シンガポール航空のボーイング787-10型機の最新ビジネスクラスに搭乗できて割安な海外発券がありましたので、お伝えします。
シンガポール航空ボーイング787-10型機
ボーイング787-10型機は、ボーイング787型機の中で最も胴体の長い機体であり、2018年5月より、シンガポール航空が関西空港とシンガポール間を世界初で定期就航した飛行機です。
ビジネスクラス
シンガポール航空のボーイング787-10型機のビジネスクラスのシートスペックはシート配列が1-2-1配列であり、シートピッチはフルフラットにした際に76インチと十分足を延ばして眠れます。また、シート幅は30インチ、シートモニターは18インチといずれも余裕のスペックです。
ANAとの比較
ちなみに同じ胴体幅をもつ、同じアライアンスで5スターエアラインのANAとスペックを比較してみました。シート配列は1-2-1と同じであり、シートモニター18インチとここまでは同じですが、シートピッチは62インチで、シート幅は21インチとシートの幅はシンガポール航空の方が広く、テーブル周りのスペースはANAの方が広いということになります。ボーイング787-10型機の長いスペースで縦方向のスペースも余裕があるようです。
ビジネスクラス ムンバイ=関西往復
今回は、7月最初の土日と翌週の3連休の組み合わせで検索してみました。
旅程
往路は7月7日の夜11時前にムンバイを出発し、シンガポールには翌朝の6:50に到着します。シンガポールでは7時間5分の乗り継ぎで、13:55にチャンギ空港を出発し、関西空港には、21:35に到着します。シンガポールに入国して、ふらっと中心部まで行って、空港に戻り、ビジネスクラス専用のシルバークリスラウンジでシャワーを浴びて、ボーイング787-10に搭乗ということもできます。
復路は関西空港を7月14日の10:55に出発し、チャンギ空港には16:40に到着します。1時間15分の乗り継ぎでムンバイに向かいます。ムンバイには、21時に到着します。
機材については、関西とシンガポール間は往復ともにボーイング787-10型機、シンガポールとムンバイ間はエアバスA330-300型機となります。
運賃
運賃は日本円で、160,235円であり。予約クラスはDクラスであり、ANAマイレージクラブでは、125%加算の搭乗ポイント400ポイントも付与されます。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイルとプレミアムポイントは下記の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
---|---|---|---|---|---|
7月7日 | BOM | SIN | 2,436 | 3,045 | 3,445 |
7月8日 | SIN | KIX | 3,030 | 3,788 | 4,188 |
7月14日 | KIX | SIN | 3,030 | 3,788 | 4,188 |
7月14日 | SIN | BOM | 2,436 | 3,045 | 3,445 |
合計 | 10,932 | 13,665 | 15,265 |
積算マイルは13,665マイル、プレミアムポイント15,265PPであり、PP単価は10.50円/PPとシンガポール航空のビジネスクラスを利用できるとしては安いと言えます。
ルーティング
さて、日本からムンバイまで行くにはどのようなルーティングにしたらよいでしょうか。途中乗り継いでムンバイに行くこともできますが、所要時間が伸びます。直行便の方が限られた時間を有効に利用できるため、直行便の方が有利です。直行便はANAの成田=ムンバイ線があります。ムンバイ線は成田を11:20に出発し、ムンバイには17:45に到着しますので、インドに入国せずに、シンガポールに向かうことができます。
ANAのムンバイ発は20:15となるため、2回目の旅程では7月14日ムンバイで一泊して、翌日15日、日中ムンバイで観光をして、夜ANA便で出発し、翌日の海の日の朝に成田に到着できます。ムンバイ線はあまり人気がないのか、特典航空券は空いており(ダイヤモンド会員での空席状況ですが)、機材もプレミアムエコノミー設定ありの機材のため、ANAマイレージクラブ上級会員であれば、空席があれば、プレミアムエコノミーも利用できる可能性が高いため、魅力的と言えます。
最初の旅程でシンガポールをちょっと観光して、2回目の旅程でムンバイをちょっと観光するのも面白いかもしれません。
最後に
今回は、日程的に土日と祝日を活用した検索で一番安いビジネスクラス運賃でムンバイ=関西が空いていましたが、ムンバイ=東京も日程を問わなければ、わずかでありますが、最安の運賃も空いており、ムンバイ=名古屋も乗り継ぎ時間が長かったりしますが、空いていたりします。海外発券ではコロンボ発券は有名ですが、ムンバイの方が遠くプレミアムポイントを多く積算でき、日本からの直行便もあり、計画が立てやすいと言えます。期間限定の運賃のようなので、興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか。