羽田発米子行きのプレミアムクラスに搭乗しましたのでその顛末をお伝えします。
新羽田スイートチェックイン
もっと時間がかかると思っていましたが、2024年12月からANAスイートチェックインがリニューアルされました。場所的にはC検査場の横となり、モノレールからエスカレーターを上がってくると遠くなっています。まあ、50歩100ぐらいの差ですが。
これまでとは趣は異なり、ダイヤモンドブラックが強調xされています。この後の動線は新千歳や伊丹に近く、これまでの羽田の狭い感じはなくなっています。もっとも、新千歳と伊丹はダイヤモンド以外も通過できるので、羽田はダイヤモンドのみなので改善と言えます。
手荷物検査は念願のノートパソコンを出さないで済む検査器が投入されています。ただし、長い丈のコートやブーツは脱がないといけないみたいです。あくまで荷物のバージョンアップであります。
動線的には64番ゲート側に降りるエスカレーターではなく、これまでのスイートチェックイン側の動線に近く、スイートラウンジにはこれまでのエスカレーターを昇っていきます。これまでのゲートは塞がれていました。スイートチェックインを封鎖せよと言った感じです。
スイートラウンジ(国内線)は年末混み
土曜日の昼下がりの時間でそんなに込んでいないと思いましたが、新設の個室ブースは全て埋まっており、さらに奥のデスクスペースにまで到達してみました。まあ、ワインが置いてある冷蔵庫が近いのが救いであります。
と言う事で、銘柄は変化のない白ワインを嗜みます。体調が良くない時は同ワインの独特な香りがナイシトールZの香りに近いと思う事も多々ありましたが、今日はそれが抑えられてスッキリしました。
遅れで気味で385便となる76Eが到着します。日本国内でのワイドボディ機材のバイプレイヤーであり、古いとは言えども、快適な機材でもあります。21世紀に入ってから国際線でマイル修業をした人にとっては味わい深い機材と言えます。
385便76E
10分遅れはラウンジで把握していたため、10分滞在を伸ばして対応しましたが、その後もズルズルと遅延が続きます。グループ1で一番で並んでいましたが、ラウンジに戻るか検討しても、それはそれでせわしないので、男は黙って待機としていました。
そうすると10分の遅延から更に15分の遅延となります。ただ、この場合の搭乗時間は今時間であり、ラウンジに戻っても良いかと思いましたが、徒労になりそうなので待ってみます。
結局40分遅れで出発と言うなかなか渋い出発でした。ラウンジに戻った方が良さそうでしたが、リニアな案内がないので判断が難しいところでした。
不思議なもので、新スイートチェックインの保安検査場は紙の出て来ないシステムとなっていましたが、64番ゲートはそれに対応しておらず、黄色紙はないのに、赤紙は受け取ると言う始末でした。
国際線機材の76Eであります。その昔、シンガポール路線ではお世話になった機材であります。クアラルンプールからの出発の際、1Fに着席していた有名ブロガーが意外と感じ悪いのを3K席から伺っていたのを思い出しました。アクセスす数は今はどうなのでしょうか。
国際線機材と言う事でシートはやはり、ベストであります。若い人には、その昔のClub ANAの763シートみたいな新鮮さがあるかもしれません。制服も変わっていますが、対応は今とあまり変わらない感じであります。
今回のフライトで気づいた点で一番大きいのは、スリッパであります。プレミアムクラスと言うとスリッパはデフォルトでありますが、これまではビニールに包まれて、その中に持ち帰りの袋と靴ベラ(シューホーン)がありましたが、それがなくなり、スリッパは紙の帯どめしている紙のみとなりました。
個人的には靴ベラも使用しなく、ただ履くだけなので問題ありません。こうした背景には余計なコストをさらに削減する意気込みが感じられます。また、スリッパにかかる不用品回収の手間を削減していることも言えそうです。紙束であれば、サイドポケットに収めてしまうので、CAさんがわざわざ、気を遣う事もないと言えます。
離陸
遅延は色々とりあましたが、出発であります。2024年年初に大事故があった滑走路からの離陸となります。同日は天候の関係でC滑走路の南側から離陸とD滑走路北側の着陸と言うパターンでした。
そのため、D滑走路に着陸する機材を待っての離陸が続いていました。
T1から来たJLのA350が離陸していきます。JALは気が付けばワイドボディ機はエアバスが占めています。
もう1便、JLのA350の離陸を追いやった後にNH385便の離陸となります。D滑走路の北側の着陸はないためにすぐに離陸となります。
ANAの本陣である第2ターミナルを見ながらの離陸となります。国際線的な感覚の離陸であります。
離陸直後は川崎の工業地帯が見えます。この景色をみるとやっぱり羽田と感じます。狭い国土をとことんまで開発した日本人の軌跡であります。
この後は北陸ルートに似ており、北関東を横断していきます。さいたま新都心と大宮駅付近が見えます。大宮は新幹線がすべて止まり都会のようですが、5分も歩くと住宅街であります。西遊馬まで行くと昔と変わらない風景でありますが、さいたま市もこの四半世紀で変わったと言えます。
機内食は続くよ
と言う事で日本の山脈を横断するルートですが、ベルトサインもオフとなり機内食であります。幹線ではないのでワンボックスであります。味噌汁の一気飲みの後に、晩酌モードに入ります。
12月に入ってもあまり変わらないメニューであります。基本的に酒飲み用に合わせているラインナップが年々増えているようです。JALのファーストクラス(国内線)と比較すると劣後ですが、これはこれで機内の楽しみであります。
ワインはいつもであれば4本ぐらいですが、2本のみでした。何か最近体調が良くなく、朝も食欲がなく、夜になると飲みたい願望はあり、計画通りに消費しますが、翌日また翌々日と懺悔が積み重なる感覚です。そろそろ限界なのかもしれません。
そんな鬱陶しい気分を吹っ飛ばすような景色を見て、この先の去就を考えるわけであります。まあも世間的には継続の方が受け入れられますが、寿命と相談してみたいところであります。日本海側は雨と雪が続いてる雲が占拠しています。
着陸
フライトは40分程遅れて、リカバーもなく、むしろ+5分の遅れで着陸体制であります。反対側の窓の景色が夕方らしい景色であります。
着陸はほとんど雲の中で揺れがあるフライトでした。結構揺れましたが、そこまでという感じでした。
美保飛行場への着陸であります。美保純ではありません。米子鬼太郎空港の正式名称はJASDF Miho Airbaseであり、軍とは言えませんが、共用飛行場であります。ANAにキュンの運賃一覧の空港名が美保と書いていたのが役所向けの書類と合わせていたのを感じてしまいました。
45分も遅れての到着であります。急ぐところではありますが、米子@767-300ERを撮影して急ぎます。
バス発車時刻までは10分ぐらいの余裕があるので空港を撮影してみます。コナンに鬼太郎とコンテンツの優れた鳥取県であります。そして、石破構文は眠くなるのですが、意外と失点がないのは総理を15年近く待った産物なのでしょうか。
まさかのキハ40
当初はバスで所要時間28分の米子駅に行こうと思っていました。そのバスはバス自体に交通系ICが搭載していないため、空港にある端末で紙の切符が必要となります。
この端末は交通系ICやiDなど対応しているので、ここで処理すればバスでの小銭処理はないと言えます。クレジットカードは不可でした。
バスの出発が米子駅行きも松江行きも飛行機の遅延のため、双方のバスの出発時間は17:55となっています。通常からの遅延時間は40分となります。ただ、運転手さんに聞いてみると市街地での渋滞もあり、40分ぐらいかかると言う事でした、
当初は小1時間の乗り継ぎ時間があり、米子駅の新しい駅舎とか探訪したかったのですが、それも実現せず、ANAにひたすらの恨みであります、
45分の遅延は一体何なんだとANAに訴訟したいところであります。遅れている間の時間はゲートでただ待っており、非生産的であります。
そうは言っても、米子空港で駄々をこねても、何も進まないので計画をもとに戻すためにまさかのJR境線でリカバーを図ります。駅までは5分と言う事でしたが、どんくさい遅いエレベータで上下移動すると間に合わないため、階段の上下であります。
空港直結のJR駅ではなかなかの体力勝負駅であります。
もう乗ることはないと思っていたキハ40に乗車であります。このあたりの乗降客は多いですが、ボックス席を1/4で占めて米子まで到達する辺りはやはり厳しいのでしょう。
キハ40そのまんまでありますが、鬼太郎モードフルであります。今はこうした特典を得ないと人気に慣れないので、不思議てあります。
30分弱で米子駅であります。この後は改札に出ることなく、山陰本線を西に進む人となります。ああ、時間がない、飛行機の遅延で米子で何もできませんでした。恨み節。
最後に
2024年の定時運航率でANAが上位に入ると、嘘だと言いたくなるくらいの遅延が多い国内線であります。ラウンジでもゲートでも使用する機材が遅れるや使用する機材の手配がつかないためと言うのが良く耳にしているので、全国各地かなり遅延が発生しているようです。機材を絞った挙句に需要が増えている点や、気候が激しくなっているなどの要因があるようです。
遅れることもあり、旅の予定ではバッファーを確保しているのですが、それを凌駕する遅延は堪らんと言うところであます。この遅延だと運賃が高いLCCと変わらないと言えます。