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ANAビジネスクラス搭乗記 JFKで短時間乗り換え

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ANAビジネスクラスにてニューヨークJFK国際空港にて短時間乗り換えをしてみましたので、お伝えします。

ANA110便

110便と言えば、ANA国際線ではロンドン便やワシントン・ダレス便と並び代表的なフライトであります。

6,739マイルのフライトであり、今は欧州便の方がフライト時間は長いですが、それでも12時間以上のフライトであります。

今回、JFK空港を利用するのはマンハッタンに行くわけではなく、乗り継ぎをするためであります。そちらは後述いたします。

スイートラウンジにて近くにいた若い外国人カップルは2列目の番号が記載されていた搭乗券を持っていました。見かけによらないものであります。と言いう事で私はビジネスクラスなのでL2ドアの方に進みます。

THE Room

ANA110便のビジネスクラスということはTHE Roomであります。通算4回目のTHE Roomであります。本日は13A席であり、窓の窓側であります。ただし、進行方向とは逆配置となります。

慣れたのか違和感はなく、水平飛行に入るとどっちに飛んでいるかわからなくなりなります。

本当に一昔前のファーストクラスであります。どんどんクラスがワンランク上になり、それに伴い、運賃が高くなっているのは企業としては良いことなのでしょうが、マイラーとしてはちょっぴり寂しいところでもあります。

THE Roomのテーブルであります。ビジネススタッガードと比較するとちょっと遠いのですが、それが広さの証拠でもあります。このテーブルの下に後ろの人の足があると思うと不思議な感覚ですが。といいつつ、自分の足置き場に前の人がいたりします。

多機能ですが、結局、テレビか映画の選択肢となってしまいます。

何気にガントチャートのようなフライトプラン画面が重宝します。食事の時間等が表示されているので、飲む時間、食べる時間、寝る時間と計画的に組み立てることができます。

計画しても予想外に寝落ちたりするので、その限りではありませんが、到着前の食事の時間はどこまで飲んだらいいか線引き出来たりします。

搭乗記

本日もまずはパジャマへの着替えから始まります。今回のアメニティは白のグローブ&トロッターでした。飛行機を降りた後はガジェットのケーブル入れに変わりました。

スパークリングワインもそこそこに出発と行きたいところでしたが、荷物積載に時間を要していたのか、ドアが閉まってもなお、積載しており、予定よりも30分遅く出発。

隣にいたシカゴ行き(こちらは45分程度の遅延)のJA791の後を追うように出発します。

本日はB滑走路34Rからの出発であります。77WのエンジンのGE90が一番いい音が効ける場所でもあります。

今回は13A席でしたので、まさにエンジンの目の前であり、音に気をとられているとスカイツリーをあっという間に過ぎて千葉に入ります。

この日は珍しく地上を北上していきますが、すぐに太平洋上に出ます。

77Wの長い翼がどんよりとした空気をかき分けるかのように上昇していきます。

眼下は雲しかないので、早々に障子のような柔らかい光モードに切り替えます。

するとビジネスクラス最大の楽しみである食事が始まります。

和食は鰆の煮付けとシンプルであったため、洋食の牛にします。ここ、10年以上変わっていないスティックからスタートであります。味は進化しているのでしょうが、水分を持って行かれます。そして、ここぞとばかりにワインを追加します。

ANAオリジナルスティック/柚子大根と鶏肉の甘酢漬け

このところ、同じシャンパン(カステルノー)が続いているので、白からスタートします。ソービニヨンブランはなく、オーストラリア産(バッダージニー・ラン 2018)のものにします。意外と進まず、前菜まで持ちます。

蟹のサラダとマグロの生ハム ハーブソース

プレミアムクラスと違い、見た目も味も華やかであります。マグロの生ハムはなかなかでした。この辺りで一番パンが進み消費してしまいました。

ビーフブレゼ 赤ワインソース

そして、メインの牛であります。久しぶりに機内食でビーフを食べたと言う感じであります。地上にいてもあまりビーフは食べないのですが、ビジネスクラスに乗ると食べたくなってしまいます。日本発なので固いとかなく、ちょうど良い感じでした。

 フレーズピスターシュ

デザートは人工的な昔のお菓子みたいな色でしたが、味は大人向きでした。

食事を終えると記憶がない位5時間ほどぐっすりと眠ってしまいました。気が付くとカナダ上空であり、最近は加齢のせいなのか、寝落ちが早くなってしまいました。良いのか悪いのかわかりませんが。

真夜中の空間と言う感じであり、個室のライティングはリラックスします。目覚めにNHKワールドのライブを見ていると浜松町にあった世界貿易センタービルの解体が特集されていました。

ご存知の方も多いかと思いますが、既になくなってしまっています。ビルの解体もそうですが、モノレールのホームまで行く対策も早々にして欲しいところであります。改札階に行くエレベーターは行列ができるくらいであります。

この後は着陸まで起きており、ワインとアイスクリームと言うなかなかお腹に来そうな感じで過ごしていました。

この辺りになると一度暮れていた太陽が再び昇りだし明るくなってきました。

山菜と湯葉の浸し/メヌケ桜葉蒸し/俵御飯

到着前の食事は日本発という事も有り、和食にしました。和食の方が体に優しく、この後また110便ほどではありませんが、長時間フライトが続くため、ちょうどいい感じでした。

JFKで短時間乗り換え

出発が30分遅れ、飛行時間で取り返すかと思いましたが、そのまま、30分遅れで到着となりました。

この後、乗り継ぐフライトはアイスランド航空であり、レイキャビック行きであります。北米からレイキャビックを目指すとほぼ夜行便が多いのですが、珍しく昼発があり、12:55PM発であります。ANA110便は定刻ですと10:55AM着なので、ちょうど2時間あり、両社ともにターミナル7であるので、ちょうど良い時間であります。

本当はMCT3時間ぐらい確保するのが良いのですが、それだと夜便になり、日中、マンハッタンに行くのも、空港ホテルをデイユースするのも結構お金がかかるので、この組み合わせにしました。

アイスランドはヨーロッパであり、ヨーロッパの都市で乗り継いだ方が良いと思いますが、東南アジアの国々からだとそれが正ですが、日本からの場合、現在、北極ルートでヨーロッパまで行くので結局、北米を通過して、グリーンランド、アイスランドを通過して、ロンドンやフランクフルトに到着します。

飛行時間は15時間近くなることとなります。そして、着いた欧州各都市からは偏西風を向かい風にしてアイスランドに戻るように行くので、飛行時間がは物理的に長くなるほかに、精神的にも長く感じます。

また、ロンドンやフランクフルト発券の場合、レイキャビック行きはフルサービスでは結構高く、LCCだとロンドンのはずれの空港やどこかで乗り換える必要があります。

まあ、アメリカからレイキャビックに向かうのも高額ではありますが、タイミングが合うと早く、安く到達することもできます。

何よりも、ANA便の北米行きと欧州行きでアジア発の海外発券を比較した場合、欧州行きはロンドン線などの選択肢を遣えるのはメリットですが、積算率70%が多くアメリカ行きは100%が多いのでマイル積算は結構な差(プレミアムポイント)が出ます。

そうしたことから、今回はJFK空港経由としてみました。さて、うまくいきますでしょうか。

マンハッタンを眺めながら着陸し、ゲートに到着した時点で45分ぐらい遅れていました。チェックインの際に乗継便を登録していたので、リクエストすることなく地上係員が待機しており、入国手続きを済ませます。1フロア上がり、アイスランド航空のチェックインカウンターで搭乗券をもらいます。搭乗券に記載されていたSEQが80ぐらいでしたので、かなり最後のチェックインであったようです。

そして、日中なので荷物検査はハラハラすることなく、通過しゲートに到着したのは、12:20ぐらいでした。ちょっとぐらいは腰を下ろせるかと思いましたが、搭乗が開始され、落ち着く間もなく、そのまま搭乗となりました。

アイスランドの人は時間厳守が多いのか、滑走路から離陸する時間が出発時間の12:55PMぐらいでした。

アメリカで国際線同士の乗継は何度か経験はありますが、おそらく、人生史上最短の乗り継ぎ時間だったと言えます。結果的にレイキャビックに定刻22:55のところが22:00過ぎに到着と、このあとのテレワークに余裕で間に合いました。

最後に

今回はニューヨークJFK空港で人生最短の国際線乗り継ぎをしてみました。結構、2時間ではきついかなと思いましたが、案の定ハラハラさせられる結果となりました。

しかし、結果的には短い時間で余計なお金を使うことなく、欧州経由よりも合理的だったと言えます。

そして、アイスランド航空の搭乗記は別途、記事化しますが、エコノミーでしたが、6時間弱でも苦痛ではありませんでした。THE Roomにてぐっすり休み、栄養補給したからとも言えます。

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