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【JR九州の旅】日田彦山線の今を見る

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福岡・小倉から大分・日田の夜明まで伸びている日田彦山線を利用してみましたので、お伝えします。

いざ九州に

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福山や新山口だとのぞみの選択肢がありますが、厚狭駅からの場合はこだまのみとなり、素直にこだまに乗ります。今回も500系でした。退役まじかなのか鉄粉が側面までついています。

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北九州駅に到着し、JR九州側の改札から日田彦山線を目指します。

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今でもホーム内にたくさんの立ち食いそば・うどん店があるのは貴重な存在です。ぷらっとぴっとと言う名前が印象的であります。

(アンジェリーナ)ジョリーパスタは北九州市内にもありますが、二つのお店には歩いてはいけない距離が出来ています。

日田彦山線を鉄道にて

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小倉からしばらくして同線に入ると、田舎らしい景色となってきます。

そして、採銅所駅に到着です。銅の採掘場所からついた地名にある駅という事であります。来年はダイヤモンドでなく、ブロンズにしようかなとか思ってしまいます。

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石などを採っているためか沿線の山並みの景色はちょっと不思議な光景でもあります。戦隊モノの戦いの場に見えてしまいます。

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ひと月前にみんなの九州きっぷで伊万里から西唐津、唐津、佐賀、鳥栖、原田、桂川、新飯塚と乗り継いできた田川後藤寺であります。前回は真っ暗で回りが良くわかりませんてしたが、今回は景色が良く見えます。

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里山的なのどかな景色が続き、このまま日田方面まで行くのかと思ってしまいますが、そうは問屋は卸してくれませんでした。

日田彦山線を代行バスにて

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添田駅に到着であります。この辺りは大きな街なのか駅周辺には住宅が広がります。ここで鉄道はお終いであります。

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添田駅はもともとホームと駅舎が離れた駅のようで矢印に従って歩いていきます。

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そして、駅舎の中に入ると代行バス案内があります。バス乗り場はここからさらに移動して、駅広場の駐車場みたいなところが発着となっています。距離にして300mぐらいはあります。

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離れていますが、乗り継ぎは考慮してか余裕の時間であります。代行バスは藤山観光と書かれたバスとなります。かなりコンパクトなバスであり、乗り継ぎ客が押し寄せると窮屈かなと憂慮してしまいます。

しかし、その予想は裏切られ、出発時点で3名でした。路線バスで空いていれば座る最後列の蛭子席に今回も座ります。

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しばらくすると日田彦山線の運命を揺さぶる彦山川が見えてきます。こうして見るとのどかな景色であります。

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最初の駅と言うかバス停の歓遊舎ひこさん駅に到着です。道の駅であり、休日の朝から賑わっています。

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同線は2017年7月の豪雨で被災し、同線のいたるところで土砂崩れが起きるなどして線路が流れてしまい、現在に至るまで復旧に至っていません。

同年翌月からは国道の復旧に伴い、代行バスの運転を始めていますが、いまだにその爪痕が残っています。

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そして、結論としては、復旧は鉄道の復元ではなく、バス・ラピッド・トランジット (BRT) による復旧となっています。

その計画では添田駅から彦山駅までは線路の走っていたところは廃止され、県道を走るようです。そして、彦山からは線路があった場所をバス専用道に転用してバスが走り続けます。

彦山駅ではそのためかホーム付近には新規工事用の資材がたくさんありました。

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代行バスは彦山駅あたりから線路沿いを離れて国道500号線沿いを走ります。峠道が続き、普段は乗り物酔い知らずではありますが、胃が左右するような気持ち悪さを覚えるくらいでした。

鉄路については、彦山駅から筑前岩屋駅まで一気にショートカットするような路線であり、トンネルと言う災害耐性もあってか、線路を転用してバス専用道にするのが何となくわかります。

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峠を登り切ったあたりから国道211号線に入ります。ここからは下りが続くのですが、沿線は窯と書かれた建物がたくさんあります。そして、その建物には必ずと言っていいほどレンガの煙突があります。

たくさんの窯元があり、Karma Chameleonを口ずさみたくなります。♪カマ、カマ、カマ、カマ、カマ~

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この後、バスは211号線をひたすら下って行きます。沿線は大肥川がありますが、この辺りも豪雨の被害なのか工事中な箇所と新しく造られた河川が印象的です。

鉄道時刻表には書かれていませんが、バスは宝珠山庁舎前に停車し、運転手さんがこの後、筑前岩屋駅を経由するため、大行司に行かれる方はこちらで降りてくださいというアナウンスがありました。

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上記の地図のように筑前岩屋駅を経由するために宝珠山交差点から一度211号線を離れて、筑前岩屋駅に行き、再び同じ道を戻って宝珠山交差点から再び、211号線で日田を目指します。

筑前岩屋駅は当初は彦山駅からのBRT専用路線の終点でしたが、自治体の要請を飲み、宝珠山までBRT専用道が延伸された象徴の駅でもあります。

湧水が有名なのか、水を汲みに来る人が多い駅でもありました。

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バスは遠回りとなりますが、引き換えに日田彦山線のシンボリックな存在である「めがね橋」が二度見ることができます。

この上をバスが将来走ることとなりそうですが、ドライバーは結構プレッシャーがかかりそうです。

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以後はもともとの線路と国道と大肥川が夜明駅近くまで、寄り添いながら進むルートとなりますが、バスは鉄道時刻表では出てこないバス停を通過していきます。

BRT導入にあたり、駅ではすくえなかった地区もバス停でカバーしようとする計画なのでしょう。鉄道駅のバス停では下車、乗車の有無にかかわらず必ず停車しますが、バス停の場所は何もなければスルーしていました。

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ついに2時間超のバス旅を終えて、夜明駅に「途中下車」であります。結局、添田駅から乗車した他2名でしたが、1名はすぐの道の駅で下車、もう一名は夜明駅以降の乗車でした。

一方で、途中からの乗車は0人であり、今後が気になるくらいでした。

夜明駅

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日田彦山線の終点である夜明駅は立派な駅舎であります。無人駅ではありますが、きれいなトイレが設置され、待合室には駅ノートも設置されていました。

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いつの間にか大分県に入っていたことに駅名標を見て気づきます。夜明駅のマークは昔のANA(全日空と言う方が正解かも)と鶴丸を足して二で割ったような感じでもあります。

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跨線橋を渡り、対岸のホームに行ってみます。左側が久大本線・久留米方面であります。右側は日田彦山線の添田方面であります。既に廃線状態のためか草木が伸びています。

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跨線橋に昇ると日田行きの普通列車が来ます。九州は外装が独特なので地味な景色でも映えます。

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久留米方面の列車は30分近く乗り継ぎがあるので、近くを散策してみます。先ほどバスで乗ってきた国道211号と国道386号線の交差点である夜明三差路まで歩いてみました。

悠々とした三隅川が何とも緑色であります。

同交差点には志賀神社があり、お参りをしてみます。そして、同神社の境内に向かう階段は久大本線の橋梁が良く見える場所であります。

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狙ったかのように、ゆふいん2世が久留米方面に走っていく姿が良く見えます。このあたりは速度規制が強いため、かなりゆっくり走るのでスマホとかでもキレイに映せるかもしれません。

博多に

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時間は14時前であり、夕方の福岡空港からのフライトがあり、博多駅を目指します。博多まで普通列車でも新幹線・特急を利用しても変らないため、普通列車で行きます。

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うきは駅に停車し、久留米が近づくにつれて、どんどん客が乗ってきます。この辺りでは鉄道が健在と言うことがわかります。

うきは市はひらがなですが、漢字では以前の町名の浮羽にあたるようです。

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植栽用の草木を栽培している畑なのか、あまり見かけない畑でもあります。沿線で一番記憶に残りました。

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久留米駅に到着し、鹿児島本線に乗り換えです。区間快速と言う早いの遅いのか微妙なところでありますが、博多までは一番早く到着するので乗車します。

夜明から乗車した気動車と似た顔をしていますが、快速区間はかなり飛ばし、電車のパワーを実感しました。

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ちょっと前に原田線乗換で利用した原田駅に、昨年、鉄印帳の旅で甘木鉄道に乗り換えた基山駅に停車していきます。降り立った駅は印象深いところであります。

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快速で博多の前に停車する南福岡です。博多区にあるので南博多とかの方が良かったような気もしますが、はるか将来に博多南駅が登場するのを予期してなのかはわかりません。この後、博多駅に到着して、今回の旅は終了です。

最後に

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今回は久々にJR九州の路線を辿ってみました。と言いつつも、鉄分100%ではなく、ゴムタイヤが半分以上の旅でもありました。

日田彦山線は既にBRTでの復旧に向けて、不退転で進んでおり、これまでの鉄路に乗ることは二度とできませんが、逆に、線路を客観的に見ることもできた一日でもありました。

2023年にBRTとして、リボーンする際には再び乗ってみようと思います。肥薩線が同じ道を辿るのか、どうなのか気になるところであります。

今回新たに乗車した路線

日田彦山線    田川後藤寺~夜明    38.7km(完乗)

これにてJR九州も完乗率が90%台となり、JR九州で今時点で乗れる路線で未乗路線は地下鉄と直結した筑肥線と宮崎の日南線のみとなりました。

あと二回、西日本と九州には来ないといけなさそうです。

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