
ANA208便にてミラノ・マルペンサから東京・羽田までビジネスクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
ミラノ・マルペンサでANAの文字を目にするとは

ミラノと言うとJALの印象が強かったですが、2010年9月末に撤退しており、そこから15年近く経過して日系の航空会社が漸く就航していませんでした。その間にはイタリアの航空会社であるアリタリア改め、ITAエアウェイズが東京に就航していました。かつてはJALとのコードシェアをしており、JMB特典でアリタリアを利用したこともありましたが、現在はANAとコードシェアをしており、ITAエアウェイズがスターアライアンス加盟までと大きく変化しています。
ANA DiamondをMXPで見ると言う景色が来たのは感慨深いものがあります。

一応、紙の搭乗券が欲しいので待ちなくDIAカウンターにて搭乗券をいただきます。イスタンブールとは違い、Fast Trackが利用できるのは良いところです。パリ・シャルル・ドゴール空港のような陰気さもなく、スタッフの感じ良さから陽気に出国できます。


今回のゲートは80ゲートであり、ラウンジ利用は先に書いた記事のとおりです。ゲートに行くとグループ1に先に一人がいました。持っていた搭乗券が目に入りましたが、2枚待っており、SYDと言う文字が見えました。マイル修業なのか、ANAダイヤモンドが心地よくて利用しているのか不明でした。強者か?


マルペンサでANAのトリトンブルーとモヒカンブルーかつ787を見ると言うのはとても新鮮であります。搭乗橋接続はヨーロッパによくあるL2ではなく、L1でした。
搭乗

L1からの搭乗のため、羽田発と同様な景色が広がります。他の欧州の空港と比較しても、ANA便としては日本人が多いのも今のところは特徴的です。

今回はアプリと睨めっこで何とか確保した1H席であります。1A席がベストですが、ダイヤモンド会員としては何とか面目を保てる席です。

アメニティはフル長距離路線仕様です。まあ、ポーチが帰国時には薄いタイプであります。こっちの方が嵩張らず良いのでありますが。

ウェルカムはスパークリングでした。正直、ホテルの朝食、ラウンジからプロセッコ漬けだったのでどうでも良い感じでした。


さてさて、離陸です。フィンエアーが見えたり、B747-8Fが見えたりとヨーロッパかつ、国際色のあるマルペンサ空港を感じさせる景色を見ながらタキシングです。

いよいよ滑走路近くまで行くと、アメリカンのB787の着陸が見えます。787の翼は長いですね。

マルペンサは何度か利用していますが、夜行便だったり、EU域内便だったりとあまり滑走路は印象にありませんでしたが、今回はビジネスクラス窓側と言う事もあり、記憶に残りました。

離陸後の景色はフランクフルトやミュンヘンよりも自然が豊かな感じで、都会を感じることなく雲の上でした。さらばミラノです。

いよいよミラノを旅立ちました。弾丸で行ったベネツィアもフライトマップ上では表示されています。まあ、長いフライトですが、ANA便なのでいつも通りな安心感を期待します。
機内食に期待

ANA国際線・長距離国際線の機内食はいつも通りのパターンです。アミューズ、アペタイザー、メイン、デザートの順であります。ただ、食にうるさいイタリアなので、それぞれ期待するところです。

アミューズはミニパプリカのクリームチーズ詰めとサラミと2種のオリーブ・ピンチョスです。サラミが一番パンチが効いていた感じです。

前菜と言うかアペタイザーはシーフードのマリネとシーフードのコンフィと2色のトマトを添えてであります。トマトサラダのような感じもしますが、ジューシーとタンパク質系の味わいがちょうど良いところです。全体的にはトマトが多く、サラダです。

メインについては珍しく魚にしてみました。サーモンのローストとムール貝サフラン・クラムソースです。ムール貝は原型なく、ソースでした。芽キャベツが印象的ですが、全体的にボリューミーではありませんでした。まあ、酒飲みにはこのくらいが良いですが。
イタリアだと地中海なので、地中海産の肉厚のマグロステーキが魚料理としてはドストライクのようにも感じました。マルタで食べたマグロステーキが今でも記憶にあります。

デザートはヘーゼルナッツとチョコレートケーキでした。多分これが、甘いものが苦手な自分でもベストと言えます。

いつも通り、余韻が長くて3杯嗜み、就寝です。ビジネスクラス搭乗記を書き始めてから8年以上経過していますが、お酒が弱くなった且つ、疲れやすいのか爆睡時間が以前比較して増えてしまいました。まあ、精神的にも体力的も良いのですが。
一旦、目覚めますが

とは言え、以前と比較すると爆睡はしますが、途中で目が覚めてしまいました。中央アジアであり、カザフスタンは過ぎたあたりでしょうか。南回りルートと言うかこの辺りのフライトだとシルクロードルートであります。IST便は公認でシルクロードと言っているので、そんな感じです。

一応。窓からの景色を撮影してみましたが、既に朝です。もしかしたら、日没前かもしれませんが。
朝から

と言う事で2度目の食事であります。ANAの場合は1回目の食事終了後、お好きな時にという建付けであります。基本的にはレンチンメニューであります。

と言うことで、今回はミラノ便限定のペコリーノチーズとブラックペッパーラビオリ ミントクリームソースとガーデンサラダとしてみました。クリーム系パスタであり、東京で調理したのかミラノで調理したのか不明ですが、いままでに食べた2度目の食事のパスタの中では一番美味でした。薬味的な香草が効いているのかもしれませんが。
イタリアンなは色々なバリエーションを探求するところからもミラノ便のビジネスクラスの機内食は発展があると何となく、CAさんと会話して感じました。

フライトもそろそろ、縁も高輪プリンスホテル(おじさん)でありますが、パスタとなると余韻で白ワインが飲みたくなるところです。ワインの産地も随分、通過してきました。

今日は終日オフにしているので、朝からワインも罪悪感が薄れます。まあ、平日に朝4時ぐらいに目が覚めてボトルに少しワインが残っているとゴミ減らしで飲んでしまいますが。
そんなことを考えることもなく、味噌汁代わりにワインをお替りします。
ランディング

日本領空に入ると梅雨時期の季節で雲が厚く立ち込めます。一気に日本の生活に戻ります。しかも、朝なので、本日はオフですが、月曜日な朝な感じです。

幸いなのかターミナル2到着でしたが、沖止め最高でした。隣にはANA50番目の787であるJA882Aでした。今回搭乗したのはJA928Aであり、2020年3月に受領された新しい789でした。古傷も目立たない機材でした。

日本領空では雲が立ち込めていましたが、羽田は雲一つない快晴でした。ただ、すぐに汗が噴き出す猛暑でした。ある意味、東京らしいですが。睡眠の多いフライトですが、弾丸旅程でしたので、なんか疲れました。


ターミナル2と言う事もあり、国内線到着な錯覚もありますが、朝の混雑のモノレールで浜松町に向かいます。丸亀製麺は朝からの盛況のようです。朝から小麦はと思いますが、朝からトーストあまり変化はないようです。
出汁の香りに誘われましたが、直行で帰宅しました。

今回は令和時代の南ルートでした。シルクルートであり、最後は中国を大幅に縦断するルートでした。中国の航空会社はロシア上空を好き放題ですが、一応、日本のキャリアには自国の上空通過を許容しているのが、不思議でもあります。それが実現できいないと結構大変だったかもしれません。
最後に

今回はミラノ・マルペンサから羽田までANAビジネスクラスに搭乗してみました。フライトは長いものの、食事をしている以外はほぼ睡眠と旅疲れをリセットできるかのようでした。
ミラノから羽田にダイレクトに行けるのは毎日ではないですが、実現すると結構重宝されるフライトでした。機内食はこれからどんどん改善されるようで、楽しみであります。