何度か記事にしていますが、SQワンダーラストもっと割が来ましたので、恒例となったPP単価の安いルートを調べてみました。
SQワンダーラスト もっと割 2025春
SQワンダーラスト もっと割 2025春と勝手に北の国からのようなタイトルにしてみましたが、これまで何度かシンガポール航空ではSQワンダーラストもっと割を展開しています。過去は以下の記事で。
1年足らずの間に今回の記事を含めて4回書いており、随分セールが多い感じであります。
セール概要
今回のセール概要は以下のとおりです。
名称 SQワンダーラスト もっと割
予約期間 2025年4月15日~4月21日
旅行開始日 2025年5月7日~2026年4月5日(往復のみ)
割引率 シンガポール、ロサンゼルス:15%オフ
シンガポール以遠:10%オフ予約クラス ビジネスクラス(D)
プレミアムエコノミー(L)
エコノミークラス(V/K)
出発地 成田、羽田、中部、関西、福岡
目的地 シンガポール、、クアラルンプール、プーケット、ジャカルタ、スラバヤ
マレ(モルディブ)、シドニー、メルボルン
パース、ブリスベン、アデレード、ダーウィン、ケアンズ
ヨハネスブルグ、ケープタウン
ロサンゼルス
今回は販売期間が1週間であり短期間ですが、利用できるのはゴールデンウィーク明けの5月7日から来年の4月5日までと期間は長めに設定されています。
また、今回はロサンゼルスも対象となっています。一度シンガポールに行ってからロサンゼルスに北上と言うのはないので実質的には成田=ロサンゼルスが対象となります。
また、ANAマイル積算対象はビジネスクラスとプレミアムエコノミー、エコノミーは50%加算のV、30%ののみとなっているので注意が必要です。
さらにプレミアムエコノミーの日本設定路線はほぼ羽田と成田なのでそれ以外の都市からの出発は如何にビジネスクラスが安いのが勝負と言う事になります。
安い路線を探してみた
今回の対象路線で安い路線を探してみました。日本から東南アジア路線のビジネスクラスで20万円切りがある路線を探してみました。
結果としては、名古屋からジャカルタであります。ただ、数日で往復するルートはなく、何とか探したのが1か月で往復のルートです。6月13日に名古屋を出発し、ジャカルタを7月13日に出発(セントレアには翌日7月14日朝9時に到着)するルートです。
往路の乗継時間は短いですが、チャンギ空港からはボーイング777-300ERであり、復路も同機です。復路はどっちにしても名古屋に翌朝9時に到着するので、ジャカルタからの選択肢は多くなります。今回ではチャンギで3時間15分の乗継のボーイング777-300ERです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃 190,900円
予約クラス Dクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 10,784PP
PP単価 17.70円/PP
ビジネスクラスとして20円/PPを切っているのはなかなかでしょう。まあ、以前のセールと比較するとパンチがないのですが、ビジネスクラスとしては日系キャリアと比較すると遥かに安いです。
セールでない路線の方が
逆にセールでない路線に魅力的な路線がありました。名古屋⇔ハノイであります。
旅程としては金曜日に出発して、月曜日に名古屋に戻る路線であります。往路はシンガポールで23時間以上の乗継時間があるので実質シンガポール観光となります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃 170,090円
予約クラス Dクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 12,846PP
PP単価 13.24円/PP
運賃はなんとほぼ17万円であり、プレミアムポイントはANA便のクアラルンプール発券東京往復100%積算よりも貯まります。それでいてエコノミーではなくビジネスと言うのも魅力的であります。ピュアダイヤモンドでなくとも良いとも考えてしまいます。
ベトナムは日本から近いのになぜプレミアムポイントが嵩むかというハノイよりも南のシンガポールを経由するからであり、遠回りであります。遠回りは時間がかかり敬遠されることもあってライバル対抗として、その分運賃が安くなり、ビジネスクラスは時間がかかっても快適であり、マイル修業にも適しているのでこうした結果となります。
最後に
シンガポール航空の名古屋発の東南アジア往復が安いのはなぜかと思い、大株主を見てみましたが、シンガポールの政府が所有する投資会社テマセクであり、名古屋と目に見えて関係性はないように見えますが、大きな資本が動いているので巡り巡ってと言う事もありそうです。
名古屋飛ばしが多い中で名古屋撤退もせずに継続している同社は貨物需要なのか不明ですが、天候が急変しやすい日本で大きい機材の多い同社がダイバートできる空港の確保という観点から就航しているのかもしれません。それは単に欠航ではない選択肢と言うサービス重視なのかもしれません。
それを名古屋割として還元してくるのは利用率向上もありますが、路線別利益率では見えない就航地が多数あってこその国際線のみの同キャリアだからとも見えてしまいます。