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ANA 787 1本足打法で大きく変われるのか

ANAのB787の投入計画から見えるこの先の国際線を考えてみましたのでお伝えします。

ANA 新たな機材の取得

先日、2025年2月25日にANAホールディングスは適時開示を行い、「固定資産(航空機)の取得に関するお知らせ」新たな航空機材の取得を発表しました。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250225581094.pdf

それによると(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)という形で5機種計77機の取得をすると言うものであります。

内訳としては

ボーイング787-9型機 18機

ボーイング 737-8 型機 12 機

エアバス A321neo 型機  24 機

エアバス A321XLR 型機  3機

エンブラエル E190-E2 型機 20機

となります。この中でB737-8とA321neoは国内線の同等機材の置き換えであり、MM色で記載した通り、A321neoXLRについてはピーチ専用となります。

そして今回の発表で大きかったのはエンブラエルE190-E2型機で使用となります。国内線のプロペラ機の置き換えとしてエンブラエルを導入することでしょう。MRJから始まり四半世紀ぐらい足掛け経つのでしょうか。ようやく結論となるようです。A220とかではなく、無難にエンブラエルにしてきたのはJ-AIRで実績があり、空港でも扱いやすい点やクラスJを設定していることから1-2席でプレミアムクラス席(狭いですが)を設定しやすいと考えたのではないでしょうか。

さらに邪推すると遠い将来、地方路線は現在の九州離島路線のように1社ではカバーできなくなり、ANAとJALで共同で経営するような形となり、それに合わせるプラットフォームとして合わせてきているのかもしれません。

このほかでは日本の空についてB737-8が飛ぶこととなります。トラブルが先に来ますが、世界ではすでに飛んでおり、NG世代と比較しても静かなので良いとは思います。

789国際線機材を新たに発注

そうしたなかで、ボーイング787-9型機を国際線専用機材として18機発注しています。理由としては以下プレスリリースで述べられています。

旺盛なアジア-北米流動需要や成田空港の再拡張を見据え、ボーイング787-9型機(GE社製エンジン搭載)を18機発注いたします。当社として成長領域と位置付けている国際線において、新造機を積極導入することにより、持続的な成長を実現する為の基盤づくりを行ってまいります。国際線の有効座席キロ(ASK)は2030年度に2023年度実績比で約1.5倍になる見通しです。

B767-300ERの退役はあるかもしれませんが、B777-9と合わせて座席数を純増させると言う事であり、純粋に増やすと言う事であります。2030年度断面でのB787-8の機齢としもまだ使えるとしてこうした結果となっているのでしょう。

しかし、他社を見ると、B787を導入しつつも、A350シリーズの導入が多くなっているキャリアが多いと言えます。JALが典型であり、今では国際線はA350-1000の方が主役となりつつあります。明らかにエアバスシフトであります。

一方で、A350-1000エチオピア航空については、B777-300ERもあればA350-1000もあり、B787もあり、A359もありと過渡期なのか政策なのか不明ですが、玉石混合であります。ターキッシュエアラインズとかもそうであり、A350-1000のは選択肢として利用したい機材なのかもしれません。実際に搭乗すると、聴覚からも乱れの無さはトリプルセブン以上でもあり、これでいいかなと思ってしまいます。

ボーイング一途

以上のように、ANAではエアバスの小型機を運用しているほか、その保有経緯に大人の事情はあるものの、観光需要としてA380も保有していることから、エアバス機の保有を拡大しても良さようでありますが、昔から中大型機はボーイングに一途であります。

B747に始まり、B767、B777、そして、B787とひたすらボーイングであります。まあ、JALも途中までそうでしたが、破綻して柵がなくなったのか今はそうではないですが、ANAだけはボーイングであります。ロッキードとかの導入で懲りたのか不明ではあります。

ある意味、ボーイングの機材でも長年のベストセラーで安心感もあり、B787に関してはANAとともに育ってきたという経緯もあり、この先もB787とともに成長すると言うのは理にかなっていると言えます。ノウハウがあり、機材をそろえることでの安定性と効率性を考えると自明とも言えます。

一途の愛、一つのことを貫く、変わらぬ秘伝のたれ、変わらずに続けることは良いことであります。ただ、事業的には出来上がった後には成長は限定的となるものです。機材をB789を選び続けることがそうとは言いませんが、そういう可能性も秘めていることも感じます。

次のビジネスクラスは

同じサイズの機材を引き続き、利用するとなると機内設備はどうなるかと気になってしまいます。新しい機材も木目調のテーブルとブルーの生地のシートと言うわけにはいかないとは思いますが、座席数など現行と同等に考えるとすると似たような構成になると言えます。現在のシートでもすでに古くなっているので、今後、10年と考えるとさらに古さを感じるでしょう。

こういう時に新機材の場合は新しく問題をクリアにしたりと、新たな考えが創出されたりするのですが、既存の場合は実績がある故に、革新的ということを貫くのは結構大変なのかもしれません。

THE Roomは世に出た当初は監修者もイメージ的に良かったのですが、今はかなり変わってきており、同じコンセプトとなるかと言うのも微妙であります。かと言って、国際線の大半の顔となるB789について、折衷案と言う風にするのもどうかと考えてしまいます。ボーイング787型機からだと結構制限が多いのではないかと思います。

最後に

ボーイング787が実際に商用飛行してら15年近くが経過しますが、とても快適な機材であり、今後も増備されるのは良いことでしょう。しかし、A350-1000に乗るとその快適性も特筆するところもあり新しさを感じてしまいます。

既存の機材であるとどうしても安全面からコンサバに色々と考えが立ちではありますが、サービスなどでは特に大きく変わるところも期待したいところであります。

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