深々と雪が降るエレバン中心部を散歩してみましたので、お伝えします。
エレバン市内を散策
文字通りの中心地である共和国広場であります。観光名所ではありますが、平日は近くにオフィスが多いのか、働いている人が足早に歩いている感じでした。
赤いレンガの建物が特徴的であります。写真右側の建物はマリオットであり、歴史的な建物に滞在するか最新のコートヤードに泊まるかで迷った末にマリオットには滞在しましせんでした。レートはあまり変わりませんでした。エレバンは再び訪れたいので次はマリオットにしたいところであります。
共和国広場
区画整理がされ、電柱地下化された街区であります。このあたりも先ほどの共和国広場からすぐのところであります。整然とされ過ぎ感はありますが、綺麗な街であります。ブダペストもこうしたところがあり、綺麗であります。
カスケード
エレバンで最も印象的な写真が撮れる場所であるカスケードであります。オデッサに行ったときに階段が印象的でしたが、それ以来の階段であります。
雪が降っていなければ往復15分ぐらいですが、雪でとにかく階段が滑りやすく、階段端の雪が積もっていないところを選んだり、滑らないように慎重になり、結局往復で45分ぐらいかかりました。派手に転ぶと蒲田行進曲のように階段落ちが待っているので、とにかく牛歩戦術でした。エレバンの洗礼を受けます。
とにかく転倒しないことを第一に上りつめた景色であります。このあと再び降りなければいけないと思うと気分は晴れないところであります。まあ、天気が物語っていますが。
昇りきったところにカフェでもあるかと思うと何もありませんでした。さらに上に行くかリターンするかと言う感じで戻ることとしました。登山は下山が肝心と言う事を痛感します。
降りる前に折角の高さから撮影してみます。こうしてみるとコートヤードが市内では一番高いビルに見えてしまいます。綺麗な街なのでこのままにして欲しいところですが、経済成長もあるので、なかなかそうはいかないのでしょう。
カスケード広場
歴史を感じさせる建物が多く、雪と相まってとても印象的でした。今回の旅は人生の総決算でもあり、かなり印象的な場所に行きましたが、その中で片手の指で数えられるほどの景色であります。


カスケードの近くにはアートが結構あり、綺麗な町並みに華を添えています。雪で少し印象が異なてしまっていますが、それもまた一度しか味わえない景色です。
雪国なのか店舗の軒下は雪がかからないようになっていました。日本だとこみせ通りのような十日町の商店街のような昔の青森駅から跨線橋までつながるリンゴ売店のような感じであります。標高1,000mの冬はやはり厳しいのでしょう。ただ、真夏は盆地なので40℃ぐらいまで上がるそうです。軽井沢とは違うようです。
凍えそうになった後は
雪の中、2時間ほど歩いていると凍えそうになり、ここはアルコールで気付けが必要とマップで検索して出てきたホテル最寄りのワインバーに。
アルメニアワインを中心に置いており、つまみは酒飲み用のものばかりでした。プシュー。外は凍えるようなところですが、バーの中は暖房が効いており、外の寒さを忘れて冷たい白ワインを飲んでしまうところが甲斐性がないと感じてしまいます。
先述のワイン棚から持ち帰りたいものをピックアップして会計してチェックアウトします。ホテルまで直ぐですが、雪の中戻り、冷やす必要もないぐらいであり、旅の荷物削減のため、一晩で飲んでみました。
アーバンワインバー
2連泊の中日は部屋の清掃時間中に散策してみました。この日も雪が凄くてあまり、外にいられないのでまた、☆レートの多いワインバーで昼からワイン三昧でした。
アルメニア産のスパークリングであります。毛糸のようなどっぷりさはなく、さらりとしたフルーティーが爽快でした。
物価は比較的安いので3杯ぐらい飲んでもそんなお金を使ったと言う感じてはないのがエレバンの良さでもあります。
OOPS!
夕方はホテルの隣にあったドイツビールのお店に入ってみました。ドイツビールと大きなモニターにはサッカー中継があり、ドイツらしい感じでした。まあ、ビールはあまり好みではないので、1杯でやめて出て、スーパーでワインを購入して部屋飲みと化してしまいました。
Paulaner Beerhouse
最後に
エレバンはエデンの園が存在した土地とも言われるところであり、何かそんな雰囲気を感じました。アララトさんの麓で標高が高いので雪国であり、走っている車とか見ると雪上運転は慣れているようで、何か郷愁を感じました。雪景色となると空は鉛色ですが、積もった雪がレフ板効果があり、雪明りで意外と明かるいのが雪国でもあります。
今回の旅で唯一の雪景色であり、この後は常夏のシーブリーズを浴び続けることとなります。それはまた別のお話。地球は広いですね。