも言えます。

現金で貰えれば、ベストですが、旅館内でチップ稼ぎとか悪評となり、日本ではなかなか、評価対象になるか不明でもあります。海外ではこうした高チップゲッターとそうでない人とサービス品質の計測が不明でありますが、顕在するのは利用者から見たサービスの質と雇用確保にはプラスに向いていると言えます。

SNSが発達した時代では、高チップゲッター=サービスの手厚いてスタッフ=高評価はどうかと言えますが、やはり、人材不足のなか、確保のためには色々な手段を尽くさないといけないのは洋の東西共通の課題かもしれません。

どれぐらいチップをつければよいのか

Uberのチップは到着した車内ではなく、下車して別れた後にアプリからの通知でそれをすることになります。従って、当事者間で対面でチップを現金で渡すことはなく、スルーしてしまえば、それまでであります。また、チップを渡す際のアンマッチの気まずさもないと言えます。

ただ、ドライバー側からも乗客を評価する仕組みがあり、あまりに評価が低いとペルソナ・ノン・グラータという事になります。決めた時間に待ち合わせ場所に時間通りに待っていたり、普通に乗車して、静かにしていれば、最高評価の5とかされると思います。

ただ、過去に某国営放送の旧アナウンサーのように車内で暴れん坊将軍だったりするとその評価は下がり、配車をしてもなかなか来ないと言うケースもありえるでしょう。

お客様は神様と言う神話がありますが、お客様も神様のような誰に対しても朗らかであり、言う事を聞くという事が必要な仕組みがとられているのはライドシェアらしいとも言えます。

では、チップはどれぐらい付ければ良いかという事になりますが、乗客としての立場(時間通りに指定場所に来た、目的地までの所要時間に大幅に遅れることがない、乱暴な運転でない、車内が常軌を逸する汚さでない等)を鑑みて、それがクリアされているようであれば、問題ないと言えます。

そうした場合のチップは、近距離ではUberで選択する距離としては最低1,000円以上となるでしょうから、10%(各国で発行している紙幣1枚ぐらい、それが硬貨の国もありますが)で良いと言えます。ネット決済なので、コインとか紙幣を気にすることもないのがメリットと言えます。

そして、ドライバーへの☆評価ですが、前述のトラブルがなければ、5か4かなと思います。まわりまわって、自分の評価につながるところであり、機動的に移動したい時に有効になることにもつながります。

普通のタクシーよりはコストは圧倒的に魅力的であり、チップをつける余裕があれば付けた方がまわりまわって自分に振り替えるのでやった方が良いと言えます。また、☆評価も指定した時間に来て、目的地まで予定に近い時間に運んでくれたとなると感謝を込めてするべきかもしれません。

海外で利用の場合は、政府の施策により、自動車に対する施策や規制による際はありますが、ライドシェアの自動車はタクシーよりもいい車種が多く、熱心なドライバーであれば車内が清潔だったりするので利用価値は有ると言えます。ノルウェーで利用した時はテスラであったり、結構いい車に乗れたりします。

日本のタクシー基準が変わらなければ、チップや星評価も

日本のタクシーにおいては、基本的にチップはないと言えます。まあ、運賃が4,770円で、乗客が5,000円紙幣を出して、お釣りは要らないと言われた場合の値差の処理が気になるところであります。ドライバーの懐に行くのか、運営企業に行くのか、労使間でレベニューシェアをするのか不明でありますが、今の時代はドライブレコーダーがついているので、もっともレベニューシェアは自明とも言えます。フル還元のインセンティブにしても良いくらいと言えます。

以上のように、日本国内のタクシーと言うと、チップ受け取り厳禁みたいですが、チップ確保を奨励した方が良いかもしれません。その理由としては人材不足であり、タクシードライバーになる人よりも、インバウンドの観光客が増殖してしまい、日本の交通アクセスが破綻してしまうかもしれません。

ドライバーとしての誇りをキープできる星制度を導入して、タクシードライバーは勉強して、利用者のことを考えれば、自身の未来が開けてくれることを解ければ、経済に貢献できるかもしれません。まあ、そう簡単なこととは思えないですが、積極的になる人も出てくると言えます。裏をかいて悪あがきをしないような対策は色々と必要かもしれませんが。

最後に

ライドシェアという新たな概念(以前からの白タクにも似ていますが)が一つの公共交通に近い地位になっています。

ある意味、その利用に対しての啓発も必要であります。ただ、ネットのようなシステマチックな手配となっても、人と人の信頼関係が大事かもしれません。利用者は自分で決めた場所と時間を厳守していく、ドライバーはそれを忠実に守り、トラブルなく、目的地まで所要時間に届ける、そして、利用者はそれが実現したらドライバーを高く称賛することが大事かもしれません。その信頼関係がライドシェアの継続的な利用でメリットが増すかもしれません。

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