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ANA国内線 エンブラエル導入でどう変わるか、ファーストクラスは設定されるのか

少し前にANAが発表した国内線でのリージョナルジェット機導入が国内線でどのように導入され、変化していくか想像してみました。また、プレミアムクラス改めのファーストクラスの導入如何を考えてみました。

ANA日本発のリージョナルジェットE190-E2型機導入

ANAはボーイング787-9型機(GE社製エンジン搭載)を18機発注するとともに、これまでには導入していなかった100席クラスのエンブラエルE190-E2型機を20機(確定発注15機、オプション5機)発注することを発表しました。導入は2028年からとのことです。

ボーイング787-9については一本足打法であると言えども、それなりの実績もあるので想定線でありましたが、リージョナル機材にE190-E2導入と言うのは、三菱ジェットがこけたとは言え、かなりのサプライズでした。

確定発注数18を考えると、ANAグループで現在保有しているプロペラ機のBombardier Q400は24機であり、さらにE190-E2を予約で7機としているもあり、Q400の置き換えの候補でもあると言えます。

E190-E2とは

E190-E2はブラジルの航空機メーカーのエンブラエル社の商用の小型ジェット機であり、シリーズとしては乗客は80人から140人ほどの乗客を運べる機材であります。

そうした中で、E190-E2は100名前後の乗客をカバーしており、2クラス制も導入可能と言う事です。

その場合の上級シートは1-2配列で3列の合計9席が設けられるのがメーカー推奨のようです。同機はスペックは以下のとおりです。

最大巡航速度 M 0.82
航続距離 最大 5,463 km

となっています。Bombardier Q400はおよそ時速650km/hであり、E190-E2は時速900km/hなので結構速くなります。ただ、国内線は距離が短いので飛行時間にそれほど差は生まれず、速達性以外の部分にメリットがあると言えます。

ANAが発注した経緯としては、今後のプロペラ機を維持するコストよりも低燃費なジェット機をパイロットを養成するコストをかけても将来的には人口が減る日本でもメリットがあると考えているのでしょう。

また、航続距離を考えると国際線も視野に入り、成田=釜山線とか、高雄線とかもANA便として想定できるかもしれません。まあ、成田ハブを捨てているANAにとって、どうかとは思いますが、メキシコ線やブリュッセル線を残しているので色々な選択肢は持っておくと言う事かもしれません。

プロペラ機の置き換えか

現在、ANAグループでプロペラ機で運航されている路線は以下の地図のとおりです。すべてプロペラ機ではなく一部はボーイング737で運航されている路線も含みます。

一応、チェックしましたが路線が漏れていましたら申し訳ございません。

地図を見てみるとボンバルディア Q400の運航は新千歳、セントレア、伊丹がハブになっているのがわかります。福岡も路線は多いですが、離島と陸の孤島とも言える宮崎のみとなっています。一方で羽田には就航はしていません。

まさに離島の沖縄についてはボンバルディア Q400の運航があっても良さそうですが、沖縄は地理的にスケールが大きいのでジェット機でないといけないのかもしれません。八丈グルグルも都内便と言えますがそうなのでしょう。

こうした地域でもE190-E2に置き換えられると想定されますが、機材繰りを考えると福岡と対馬方面については当面は機齢の若いQ400で運航が継続されそうです。

ジェット化のメリットとデメリット

E190-E2の導入は基本的には羽田発着でない国内線区間において、ボンバルディア Q400の老朽化をリプレイスされていくと思いますが、座席数が100名前後の動機においては亜幹線で運航されているボーイング737路線でも投入されることは想定されます。

当初はANA運航としてもいずれはANAウイングスに移管されるでしょうから、そうした路線では現在ボーイング737で飛ばしていて空席が目立つ路線ではピタッとフリートで登板があるのではないでしょうか。

石垣⇔宮古路線とかはボーイングよりもE190-E2の方がメリットはあるのではと思ってしまいます。

メリットしかないように感じるE190-E2導入ですが、デメリットと言うか導入にあたっての負荷がかかる点としてはパイロットの養成でしょう。同グループでは現在、エンブラエル機材の運航はしていないので、新たに同機のパイロットを養成することとなり、それは大変でしょう。

かと言ってFDAを買収と言うのも乗務員確保にはメリットはありますが、会社業績にてどれだけシナジーが出るのかと言うとなかなか難しいのかもしれません。JALとコードシェアをしているところを陣取り合戦と言う観念からすると良いかもしれませんが、人口が減っていくこの日本において、それがどれほどメリットがあるのかと言うのはわかりません。

ファーストクラスは設定されるのか

staggered seats

プレミアムクラス改めファーストクラスが設定されるのかについては微妙なところかもしれませんが、JALグループにおいては同メーカーを機材を運航するJ-AIRではクラスJを設けています。座席配列は1-2であり、これが限界と言えます。

ファーストクラスを設定する場合、同じ1-2配列だとボーイングやエアバスのファーストクラスと比較して見劣りするのではないかと考えてしまいます。かと言って、1-1配列にしてはファーストクラス運賃の売り上げが落ちてしまうので1-2配列で縦3列の合計9席は設けるのではないかと思います。

新幹線ではE10系にグランクラスは設けない説が出ており、アテンダント不足などが指摘されていますが、飛行機の場合は保安要員としてアテンダントが必要なので、弁当程度の機内食であれば提供は可能そうであります。

もしかしたら、ファーストクラスFXとかという名称にして、短時間のフライトで提供しやすいメニューに特化したりするかもしれないですね。

羽田を発着しない路線でもアッパークラス需要はあると思うので、今後、人口が減り、絶対的に搭乗する人口が減ったときに売上・利益拡大を考えると単価を上げることが必要なので、そういった点からも設定されるかもしれません。

あまりに短距離区間でファーストクラス設定をできない場合は開放F席として上級会員に座席指定させるとそれはそれで会員も満足すると思います。

利用者視点で美味しいことばかり書いてしまいましたが、ファーストクラス設定があると嬉しいと感じます。

最後に

ANAが日本国内線に新たなメーカーのエンブラエルのE190-E2の導入はサプライズであり、楽しみでもあります。ボーイング787の納入遅れや導入後のエンジン問題、ボーイング777-9の納入遅れ、そしてMRJ問題など機材運に恵まれていないANAですが、今回ばかりは良い選択ではないかと思います。

プレミアムクラス改めファーストクラスが設定されると座席数は少ないかもしれませんが、日本各地を回りつつ、プレミアムポイントも多く付与されるので、個人的には海外でエンブラエルに搭乗するよりも楽しみが増えるかもしれません。

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