世界中どこでも必需品となったスマートフォンそんな中でその血液とも言える通信でありますが、海外でのeSIMの使い方について個人的にまとめてみました。
日本のキャリアのローミングとコスト
個人的には電話番号維持のためにデフォルトの音声回線は基本料無料のpovo(物理SIM)、データ通信は楽天モバイル(eSIM)であります。特に楽天モバイルはベランダから基地局が見えているため、自宅内での通信は極めて良く、以前に利用していたビッグローブの光ファイバーを解約して、メイン回線にしています。スマホとパソコンとテレビ(ほとがYouTube)はテザリングに依存しており、外出するとパソコンとテレビはつなぎ直しと言う面倒はありますが、3,2千円ちょっとで通信費が完結するのは満足であります。
たまにプライムビデオとかで映画を見ても通信制限はなく、楽天モバイルがなくならないことを祈るのみであります。唯一不満と言えば、5Gが出てからすでに数年が経過していますが、いまだに4Gであります。
そして、音声回線は電話番号を残しでpovoにしています。以前はauにしていましたが、ピタッとプランとか抑えてもそれなりにコストがかかるので、基本料0円で番号が維持できるのでちょっと前に変えています。
基本的にはデータ通信をすることはなく、しようとしてもトッピングしないとできないので、無意識に使いすぎることはないので安心であります。
国内では着信通話は無料であります。ただ、発信はトッピングで通話料割安プランでもつけないと高くなりますが、ここは良く通話する相手に050電話アプリの番号とか教えて置けば意外と安くできます。
ただ、povoは切り替えてから分かったのですが、通話転送ができない点であります。トッピングができれば、良いのですが、トッピングでないのもの難であります。
後述しますが、海外にいる際の通話問題が結構、難であります。
海外でのeSIM
海外でのデータ通信と言うと日本発の場合、空港でWiFiルータを借りるか日本のキャリアのローミングサービスを利用するというのが20年くらい前からよく知られた手段であります。
WiFiルータは専用機器であり、日本キャリアのローミングよりはギガ単価が安いのですが、空港で貸し借りの物理的作業が必要、借り物を紛失・盗難した場合の補償、そもそも荷物になる、ホテル滞在時の充電するものが必要となるなどもあり、個人的には借りたことはありません。
一方で、日本のキャリアのローミングは以前は定額制または一定の制限がない従量プランがメインであったため、それを知らずに数十万円の請求がきてしまったケースもありましたが、今は変な未収債権を増やすよりかは使わせなくする、もしくは効率的な収益を上げる目的なのか定額制やワンタイムプランが多くなっています。
楽天モバイルの場合、最強プランにデフォルトで2GBの無料通信がついており、繰り越しはなく、使っても使わなくても毎月リセットされます。日本人が良くいくような国であればこれで問題ありません。
着陸後に楽天モバイルのデータ通信状態で現地キャリアとつながればそのまま、使えるので便利であります。機内からホテルまでスマホ端末ではそんなに使わないので色々な国を廻っても2GBで収めることができます。
また、使える場合にデータ容量が枯渇してしまっても、1GB/500円からであり、その後は500円×1GBで追加課金可能であります。この手のプランでは大量に追加した場合にディスカウントが働くのですが、フラットに1GB/500円課金なのでまめに追加できるのは良いところであります。
povoの場合はお得意のトッピングであり、基本的には日数単位の時限での利用が前提となっており、0.5GB~5GBまでの課金となっています。
そして、運用会社のKDDIが海外事業者と交渉しているのか利用者の多い国ではディスカウントをしているようであります。ただ、ほぼ楽天モバイルが提供しているエリアと被っており、楽天で良いのかなと感じてしまいます。
余程、楽天のローミンクで電波が立たない時にはリーサルウェポンとして有効ではありますが、日ごろから単価とか比較しておく必要はありそうです。
以上のように日本キャリアのローミンクで完結しそうでありますが、そうとも行かないケースもあります。そもそも、両社がローミングしていない国やエリアはそれが使えなくなります。
個人的には昨年訪問したグリーンランドは日本のキャリアではドコモしかローミングしていなかったりします。今年、訪問したアルバニアもそうでした。
こうしたところではホテルや空港まで自力と言うのもありますが、やはり、それでは情弱となり、結局、ほかのコスト面で損をすることがあるので、通信は必須であります。
先述の国やエリアを訪問したことでこうした通信の重要さを痛感して、第3のeSIMと言うか、MVNO事業者を利用しています。ネットで検索するとG様にたくさんお金を払っている順にいっぱい出てきます。色々試してみて、色々な業者がいました。
現在はairaioというアプリと言うか業者がメインであります。これはグリーンランドに行った際にpovoも楽天もローミングしておらず、たどり着いたMVNOであります。その前に別の業者を試したのですが、eSIM設定に困り、結局、同業者にたどり着きました。
その後、数か月して、アルバニアに訪問の際も同様に事例に陥り、重宝したりします。グリーンランドはかりに日本から遠い場所でありますが、域内ではホテル内とかはWiFI環境は十分であり、日本の地方都市と変わらない感じであります。北海道か新潟みたいな感じであります。
課金単位も5ドル以下から設定があり、ちょこちょこ利用でメリットと言えます。グリーンランドからアルバニアまでのイギリスやノルウェー、シドニーなど言っていますが、それは楽天モバイルでカバーできているので本当に必要なところで利用できる点が良いとえます。
ただ、最初の課金の際は通信ができないといけなく、現地空港に着いた際に空港の無料WiFiとかないと課金と設定ができないのは何であります。
まあ、到着前に事前に課金して入れば、問題ないと言えます。また、局所(現地国限定)では安いですが、複数国可能プランは高かったりするので、調べてうまく活用する方法か必要であります。
無料Wi-Fiが普及したので、全体にコストは激減
ただ、海外ローミングやグローバルWiFiよりも普及が進んでいるのが無料Wi-Fiであります。以前は有料の空港ラウンジやホテルの客室、店内での飲食者にレシートにアクセスポイントが記載されていたものが現在は空港全般、ショッピングセンター全般なかにも、空港から移動するバスや鉄道までといたるところに無料Wi-Fiが設置されており、そうした事がうまく利用できれば、ある程度が満出来れば、ローミングなしで通信ができてしまいます。
まあ、相性かよくないのか、不明な利用でうまくつながらない、野良WiFiを掴んでしまい、セキュリティ的な事案となるケースもありますが、基本的にはつながることが多く便利であります。
こうしたものを利用することで随分コストは削減されているようであります。WiFiの活用が一番低コストへの近道とも言えます。
データ通信だけでもなく、通話も注意
そして、意外なと落とし穴として、データ通信ではなく、通話であります。LINE通話等がメインとなればそれは関係ないかもしれませんが、090または080または070番号を仕事やそれに準ずることで利用している場合に着信は重要であります。
こうした通話はデータ通信ではなく、海外滞在中は音声ローミングとして扱われるため、発信はもちろん、着信も高額となっています。これはデータ通信が年々、単価が下がる中で需要が少ないのか下がらず高額であります。
先述のとおり、povoは転送電話は不可であり、050通話アプリに転送ができれば、povoまでの着信は無料であり、povoから050アプリまでの通話料は3分8.8円ぐらいなので20分以上の通話ではものすごい差がでます。
こうしたことから、折り返してかけなおすか、重要な着信が想定できる場合が高コスト覚悟が必要であります。
転送ができれば、それはかなり回避できますが、折り返しの通話の場合は相手に着信通知はローミングの場合でも海外国番号が表示されたり、050アプリ通話では050番号されるので、そもそもつながらいと言う可能性もあります。
海外に行く場合は通話をしなくて済むような日ごろのコミュニケーションや最安ルートを確認しておく必要がありそうです。まあ、飛行機に乗っていることが多いとあまり現実的ではありませんが。一応、機内WiFiを活用すると色々で来ますが、機内WiFiの単価は高いですからね。
最後に
特に案件と言うわけではありませんが、個人的な海外での通信手段の確保状況をまとめてみました。20年くらいでローミングサービスの拡充および、無料WiFiの普及により、海外通信コストも劇的に削減できています。
ただ、情報を把握して、整理していないとデータ通信は良いものの、意外な通話で日常の毎月の通信料金を越えてしまうようなスポット課金が出たりします。
各社のサービスを把握したうえで、これならこれ、あれならあれと言ったような選択肢と操作方法を場合して利用するのが、最新で海外でのコストを削減できると言えます。
マイル修業単価に気持ちは向きますが、通信コストは意外に大きなコストなので、為替差損益と含めて、懸念事項であります。