弾丸トラベルは怖くない!

飛行機、ミリオンマイラー、鉄道、ホテル、海外発券、弾丸旅など

ANA機内 WiFi ようやくYouTubeが視聴可能に。時間はかかりそうだが

ANA機内 WiFi で大きなニュースがありましたので、整理してみました。

全クラス無料で動画視聴可能な高速インターネット環境へ

以下のようなプレスリリースがありました。

概要としては以下のとおりです。

国内線

現行のウェブページ閲覧、メール送受信などに加え、YouTubeなどの動画視聴サービスもご利用可能に。現行と同じく無料。

国際線

機内インターネット機器を順次改修した機材および今後導入する新造機において、全クラス無料で動画視聴サービスがご利用可能な高速インターネット環境に。

ということで、大きなポイントとしては動画視聴サービスが可能になった点と国際線において全クラス無料でインターネットが利用できるとのことです。

動画視聴が出来るようになったのは大きなポイントであり、国内線では羽田⇔沖縄のような長距離路線では動画を見ているとかなり時間が潰せます。

また、国際線においては機材の改修によるタイミングが大きいですが、こちらも飛行時間15時間もあるような長距離路線では映画を観尽くしてもYouTubeがあると言ったところです。

国内線の改善

では実際の詳細を確認してみます。まずは国内線からです。

開始時期  2025年6月13日から

改善内容  通信帯域を大幅に拡大し、ストリーミング配信等の動画視聴が可能に

対象機材  Dash 8-400を除く国内線機材 及び A320neo(146席)国際線機材

国内線は既に始まっており、実感が大きいのではないかと思います。機材についてはプロペラ機のDHC8-Q400以外の国内線機材と言う事で、かなり実感はありそうです。加えてA320の国際線機材の国内での運用(日本国内運用時は32Pと言った方がわかりやすいかもしれませんが)も国内線運用時には対象となっています。ただし、国際線運用時は対象外とのことです。

他の国際線機材(ボーイング787-8中距離仕様機/78M、ボーイング767-300ER/76E)は対象外のようです。78Mと思って選択したら、ネットが出来ないと言う事になりそうです。

国際線の改善

続いては、国際線です。

対象機材 ボーイング767-300ER

改善内容 最新ネット設備に改修し、ストリーミング配信等の動画視聴が可能に

開始時期 2025年8月より(条件付き)

国際線は国内線とは対照的に目下利用できるようになるのは機材はボーイング767-300ERのみとなっています。しかも、2025年8月から利用できるのは1機(機材番号JA625A)のみであり、25年度内に3機、26年度内に全6機の改修を完了する予定です。

B767-300ERの就航路線は国際線ではソウル金浦線や中国路線が多く、飛行時間はそれほど長くなく利用する割合は低いと言えます。

足下でソウル線にボーイング767-300ERに搭乗した際は機内WiFiサービス自体が提供されていなかったので、ネット設備改修をしていたと言う事かもしれません。

ソウル線は飛行時間が短いのでますますエコノミークラスで良いと言うモチベーションになりそうです。

誇大広告のようにも見えますが、まずは新型のネット設備のパフォーマンスを見極めて主力機材に導入と言う事なのかもしれません。

そして、ANAの主力機材である、何かと話題なボーイング787型機については、新造機から導入し、既存機も随時導入とのことです。

他のボーイング機については77Wで使い続けるもの、そして、いつになったから就航するのかわからないボーイング777-9にも導入されることとなりそうです。777-9は当初の予定から仕様が色々な面で変わっていそうですね。

エアバスへの言及はありませんが、A380はどうなるのでしょう。2030年になるとかなり古くなり、ニーズが合わなくなり、欲しがるエミレーツとかに高値で売ってしまうかもしれず、どうなることでしょう。

そして、国際線では米国Viasat社のネット設備を搭載して全クラス無料・高速インターネット環境にするとのことです。

国際線については787・1本足打法なので767の搭乗できるのはソウル金浦が一番と言えますが、もしかしたら、787が飛べなくなると貴重な767となるかもしれません。それ以前にシンコロでもないのに、787が全機地上に駐機となり、どんどん現金が減っていき、会社自体の存亡と言う事になってしまいますが。

Viasatとは

国際線で新にネット用設備を提供するViasat社ですが、概要は以下のとおりです。

設立 1986年5月

業種 通信

主な製品・サービス

軍用通信機器、高速衛星モデム、MIDSと戦術データリンク、モバイル衛星通信
アンテナシステム、VSATネットワーク、ブロードバンドシステム

事業規模(収益)4.284 billion USD(約6,000億円)

日本人にわかりやすいのが、auが一部ネットワークを利用しているスターリンクのような衛星通信事業者です。Viasatは独自の衛星ネットワークを活用し、信頼性の高い高速インターネットを提供しています。また、需要の集中に合わせて衛星容量を柔軟に調整できるため、客室内の他の乗客と帯域幅を共有する際に接続速度が低下するという事態を回避できるとのことです。

個人的にはニューヨークJFK空港からアイスランド・レイキャビックまでアイスランド航空を利用した際にナローボディーであり、6時間フライトは長いと思っていましたが、幸い非常口座席で隣席さらに隣の席もおらず快適だったのですが、さらに同社のネット接続サービスが提供されており、課金はしましたが、YouTubeライブも視聴できたので飽きることなく、東回りでレイキャビックに到達できました。

その時の搭乗記はこちらです。

ANAがこれまで利用してきたPanasonicや楽天モバイルが特定航空会社で無料ローミングを実施しているするOn airと比較するとブロードバンド回線に適しているようで、実感からも期待できるところです。極東とアジア、オセアニア、北極圏、シルクロードと言ったANAの運航ルートでどれほどのパフォーマンスが出せるかは未知数ですが、気になるところです。

最後に

JALでは実現していた動画視聴が遂にANAでも提供できるようになります。遅いかもしれませんが、大きな一歩と言えます。何かあった際もSNSにその前兆とかが残ることですし、良いのかもしれません。

ただ、ANA国際線予約システムのように飛行機がいつもクルクル回るようであれば、上級会員にとってはただのストレスとなり、ますます顧客離れを誘発することとなりそうで、宣伝の仕方も慎重となりそうです。

皮肉にもWiFi経由で050のIP電話にて機内からダイヤモンドサービスデスクに電話をして帰りの便のチェックインとかすることとなるかもしれませんが。現状の環境でも結構IP電話はつながってしまいます。

また、au Fast Laneのようにダイヤモンド会員には優先して帯域を提供するとかもあっても良さそうですが、機内でのWiFiだと難しいのかもしれません。

まあ、楽しみではあります。

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.