
ボルチモア発券のスターアライアンスのビジネスクラスがお手頃路なので記事にしてみました。
ボルチモアとは
ボルチモアはアメリカ・メリーランド州最大の都市で、チェサピーク湾に面した港町です。18世紀から港湾都市として発展し、1812年の米英戦争では防衛に成功したことで、アメリカ国歌「星条旗」の舞台としても知られます。造船や鉄鋼産業で栄えた後、現在は医療・教育・バイオ分野が発展しています。観光ではインナー・ハーバー、ナショナル水族館、ジョンズ・ホプキンス大学が有名で、スポーツではMLBのオリオールズやNFLのレイブンズが熱狂的に支持されています。グルメではクラブケーキや青ガニ料理が名物です。ジョン・ウォーターズ監督の映画の舞台としても知られ、文化的にも独自性が高い都市です。
近隣都市はワシントンD.C.(約56km)、フィラデルフィア(約144km)、ニューヨーク市(約330km)です。
意外にも内陸部かと思っていましたが、奥に入り組んだ湾内とは言え、海岸に面した街と言うのは改めて認識しました。アメリカももっと行って見ねばと思いました。

ボルチモアの空港はボルチモア・ワシントン サーグッド・マーシャル国際空港と呼ばれており、サーグッド・マーシャル黒人初の最高裁判所裁判官であるサーグッド・マーシャルにちなんでいるそうです。
滑走路は3本あり、3,201m,1,524m,2,896mの3本となかなかの空港であります。空港コードはBWIとなります。ブルネイ・ダルサラーム国のバンダルスリブガワンにある国際空港であるブルネイ国際空港はBWNであり、アジア人からすると少し紛らわしいかもしれません。
日本からの直行便はなく、同空港に行くとなると米国の3大キャリアのハブ空港で乗り換えるか、ANAのワシントン(IAD)便でIADに降り立ち、地上移動が一番近いと言えます。
ボルチモア発券ビジネスクラス
と言う事で、ボルチモア(BWI)発券のビジネスクラスの中米行き(実質、南米大陸もありますが)フィーチャーしてみます。
ボゴダ行き

2026年3月18日発であります。ボルチモアを夕方に出発し、ヒューストンで1泊と思いきや日付の変わった0時過ぎに飛び立ち、ボゴタには朝の5:10に到着と言うなかなかのビジネスに使える、短絡便でもあります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 約50,272円
予約クラス P(70%+0PP)
プレゼントポイント 2,420PP
PP単価 20.77PP
PP単価的にはゲホゲホですが、ボゴタまで物価高の中、5万円でビジネスクラスで行けると言うのはなかなかではないでしょうか。
グアテマラ行き

続いてはコーヒーで有名なグアテマラ行きです。こちらは2026年4月29日発です。こちらもヒューストンで乗り換えです。朝6時にボルチモアを出発し、ヒューストンでは1時間の乗継でグアテマラに向かいます。グアテマラには午前中の11:24に到着します。こちらも所要時間が短く、ビジネスとして使える旅程であります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 約43,288円
予約クラス P(70%+0PP)
プレゼントポイント 1,636PP
PP単価 26.46PP
こちらもPP単価はゲホゲホですが、日本からエコノミー通しで買うよりも安く、腐ってもビジネスクラスと言う事で、なかなかお手頃であります。円高にならないかなぁと思ってしまいます。ホノルル発券と比較するとどうかなと思いますが。
ラパス行き

続いてはボリビアの首都であるラパスです。こちらは3区間の乗継であり、2026年2月25日出発です。ボルチモアを昼過ぎに出発してヒューストンには3時過ぎに到着します。ヒューストンでは8時間の乗り換えで夜11時に出発します。夜行便であり、ボゴタには朝5時過ぎに到着します。
また、乗り継ぎ時間が長く16時間15分もあります。これはボゴタ市内を観光でもしないとやってられないところであります。ボゴタはUberが利用できるので比較的廻りやすいかもしれません。数年前に利用しましたが、危ないと感じることはありませんでした。
さらに、アビアンカのラウンジはシャワーがあるのでNH*Gの人は夜にすっきりもできます。
そして、最後はアビアンカのA320neoで夜9時半過ぎに出発し、ラパスには丑三つ時の2:15に到着と中々痺れるルートでもあります。ここは過ごし方は要件です。さらに乗り継いでどこかに行くのであれば始発便にはいい時間かもしれませんが。

運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 69,810円
予約クラス UA区間P(70%+0PP) AV区間D(125%+400PP)
プレゼントポイント 4,712PP
PP単価 14.81PP
こちらはボゴタ=ラパス間がアビアンカでDクラスと言うのが効いてPP単価は15円以下となっております。乗り継ぎ時間は過酷でありますが、安いと割り切りボゴタで観光を考えれば安いと言えます。
普通の旅としてはかなり苦行ですが、マイル修業としてはホテル代を不要として、朝一から活動できるので、ある意味ベストな旅程かもしれません。
まあ、昔はウェルカムでしたが、最近はどうなのでしょう。若返りに良いかもしれませんが。
最後に

ボルチモアはワシントンD.C.から一番近いですが、ロッキーの街のフィラデルフィアも近いところであります。
個人的には、西海岸はシアトル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、サンディエゴに行ったことはありますが、東海岸はニューヨーク、ニュージャージー、フィラデルフィア、ワシントンD.C.マイアミのみであります。

まあ、アメリカの高速鉄道で通過はしてはいますが、ボルチモア発券と言うよりもボルチモアに行って見たくなりました。
その後は中米で訪問国を増やすのも来年はいいかなと思いました。今年はヨーロッパ・中東をかなり行きましたので、来年はカリブや南米がテーマかもしれません。アフリカもあるかもしれませんが。