金沢駅から北陸新幹線で小松空港に行って見ましたので、お伝えします。
金沢市内と小松空港間の交通ルート
金沢市内と小松空港間の交通ルートとなるとリムジンバスが筆頭になると言えます。金沢駅と小松空港との間を1日14往復(だいたい1時間に1本)しており、うち6往復は香林坊始発で武蔵ヶ辻・近江町市場と金沢駅を経由して空港に向かいます。所要時間は金沢駅から45分となっています。武蔵ヶ辻・近江町市場からだと約1時間になります。
運賃は1,300円であり、同区間は距離があるのですが、比較的早いので、一番の選択肢となっています。
北陸新幹線で小松空港に行くルートは
2024年3月に金沢から敦賀まで延伸開業した北陸新幹線を活用して小松空港まで行くとなると経路的には以下の通りとなります。
金沢→北陸新幹線→小松(1駅) 10-12分
小松駅→路線バス→小松空港 12分
と1回の乗り換えで可能となります。新幹線延伸開業前もサンダーバードで小松駅まで行き、バス乗り換えはありましたが、新幹線のスピードでどれだけ時短となるかポイントでもあります。
バスの運賃は280円であります。新幹線区間は自由席で1,390円であり、合計で1,670円とバスよりも370円ほど割高でありますが、それをしても効果があるのか興味深いところであります。
そこで、今回は本数が少ないバスの時刻表に合わせて乗り継ぎパターンを調べてみました。2024年12月現在です。
金沢駅→小松空港
6:00→6:11> 6:55→7:07
7:02→7:13 > 8:05→8:17
8:02→8:13 > 8:20→8:35※
8:45→8:56 > 9:10→9:22
9:05→9:16 > 9:30→9:45※
10:04→10:15 >10:20→10:32
10:55→11:10※
11:05→11:16 > 11:20→11:32
12:05→12:16 > 12:20→12:32
13:05→13:16 > 13:30→13:45※
14:10→14:22
14:19→14:30 > 14:45→15:00※
15:04→15:15 > 15:20→15:32
15:19→15:30 > 15:40→15:55※
16:05→16:17
16:19→16:30 > 17:05→17:17
17:20→17:31 > 17:45→17:57
18:05→18:16 > 18:30→18:42
18:22→18:32 > 19:15→19:27
※は自動運転バス、空港までノンストップ
小松空港→金沢駅
8:30→8:42
8:55→9:07 > 9:17→9:28
9:05→9:20 ※
10:05→10:17 > 10:32→10:43
10:20→10:35※ > 10:44→10:56
10:50→11:02 > 11:30→11:41
11:45→11:57 > 12:25→12:36
12:45→12:57
12:55→13:10※ > 13:28→13:39
13:50→14:02 > 14:28→14:39
14:10→14:25 ※> 14:35→14:46
14:25→14:37 > 14:58→15:09
15:55→16:07
16:05→16:20※ > 16:27→16:38
16:40→16:52 > 17:26→17:37
18:00→18:12 > 18:24→18:35
19:20→19:32
19:55→20:07 > 20:25→20:36
21:50→22:02
22:00→22:12 > 22:28→22:39
※は自動運転バス、小松駅までノンストップ
コメント
小松空港行きと小松空港発で比較すると空港行きは金沢駅から小松駅が新幹線であり、定時運行率が高く、小松駅からはバスは始発なので信用が高いと言えます。小松空港までの乗継は小松駅での乗り継ぎ時間次第ですが、小松駅での乗り継ぎは肌感覚では階段に近い新幹線車両で降りて小走りをすれば、最短4分で西口の同バス停に乗り継げると思うので4分乗継が実現すれば、金沢駅から空港までは30分切りでアクセスはできそうです。
空港行きは結構乗り継ぎが良いので、トータルの運賃は1,670円と割高ですが、時間と快適さを要望する人には良さそうです。
一方で、小松空港からバスで小松駅に行き、新幹線に乗るルートは飛行機の遅延やバスの現地での渋滞も鑑みてか、乗り継ぎ時間も長く、トータルの所要時間は長くなっています。
飛行機が遅れても新幹線は待たないので、小松駅で待たされてしまうケースがあるかもしれませんが、駅付近及びエキナカは時間を潰せるところもあるので、アポがキツキツのビジネスマンは例外として、観光の人には小松駅あたりという記憶が出来るかもしれません。観光なので金沢にダイレクトに行かずに小松市内を見てからと言う選択肢も、新幹線が出来たおかけで享受できるメリットかもしれません。
ちなみに自動運転バスは小松空港間はノンストップでありますが、時刻表通りかは不明であります。今の自動運転はジョギングしたほうが早そうであります。
行って見た
と言う事で、小松空港に行く方が乗り継ぎ時間や遅延の影響が低く、所要が短いので試してみました。
金沢駅
駅は世界的に美しい駅でありますが、ホテルや駅ビルはありますが、それ以外はあまりないところであります。近くの再開発が始まると変わるかもしれませんが、富山駅に似ています。
ホテルは15時過ぎにチェックアウトして、徒歩で金沢駅に来ましたが、新幹線までのタイムリミットはまだあるので、駅にほぼ直結しているアパスパに入るか違う選択肢とするか考えたうえで後者にしました。そのため、新幹線の発車時刻までは30分あるので、おやつ時間ではありますが、パンを食べてみました。目撃!ドキュンみたいな名前のお店でした。怒られますね。
新幹線
30分程、時間を潰して新幹線改札を通過してつるぎ号に乗り込みます。またしても空席が目立ちます。フラッと言って、優雅に座れるのは旅の醍醐味であります。在来線の方が混んでいるくらいです。
発車すると一駅であり、新幹線タイムはあっという間であり、10分程でありました。小松駅で降車する人はつるぎの場合はかなり少ないと言えます。お金を持っていそうな人しかいませんでした。
小松駅にて
新幹線開業後で初めて降り立った小松駅であります。東西で表情がかなり違う駅であり、東口がシンボリックであります。
小松駅付近は結構、見ごたえがある場所であり、駅直結と言っても良い、こまつの杜や海老蔵改め、市川團十郎監修の石川県小松市團十郎芸術劇場うららがあり、さらに485系ボンネット型を展示していたりとなかなか魅力的であります。
今回は最短の乗継をする予定でしたが、時間が余ったため、小松駅付近で時間を過ごすこととなります。
と言う事で、まずはこまつの杜に行って見ます。歴史っぽい建物とコマツの事業所の建物が見えます。
写真ではなかなか表現しにくいですが、通常、見かける重機の5倍くらいはある重機が展示されていました。ここまで大きいと通常の重機と違うスタイルでもっと効率的な姿を考えても良いですが、人間がマニュピレートするのでこの姿がベストなのかもしれません。
そうです。私が変なホテルです。と言わんばかりの変なホテルが駅前にあります。あぁ、変なホテル🎵~、だっふんだぁ。と言いそうでありました。
寄り道
小松駅から小松空港までのバスの時刻表であります。ほぼ、1時間に1本はあるダイヤであります。右端の時刻表は自動運転バスであり、空港までノンストップとのことです。自動運転と言っても、日本ではまだまだ、カメのような存在であります。
本来は17:45発のバスに空港に行く予定でしたが、予定よりも早く到着したので、別なところに行って見ます。
小松駅前の商店街であります。平日夕方であり、常識的に考えると帰宅や買い物で賑わいがありますが、それとは違う光景でした。日本国内こうしたところが多いのはどうかと思いますが、これが日本が辿ってきた道であります。まだ、変えられるかもしれませんが、どうなのでしょう。とは言え、夜のお店などは結構営業していました。
と言う事で、滞在時間は90分近くあり、帰京後にぐっすり就寝したいため、温泉と言うかお風呂に行きます。石川だけあり、アパの地域であります。この日はメンズデーであり、タオル付で1,000円が700円でありました。ちょっとラッキーであります。
昔からあるのか建物も内装もクラシカルでありますが、メンテされているのかお湯は綺麗であり、湯壺に浸かるととても気持ちいい感じでした。
ここ2か月、週末はサウナと大浴場に浸っているので、冬のアレルギーは制圧気味であります。広い湯壺に浸かる時の幸せさは寿命が近いのかもしれません。
バス
アパスパでは結局100分近く滞在であり、湯上り後に駅前で一杯ひっかけようかと思いましたが、バスの時間となってしまいました。5分程待つとローカル路線バス旅のようにバスが来ます。
普通のローカル路線バスであり、後ろ乗りであります。ただ、違うのは全国交通系IC(Suicaなど)は使えないのですが、クレジットカードのタッチ決済は可能と言う、都心から来ると不思議であります。まあ、小銭不要なので便利であります。運賃は距離により変わるので乗る時と降りる時にタッチが必要です。
途中で降りる人もおり、地域の足ではあるようです。ただ、そんなにいませんでしたが。バスは定刻通り、12分でほぼ定刻通りに小松空港に到着します。小松空港までは自分を含めて4人の乗車でした。地方の人の移動とは何か考えてしまいます。
小松空港
小松空港(KMQ)到着であります。30分前まで大浴場の湯壺に浸かっていたと思うと旅の余韻も楽しいものであります。加齢とともに温泉しか興味がなくなっていくのが寿命への道なのか特異なのか不明ですが、終活と言うのは最近の周りの見ているとそう感じてしまいます。何をしたらよいのでしょうか。
そんなこんなでKMQには定刻通りに到着であり、目論見通りの旅程でした。
最後に
今回は新幹線が敦賀まで延伸した後に金沢から小松空港まで新幹線経由で移動してみました。以前にサンダーバードで金沢から小松まで移動したよりもスムーズであり、小松駅周辺がとても魅力的でした。街と言うのは不思議なのものであります。旅すると特に感じます。