イタリア発券のビジネスクラスがワンワールドで安いので、なぜか考えてみました。
日本人がイタリアで行きたいところ
日本人がイタリアで行きたいと言う場所は海外旅行が当たり前になってから、変化しているとはいえ、海外旅行バージンの若い旅行者にとっては、すべての道は通じるローマやミラノ、フィレンツェ、ナポリ、ヴェネツィアと結局は大観光地に収斂されていくこととなります。
シチリアやアマルフィ、トリノに行く人はよっぽどその地に惹かれているか、イタリアの至る所に行っていて、何かのトリガーで行きたいと言う人が多いのかもしれません。
日本を訪れる人が東京、京都、沖縄、北海道、大阪、福岡に近いと言えます。佐賀や和歌山にいきなり行きたいと思う人が少ないのに共通しているかもしれません。
そうした意味ではカタール航空は日本からのアウトバンドとイタリアからのアウトバンドの調整弁的にイタリア発券を安くしているのかもしれません。
ビジネスクラス ヴェネツィア=東京往復
往路は羽田着であり、ドーハからはA350-1000であり、Qスイートとなります。ヴェネツィアからドーハまでもボーイング787であると言うのは結構いい旅程であります。
復路は成田発着が最安であり、ボーイング777-300ERであり、ちょっと不便ではありますが、運賃を考えると許容であります。
復路の乗り継ぎ時間はドーハで11時間もあるため、ドーハを楽しむ覚悟が必要と言えます。旅慣れた人であれば楽しいですが、そうでない人は今回を機に旅の楽しさを満喫してほしいところであります。
運賃・予約クラス・FLYONポイント
運賃・予約クラス・FLYONポイントは下記のとおりです。
運賃 約213,772円
予約クラス Rクラス(125%)
FLYONポイント 19,290FOP
FOP単価 11.08円/FOP
20万円台で2万FOP貯まるとなると単価は11円台ではいいのではないでしょうか。単価は良いけど組み立てるクラスがエコノミーとかでは快適さはなく、むさしさもありますが、ビジネスクラスでこの価格では組み立て側の選択肢も拡大すると言えます。
ワンワールドからカタールが抜けたら、ドメ線は別として、誰もJMB修行する人が消えてしまうかもしれません。
最後に
カタール航空のイタリアと日本を結ぶ路線において、他社を圧倒的に上回る安さや単価の源泉は何かと考えてしまいます。
これまでの同社の利用者からするとプロフィッタブルなのか、スターアライアンス対抗なのかよくわかりませんが、安くすると効果が高いと言えます。
対抗のスターアライアンスのANAがミラノ便を開設延期としているのを見るとイタリア発券またはイタリア往復と言うのがおいしいかもしれません。
かつてはJALがローマ、ミラノに就航していた時代とは違うのかもしれません。