サンフランシスコから東京までANAビジネスクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
看板路線の多いサンフランシスコ国際空港
飛行機の便名は若い番号ほど、その航空会社において、看板路線であり、サンフランシスコ国際空港はロサンゼルス国際空港よりも早く1927年に開港しており、西海岸の空港としては老舗のためか、「1」を便名につけている路線が多く、主な数字の若い便名は以下の通りです。
シンガポール航空 SQ1 シンガポール(via香港)
ユナイテッド航空 UA1 シンガポール
日本航空 JL 1 羽田
チャイナエアライン CI 3 台北桃園
エバー航空 BR7 台北桃園
ANA NH7 成田
ちなみに、国際線では、西回りは奇数便、東回りは偶数便となっています。ANAの1便はワシントンダレス発成田行きとなっています。
ビジネスクラス搭乗記
チェックイン
ANA便のチェックインは国際線ターミナルとなります。Uberのドライバーにどこの航空会社か聞かれて、ANAと言ってもわからないため、スマホアプリでロゴマークを見せて、停止場所を確認しながら到着しました。ダイヤモンド会員であるため、ファーストクラスカウンターでスイスイとチェックインを済ませ、手荷物検査場に。優先レーンはあるものの、稼働しているレーンが少ないため、かなり待たされ、ようやく出番となった頃にレーンが追加されるといった始末でした。
NH7便のゲートは国際線ターミナルの奥側が多く、96番ゲートでした。
搭乗
NH7便はボーイング777-300ERであり、ビジネスクラスのシートは「ビジネススタッガード」と呼ばれる個室タイプのシートであり、今回は最前列の5Hでした。
5Hは窓側であるもののシートは通路側にあり、景色を見るには少し身を乗り出さないといけません。
ただし、窓側の前方側にスペースがあり、寝具を置いておくのに便利です。アメニティはスリッパとノイズキャンセリングヘッドフォンとリップバームなどのまとまったポーチです。モニターは17インチです。
ボーイング777-300ERのビジネスクラスのうち、5列と6列目は2つ目のドアより前にあり、先にはファーストクラスしかなく、ちょっと特別感のある空間です。
ウェルカムドリンクも程々にドアクローズ。
離陸
サンフランシスコ湾を横に見ながら、長距離線らしく、長い滑走時間の後に、地面から離れ上昇を続けます。
眼下にはサンフランシスコのダウンタウンが見えます。奥にはアルカトラズ島も見えます。徐々に高度を上げ、雲海の世界に入ります。
ベルトサインが消えるとファーストクラスのカーテンが閉ざされます。いつかは搭乗してみたいファーストクラスです。
機内食
アミューズ
3種のきのこのマリネ シェリーヴィネガー風味
ヒヨコ豆のタルトレット
蟹肉とズッキーニ マンゴーとともに
白ワインはカルフォルニアではなく、同じ西海岸にあるワシントン州のコロンビア・ヴァレーのシャルドネかANAオリジナルのオーストラリア産のものがあり、後者は以前かなり飲んだので、今回はコロンビア・バレー一択でした。
アペタイザー
スモークサーモンとアボカドのタルタル仕立て 鴨のスモークとともに
ブレッド
3種のブレッド バターとオリーブオイルとともに
スープ
コーンスープはスーパーで販売されているスープと一味違い、上空で食すためか、濃い目となっていました。
メインディッシュ
柔らかく煮込んだショートリブのブレゼ マスタードレッドワインソース
メインディッシュはお肉にしてみました。柔らかくカットされており、ソースが絶妙に絡み、食べやすく、ボリューム感を楽しむというよりもワインを楽しむくらいの盛り付けで個人的にはとても美味でした。
食後
甘いものが苦手なため、チーズプレート(エイジドチェダーチーズ、ブリー)とフルーツをいただきました。
就寝
ラウンジから機内食までワインとシャンパンをかなり飲んだためか、眠気と酔いで眠ることに。その前にトイレに。トイレにはマウスウォッシュとフェイスシートがあり、寝る前に爽快になります。ボーイング777-300ERのビジネスクラスのトイレにはウォッシュレットもついています。
現在のビジネスクラスはANAカラーのブルーでまとめられており、ボーイング777-300ERのシートのフットライトはブルーで幻想的です。暖色系やグレー系の方がリラックスできますが、このブルーのライトは個人的には好きです。エアバスA380のビジネスクラスが発表されましたが、リゾート路線限定かわかりませんが、グレー基調であり、今後発表される次期ボーイング777-9型機がどんなシートになるのか期待するところであります。そんなことを考えていたら熟睡してしまい、映画も何も見ず終いでした。
昼食
メインディッシュ
シーフードのソテーケイジャン風味 ミニペンネとトマトソース
かなり飲み過ぎたのですが、頭痛もなく、起床し、引き続き、洋食をオーダー。炭水化物多めであり、またワインをお願いしました。
さらに、美味しかったチーズフレートを再度、注文。
到着
西海岸線は東海岸線程、高緯度を飛ばないためか、きれいなカーブを描くルートではありませんでしたが、揺れの少ないフライトでした。パイロットをはじめ、フライトを支えているスタッフの皆さんに感謝です。
最後に
NH7便は今回で、3回目の搭乗であり、1度目は、アルゼンチンから南アフリカに渡ろうと思ったところ、黄熱病のワクチンを接種していなかったため、世界一周を断念して、日本に戻る際に利用したフライトでもあり、思い出の便名ですが、今回は2泊4日の弾丸トラベルでしたが、トラブルもなく到着でき、機内食とワインも素直に美味しく、新たな思い出のフライトとなりました。