
連日、暑く、今日も暑くて溶けそうなので、学生夏休みモードで緩く海外発券ビジネスクラスを調べてみました。
最後の楽園かもしれない北南米横断ルート

以前はアッパークラスにおいて、東南アジア発券、ソウル発券、東欧発券、南アフリカ発券と色々と安いビジネスクラスがありました。失われた30年で日本円で貰える所得が増えない中でも円安は進行して、海外に行くのがまさ難しくなり、観光業で国内で仕事をした方が儲かると言う時代になってしまいました。工場で車の部品を作って、イオンで買い物が関の山となっているようです。
そんな中で、北南米横断ルートと言うのは最後の楽園と言うか聖域みたいなところがあり、LCCが数少ないルートでもあります。自由の国アメリカではありますが、関税でもわかるように、昔から意外と外資の参入は頑なにブロックしている国でもあります。それを超えるイノベーションを生み出してきた国でもありますが。
国内線のLCCはそこそこ存在しますが、アメリカ行きの外資系、特にLCCは数少ない状態では事実です。
大量の従業員を抱えるレガシー国内航空会社が雇用を支えている側面もあり、それが他の世界とは違う、LCCとの共生ともある意味言えます。日本や韓国の半LCCがリベラルな西海岸のみに就航であったり、欧州のLCCが自由の女神のあるニューヨークあたりに飛んでいるくらいです。
そうした、聖域な空域において、レガシーキャリアは昔ながらのアライアンス競争を需要喚起のために繰り広げており、主戦場は赤道を越える南北アメリカ路線といっても過言ではありません。
カリブとかまさに楽園もあるので文字通りのキャリアにとっては楽園ルートとも言えます。
スターアライアンスビジネスクラス・5,000マイル超のフライトで6万円


ルート的にはバンクーバーから南米北部のガイアナの首都であるジョージアタウンまでのルートであります。なかなか痺れるルートであります。一応、日本のパスポートであれば査証免除で入れる国です。
ルート的にはYVR(バンクーバー)からSFO(サンフランシスコ)までがエアカナダ、SFO(サンフランシスコ)からIAH(ヒューストン)とIAH(ヒューストン)からGEO(ゲオではなくジョージタウン)がユナイテッドとなります。
いずれの区間もビジネスクラス以上であり、基幹路線のSFOからIAHはボーイング777-200のユナイテッドファーストであり、座席が道中では一番快適と言えます。ちょうど深夜便にかかるので幸いです。そんなに熟睡はできませんが。
9月3日の夜9時前にバンクーバーを出発して、サンフランシスコに3日の終わりに到着し、乗り継ぎ時間は短く4日未明にサンフランシスコを出発して、ヒューストンには朝6時過ぎに到着します。この区間がワイドボディ機なので意外と快適かもしれません。
ヒューストンでは10時間近い乗り継ぎ時間があるので、観光となりそうです。そして、ガイアナのジョージアタウンには深夜12時前に到着となかなか痺れるフライトであります。まあ、こういう旅の方が記憶になりそうです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント


運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 62,890円
予約クラス Pクラス
エアカナダ区間 125%+400PP
ユナイテッド区間 70%+0PP
プレミアムポイント 4,575PP
PP単価 13.75円/PP
エアカナダのビジネスクラス区間がプレミアムポイント単価には効いていますが、フライトはトータルで5,000マイル越えであり、途中にはワイドボディの機材に乗れて6万円台とANA国内線プレミアムクラス(HND-OKA)よりも良いくらいです。
まあ、目的地がジョージアタウンと言うのがなかなか痺れるので安全対策はかなり調べることとなりそうですが。それも旅であります。意外な発見や縁があるかもしれません。
最後に
今回はあまりに暑くて、溶けそうであり、ブログを書くのも難儀でしたが、軽く北米から南米の片道のビジネスクラスの路線を調べてみました。北米主要都市からボゴダとかが定番なのですが、今回は敢えてガイアナのジョージアタウンにしてみました。
エアカナダのルートがプレミアポイントに寄与しており、やはりカナダ発券は魅力的と言えます。しかしながら、南米に行くには避けて通れないUSルートを経由するからこそ、単価は秀逸となりそうです。これはUSでの入国要件は日本人にとっては特権かもしれません。
また、USAルートはハブ空港が多く、乗り換えの選択肢が多いので、座席が贅沢な機材を選んだり、遠回りをしたりと意外とフルサービスキャリアのメリットが今で受けられる北米はある意味マイル修業の聖域かもしれません。積算率は70Pでありますが。
では、今日は暑いのでこれくらいで。