年の瀬に鳴り物入りで始まり、毎日のようにアップデートが繰り返され、年末年始はスルーとなっているANA Pocketについて、迎春という事でセカンドレビューしてみました。
ANA Pocketとは
ANA Pocket(エイエヌーエー・ポケット)とはANAグループのANA X社が始めたライフスタイルアプリであり、歩く、車で移動、鉄道で移動、そして、飛行機で移動するとポイントが貯まり、500ポイントたまるとそれ毎にスカイコインや全国各地で利用できるクーポン、課金ユーザーではマイルが当たるガチャができるアプリです。
方向性としては、環境にやさしい移動をするほど、ポイントが貯まりやすくなります。また、レコメンドと言うかチャレンジで日常よりも体を動かさせるようなことをするとボーナスでポイントが付与されます。
詳細は前回まとめています。
肝心の要である飛行機と他の移動を比較
ANAグループがプロデュースするため、コア事業とも言える飛行機に乗った場合のポイント付与具合が気になるところであり、早速飛行機に搭乗する機会があり、地上移動と比較してみました。
地上移動の場合
これは年末に福岡から東京まで鉄道のみで移動した履歴であります。これだけ見てすぐに気づく人もいるかもしれませんが、JR西日本が販売していたどこでもきっぷの最終日の旅程であります。
そのため、北陸経由で東京に至る旅程となっています。乗車した日はとても大雪であり、迷った挙句、敢えて北陸に飛び込む特攻旅程でありました。そのためか、北陸線の特急が琵琶湖を半分通過したあたりから、手のひらを返したような大雪となり、減速となり、福井辺りまで減速運転となりました。
こうしたいきさつの結果が、ANA Pocketでは大阪から金沢までは車の移動となっており、余計にポイントが付与されてます。
金沢からは北陸新幹線であり、莫大な公費を投入した路線だけあり、大雪でも平気でありますが、さすがに糸魚川辺りでは抑止がかかっていたため、糸魚川での履歴が出ていますが、ほぼ東京にはオンタイムで到着しています。
こんな不思議な道中は1,200km超であり、ANAPocketでは14,474Ptも付与されています。ガチャ28回分であります。
飛行機の場合
沖縄に行く用事があり、ANA便に搭乗してみました。都内ではの動きは鉄道に近いです。那覇空港到着後はバスで沖縄本島を結構移動したこともあり、ポイントは巻き返しますが、先述のJRにはかないません。
飛行機自体のフライト単体では1,026ポイントであります。羽田=沖縄那覇間のマイル数は言わずと知れた984マイル(1583.59km)であり、博多から東京を鉄道、しかも北陸線経由よりも遠く、本来であればもっとポイントが貯まっても良いかもしれません。
飛行機はCO2を直接排出するとはいえ、鉄道と比較して、ポイントの付与で7.9倍近い差が付くのは不思議であります。
ANA便利用ではボーナスポイントはあるものの
こうした壁があるためか、ANA PocketではANA便に搭乗した際にボーナスで1,000pt付与するというのがありますが、現時点で見るとワンタイムのようであります。
そう考えると8倍近い付与される鉄道の方が圧倒的に有利と言えます。
ここまで来ると、ANA Pocketという名前の意味がわからなくなってきます。飛行機に全く乗らない方がポイントが貯まるという事になりそうです。
最後に
歩いたに全然反映されない、飛行機のログも全く反映されないなどかなりバグが多いようであります。
実際に、個人的にもアプリを一度でも起動しないと反映されなかったり、電波の悪いところにいたりすると反映されなかったりしており、まだこれからとは言え、がっかりするところが多いのかもしれません。
また、貯まったポイントで新年早々ガチャをしてみると1マイルとかでて、今年やる気がなくなるようなところもあります。
しばらくは続けてみて、楽しさが出てくるアップデートに期待するところであります。