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鉄道事業者はなぜ羽田空港を目指すのか(1)

ANA B767-300ER Domestic

JR東日本をはじめとして、羽田空港へのアプローチを目指す鉄道事業者が多いのでどうしてなのか考えてみました。

羽田・成田に関わる路線と新規工事が開始される路線の一覧

羽田空港と成田空港に現在、乗り入れている路線は以下のとおりです。羽田に絡む場所は意外と多いですね。

成田空港

JR東日本

京成電鉄 

羽田空港

京急電鉄

東京モノレール

成田空港には空港開港時には乗り入れていませんでした。空港開設反対派も多く、テロも多かったのですが、元都知事の石原慎太郎氏が運輸大臣時代にJRと京成を成田に引っ張った人物でもあります。

さらに言うと、リニアについても宮崎の実験線から山梨に持ってきた人でもあります。

羽田についてはその昔は今では時価総額ではトップ5に入る日立が大株主でしたが、現在ではモノレール辺りに土地を持ち、再開発まっしぐらの東日本旅客鉄道が親会社である東京モノレールとして乗り入れており、羽田空港直結は最古参であります。京浜急行が現在のように乗り入れたのは1998年11月18日であります。

このように四半世紀以上、羽田へのアクセス鉄道は東京モノレールと京浜急行のみとなっています。

動きが

このように半世紀以上、鉄道は東京モノレールと京浜急行と決まっており、空港直結と言う事もあり、便利なのでそんなものかと思い利用していましたが、2025年断面では2030年以降の鉄道でのアクセスには変化があります。関連のリリースは以下のとおりです。

JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手

東京メトロ 有楽町線・南北線延伸 新線プロジェクト

東急 新空港線(蒲蒲線)

また、直接的なインフラ整備ではありませんが、京成電鉄は中期経営計画 D2プランにおいて、スカイライナーとは異なる押上発着の特急を新設する計画を発表しています。

実際に着手しているのはJR東日本と東京メトロであり、JRは田町駅辺りで既に工事が大規模に実施されています。

東京メトロも南北線の延伸の方が現実的であり、着手している模様です。こちらは羽田にダイレクトアクセスではありませんが、六本木方面から羽田へのアクセスは飛躍的になると言えます。

京成電鉄の押上発着の特急は何か

京成電鉄は千葉県市川市に本社を置く鉄道事業を主たる事業とする会社であり、大手私鉄であり、東証プライムに上場している企業です。

関東の大手私鉄ではありますが、東武鉄道、東急、西武鉄道、京王電鉄、小田急、京浜急行と比較すると上野には乗り入れているものの、千葉ローカルな雰囲気もあります。

ただ、鉄道事業以外においては大きな宝を持っています。それはオリエンタルランドであります。1960年に京成電鉄が千葉県浦安沖を埋め立てて、商業地・住宅地の開発とオリエンタルランドと仮称された大規模レジャー施設を計画したことに発し、それからのTDLの繁栄を見ると自明であります。

TDLの最寄り駅は舞浜駅であり、東日本旅客鉄道の駅であり、京成の印象は薄いですが、TDLが出来るかなり前に再開発を決めた企業でもあり、そういう意味ではスカイライナーだけの会社ではないようです。

今のオリエンタルランドの時価総額は5.9兆円で、京成は0.74兆円なのでトンビが鷹を生んだと言えます。

埼玉と千葉はライバル関係でありますが、埼玉の方が経済力的には強いですが、イオンやオリエンタルランドなど個性強い企業もあるので、永遠のライバルのようです。

話は長くなりましたが、京成電鉄は以下のような計画を出しています。

https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/SgekDAfd.pdf

これはスカイライナーの増発とは別であり、新たに押上行きの有料特急を新設して、さらに車両もスカイライナーでもなく、これまでの普通車両でない専用列車を設置すると言う事です。

そのために、京成線内の容量改善をしたりするようであります。押上発着と言うのはしょぼく感じますが、オーガニックに言うと日光方面や都営浅草線、さらに半蔵門線の乗継でもあり、結構意味は大きいと言えます。

スカイライナーで上野で降ろされるよりも選択肢は多いかもしれません。まあ、上野自体、ガード下で一杯ひっかけて滞在したくなります。しかし、ガード下の煙もうもうの店舗で昼から飲んでいる人の顔の赤さは、自分はさておきますが、少し驚きます。

押上ではあるものの狙いは羽田

ネズミの国から多額の収入がある京成は押上泊りの特急で満足しているとは思えません。市川起源の会社で、千葉とともに成長を考えると都内進出は必須と言えます。そう考えると押上における外部需要(都からパクパク)需要はあると言えますが、それではものたりず、やはり羽田まで他社線を借りても、特急券でさらに課金して、行きたいのではないでしょうか。

羽田に行くと成田に行く人もあり、走っている距離や途中下車を考えると他社線も文句は言えないので、主導権を握る立場になりえるかもしれません。

個人的には京成→都営浅草線→京急の位置が最寄りではないため、恩恵は少ないですが、企業としての次なる戦略を考えるのはポジティブです。

最後に

今回は羽田空港を目指す鉄道史業者として記事を立ち上げましたが、そうした事業者が多く、シリーズにしてしまいました。まずはディズニーという宝を持ちつつも、本業改革をしてきた京成でした。

随分昔の話なので、新しい話が聞きたいところです。

他の事業者は別の話で。

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