ヨルダンの首都であるアンマンと同国の東側に位置する大きな湖の死海(Dead Sea)に弾丸で行って見ましたので、お伝えします。
アンマン市内
観光地において、高台と歴史的建造物があると見下ろした景色と歴史的建造物の朽ちた感じが映えるので行って見ました。今回はヘラクレス神殿と近くにあるローマ劇場としてみました。
ヘラクレス神殿は歩いて行くと、とてもきつい勾配があるので、ホテルからUberで直行します。かなりエンジンを唸らせて勾配を上がりますが、20分ぐらいで到着です。安心価格のUberなので、快適であります。
入館料を払い、園内を散策します。高台と言うか丘の上一帯が神殿となっております。アテネでも見かけたような中心部の神殿であります。石柱が崩壊そのままになっているのが時の移ろいを感じます。
砲台の赤茶けた感じも歴史を感じます。あまりに朽ちてしまうと観光価値がなくりますが、このぐらいの方が味が出て良いと言う事かもしれません。
天空の城ラピュタのモデルとはなっていませんが、現地にいると、神殿の朽ちた感じと地表での日々の営みを見るとそう感じてしまいます。ラピュタは地表とは無縁な世界なので違いますが。
アンマン市内を俯瞰できます。黄土色の建物が丘を覆うように建てられていますが、建物の色がブルーだとシャウエンのようにも見えてしまいます。
次なる目的地のローマ劇場もくっきり見えて、これだけでお腹いっぱいで自分の足で行かなくてもいいかなと感じてしまいます。
神殿内には結構な遺跡があり、昔の人の営みを感じられます。石垣で積み重なれた部屋で日々どういう事を考えていたのかと思うと悠久の歴史を感じてしまいます。
ほとんどオープンな遺跡エリアですが、唯一一つだけモスクのような屋内建造物もありました。規模は小さいですが、サマルカンドを感じてしまいました。
望遠レンズで滞在したホテル方面をアップしてみます。左端が滞在したWアンマンであります。あたかも隣に高層ビルがあるように見えますが、焦点距離270mmとかなり望遠なので望遠効果が効いていて近くに見えているようです。おのおののビルは0.7kmぐらいは離れています。
さて、麓のローマ劇場に向かう事とします。神殿の出口にはタクシードライバーが待ち受けていますが、無視して進みます。神殿からローマ劇場までは、長崎の風頭公園の展望台から眼鏡橋まで住宅街を抜けて降りていくような距離感と言えます。むしろ、それより近く感じるくらいでした。
デザインは異なりますが、急な歩行者用の階段が続くのは似ていました。階段を降りるとまたまたタクシー勧誘がうるさいですが、無視して、幹線道路を渡るとローマ劇場です。
観客席まで上がるには入館料がかかります。神殿から俯瞰して、この広場からの景色も素晴らしいので中には入らずに退散しました。
Uberピックアップポイント(特に決まった場所はありませんが)まで歩いてく途中には歴史を感じる建物もありました。ヨルダンは良いですね。
今日はこれにてゆったりとしてお仕舞でした。ホテルでまったりです。
Uberで死海に
ペトラ遺跡は行きたいけれども、お金と時間がかかり、時間は丸一日かかり、大半は車移動であるので、今回は諦めてしまいました。ただ、ヨルダンとなると死海だけは外せないと思い検索します。
ホテルから比較的近いところに1日1便のバスはあるようなのですが、滞在時間があり時間がかかり過ぎてもったいなく、加えて、言って日帰りツアーも時間を拘束され、他のお客さんとシェアする事となるのでなかなか考えあぐねていたのですが、同国で利用できるライドシェアを考えてみました。
出発地をホテルとして経由地を死海の観光ポイントとしてホテルに行くと言うルートとして手配してみると何と直ぐに車が来ました。
車はフォルクスワーゲンのフル電気自動車のSUVであり、快適であります。タクシーで交渉したらもしかしたら安いのかもしれませんが、快適性ではUberに軍配が上がると思います。ただ、結構な距離があるのでバッテリーが持つのか気になりました。
アンマンから死海までは中国奥地のような一度道を外したら数百メートル下に転落と言う緊迫感は有りませんが、山の中腹を切り開いて造った結構な勾配の峠道を越えていきます。峠道は30分くらいかかります。
峠を越えて、死海が見えてきて到着かと思うと、Uberで設定したビューポイントは意外と遠く、しばらくは海岸線のドライブとなります。オメガドライブの曲はあまりにマッチしませんが、海岸線は続きます。
湖畔ばかり気になりますが、山側を見ると赤茶けた崖が見えます。ペトラもこんな感じだろうと感じながら振り返ります。日本ではなかなか見えない景色です。
自分がUberで指定した場所は人が下りられるような場所がなく、ドライバーさんが気を利かせて、家族か誰かに電話して観光ポイントを聞き出して、さらに5km南下してくれました。すると景勝地らしい景色が見えてきました。


本来は、水際までアクセスできるところなのですが、昨夜から降り続いた雨で砂浜が泥のようになっており、水際に近づくと泥まみれになるとの事で、断念します。濃厚な塩分も影響しているのかもしれません。
まあ、この時期には水着で死海に入るというのは春の知床で海水浴ぐらいとチャレンジャーなので絶対に入水はあり得ません。
良く見ると水際の砂地が崩壊して入りします。大きな石ころが転がっている景色も独特であります。これだけでも海外まで来た価値はあります。
行きには、ホテルから1時間ちょっと、帰りは1時間と撮影含めて3時間足らずであり、快適なE-SUVで自由気ままに死海まで行けたのは、ライドシェアが台頭した現代のなせる業と感じてしまいました。ドライバーも意図を汲んでかサービス精神があり、感謝でした。
まあ、コスト結局1,6万円ぐらいかかりましたが。ツアーのマイクロバスと比較すると快適性と時短と言う意味では価値はありそうです。
最後に
湾岸戦争時には日本のメディアがなかかなイラクやクウェートに入れないので、比較的現地入りしやすいアンマンからライブ中継をしていた記憶があります。アンマンと言う名前から肉まんはないのかと無邪気にくだらないことを中学生自分に考えていました。
実は今回は、
もの心つかない自分のくだらないギャグを追求してみたい気持ちがありました。そういう事で、肉まんとあんまんがアンマンにないのかと探したかったのですが、ラマダン時期でお店がまともにオープンしていなく、ショッピングセンターでは肉まんもあんまんもありませんでした。残念。
ただ、探せば中華系のスーパーとかでは肉まんに近いものはありそうであります。
冗談はさておき、いつかは行って見たかったアンマンと死海を目に焼き付けることが出来たのは良かったです。死海にプカプカすれば最高ですが、シーズン的に難しく、水嫌いな自分からするとベストでした。
さあ、旅も終わりに近く、アンマンも終わりですが、もう少しお初の場所に行きます。それはまた別のお話で。