
LOTポーランド航空のハブ空港であるワルシャワ・ショパン空港にある同社のビジネスラウンジを利用してみましたので、お伝えします。
場所

エリアはエアサイドであり、ヨーロッパで言う非シェンゲンエリア(他エリアではパスポートコントロールを追加する)の出発エリアとなります。ということで、パスポートの提示が必要でもあります。LOT便は東京にも就航していますが、その場合もこのラウンジの利用となります。ラウンジはこの出発エリアから1フロア降りたところにあります。

階段がエレベータで降りて1階にアクセスします。フードコートがあったりと意外と賑わっています。
ラウンジアクセス基準は同便のビジネスクラス利用またはスターアライアンスゴールド会員であるほかに以下のとおりです。
Miles & Moreプログラム会員で、5,000アワードマイルをLOTビジネスラウンジへ交換が可能。
中国、インド、日本、カナダ、韓国、米国行きのフライトを利用のLOTプレミアムエコノミーの利用者は180PLN(7千円程度)の追加料金で利用可能。
まあ、同ラウンジの隣は某カードで利用できるラウンジもあるので、そちらでも良いかもしれません。それはまた別のお話で。
ラウンジ訪問記

ラウンジ全景です。LOTの本拠地の長距離国際線では中型機が就航している路線が多いところにあるラウンジとしてはちょっとこじんまりとしています。殺伐としていない昼沙陰りです。

B787が就航するくらいの頃に改装した感じのデザインです。ラウンジのスタッフは多く、頻繁に交換や片づけをしていたので、食べ物不足やテーブルが空いた皿で散らかっていると言う事はありませんでした。

LOTグッズの販売もあるようです。どこの国でもピンバッジやモデルプレーンはエアラインファンがいると言う事なのでしょうか。施錠はきちんとされていました。787は同国でも主力なのでしょうか。

LOTポーランド航空はポーランド語で Polskie Linie Lotnicze LOT S.A, ということであり、 同語で航空を意味する、Lotniczeをの先頭3文字をマークに使用しているようです。よくよく考えるとANAは機体と垂直尾翼に同じマークが入っていますね。まあ、政府専用機(日の丸)もそうですが。

出発案内もあります。しかし、行き先を見ていると利用したことがある空港が多くなっていると感じてしまいました。今回は、まだ利用していないところが目的地でありますが。地元のLOT便が多いですが、エミレーツやペガサスなど中東との接続も多いようです。まあ、今後の地政学リスクで変化はあるかもしれませんが。

Wi-Fiはラウンジ専用のWi-Fiでした。このあたりは便利です。乗り継ぎ時間は比較的ありますが、日本のキャリア(R)のローミングがとにかく遅いので、それを待つ間にWi-Fiが使えるのが便利です。ローミングは電源を切っても機内モードにしてもSIM外しても、とにかく遅いですね。
実はこういうところで最強プランとかのコストを回収していると勘繰ってしまいます。まあ、それでも安いですが。


コンセント系は充実しており、USBポートもあります。コンセントはヨーロッパタイプのみでした。USBはタイプAです。

窓からの景色は良く、飛行機を見上げる光景です。LOTのB787でも駐機していればベストショットでしたが、エアチャイナのA330-300でした。大きさ的には迫力があります。北京まで飛行時間が早くて良いですね。

昼ではありますが、ホットミールもきちんとあります。このあたりはスターアライアンス加盟キャリアと言う事もあり、基準があるのかもしれません。

写真は揚げイモと野菜と小麦ですが、肉もありました。まあ、この歳になると肉よりも液体ぶどうとなってしまうのですが。

一方で、サラダやチーズや加工肉は充実しており、サラダやピクルスは個別パックとされていました。廃棄ロス覚悟でもきちんと個別包装していました。こじんまりとしたフードエリアでしたが、内容は充実していました。まあ、パスタなど味の濃いものをガッツリと食べる人が多いのは何となくどこのラウンジも一緒です。

続いてはドリンクコーナーです。ソフトドリンクが見当たらず、アルコールのみであります。しかし、ちょっとしたバーみたく洋酒が充実している監視ではありませんでしたが。。。
しかし、下の冷蔵庫はビールが満載でした。ちょっと嬉しいです。軽い飲み物かと思っていると。。。

ワインが冷やされている区画を見ると結構なワインに混ざって、度数の高い蒸留酒があるではないですか。東ヨーロッパに来るとスーパーでウォッカなど冷やして売っているのと似ている印象であります。
氷さえ、度数を下げるものは排除してもダイレクトに飲みたいと言う事でしょうか。蒸留酒のウオッカで糖分を採らないか、その代りに、ワインで肝臓をいたわるかといつも考えてしまいますが、結果はいたわることがないまま、ブレンドで翌朝です。まあ、蒸留酒(ロック)の方が、お酒のプールで溺れる感じがしてしまいます。ズブロッカの国でそんなことを考えてしまいました。
最後に

ビジネスラウンジ・マズレクのマズレクは鼻の長さようでもあり、リニア新幹線のようでもありますが、ポーランド語で踊りに用いられるワードのようで日本語だとラウンジ・よさこい みたいな感じなのでしょうか。
マズレクで別で検索するとポーランドオリジナルの甘いケーキの名前のようでもあります。いずれも平穏な時期に楽しむものであり、そうした願いが今もってしても、あるのかもしれません。
まあ、個人的には甘いものよりは辛口が好きなのでそっちにシフトしてしまいましたが。もっきりみたくなっていますが。