アシアナ航空のソウル仁川発日本の地方都市行きのビジネスクラスが安いため、まとめてみました。
アシアナ航空のソウル仁川からの日本の就航地
アシアナ航空のソウル仁川から日本各地への就航地は以下のとおりです。
旭川(AKJ)
札幌新千歳(CTS)
仙台(SDJ)
東京成田(NRT)
東京羽田(HND)
中部国際(NGO)
大阪関西(KIX)
福岡(FUK)
熊本(KMJ)
宮崎(KMI)
沖縄那覇(OKA)
北は旭川から南は沖縄まで就航しています。以前は福島、岡山、広島、松山などもあった記憶があるのですが、大韓航空との重複もあるのか現在はこうなっています。
ビジネスクスで安い地方都市
ビジネスクラスで比較的安い都市への運賃を確認してみました。
熊本
まずは熊本であります。ソウル仁川から90分のフライトなります。運賃は260,300KRW(約28,035円)となります。予約クラスはUクラスであり、プレミアムポイント積算は125%+400PPとなります。プレミアムポイントは906PPと大きくありませんが、福岡で乗り換えて新幹線を使うよりも安いですし、大分に行くのにも意外と使える可能性があります。
仙台
フライト時間は意外と短く2時間10分となります。運賃は348,600KRW(約37,545円)であります。予約クラスはUクラスであり、プレミアムポイント積算は125%+400PPとなります。プレミアムポイントは1,390PPとなります。PP単価は27.01円/PPと悪いですが、ソウルから仙台までの移動を考えるとビジネスクラスと言う事もあって、安さを感じます。
旭川
続いては旭川であります。フライト時間は2時間55分と3時間は切っています。これだと羽田乗り換えや新千歳から鉄路で行くよりも便利であります。そして、羽田からはプレミアムクラスはなく、新千歳からも札幌や新札幌で乗り換えが必要となるのでここは曜日が合えば利用したいところです。
運賃は388,600KRW(約41,853円)であります。こちらも予約クラスはUクラスであり、プレミアムポイント積算は125%+400PPとなります。
プレミアムポイントは1,578PPであり、PP単価は26.23円/PPと仙台よりは良いですが、こちらも修行としてはダメであり、安さは目立つところであります。
札幌新千歳
旭川が出てきましたので、札幌新千歳も調べてみました。機材はA330であるので、座席には余裕がありそうです。
運賃は418,600KRW(約45,084円)であります。こちらも予約クラスはUクラスであり、プレミアムポイント積算は125%+400PPとなります。
プレミアムポイントは1,506PPとなります。
ANAの金浦→羽田のビジネスクラスは結構混んでいますし、羽田で乗り換えの場合は予約クラスは多々ありますが、普通席が多いので、プレミアムポイントはあまり貯まりませんが、終始ビジネスクラスで移動できるのはメリットであります。
ビジネスクラスのシートは?
今回の熊本、仙台、旭川において使用される機材はA321neoであり、シートは2-2配列の縦2列であり、合計で8席であります。リクライニングタイプでありますが、飛行時間を考えるとこれぐらいが良いと言えます。
8席でありながら、最安運賃が空いていると言うのは認知度がないのかもしれません。熊本であれば福岡、旭川であれば新千歳、仙台であれば東京という意識があって、地方都市に個別に設定していても、なかなか厳しいのか運んちを安くしているのかもしれません。
アシアナ航空はいつまであるのか
アシアナ航空と言うと大韓航空にM&Aされると言う話が2020年に出ていましたが、世界各国の規制当局による審査が完了して敢えて合併することとなったようです。
韓国 大韓航空 アシアナ航空を買収するための手続きが完了 | NHK | 韓国
当然、合併する側が主導権を持ち、ブランドやアライアンスはその方向になります。そうすると大韓航空となり、アライアンスもスカイチームとなるので、スターアライアンスメンバーとしてのアシアナ航空はなくなることとなります。
2026年ごろから統合していくとのことで、あと1年ちょっとでスターアライアンスとしてプレミアムポイントの積算はなくなることでしょう。
日本の地方路線は全て大韓航空となり、中央アジア(タシケントやアルマトイなど)も大韓航空となってしまうところです。中央アジアについては日本から直行便を拡大するとなるとANAかJALが飛ぶかもしれませんが。
今回、紹介したルートは認知度もあってか、運賃を下げて搭乗率を上げて、合併に向けて良いポジションを考えているのかもしれません。ただ、大韓航空になれば、日本の航空会社が対抗でもしないと運賃は高くなることが容易に想定されます。
最後に
アシアナ航空のビジネスクラスについて、大都市ではなく、日本の地方都市への直行便が安いのでまとめてみました。プレミアムポイント修行にとっては単価は良くありませんが、どの路線も手が届く運賃であり、大空港で乗り換えをするよりも時間的にも金銭的にもメリットがあります。
それは合併を控えていることもあり、合併後に何かしらのプレゼンスを残したいのか、合併前にキャッシュを手にしたいのか不明でありますが、後1年ちょっと、スターアライアンスのうちに活用しない手はないと言えます。