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エアアスタナ搭乗記 カザフスタン・タッチ

カザフスタンのフラッグシップキャリアであるエアアスタナを利用して、カザフスタンに弾丸タッチをしてきましたので、お伝えします。

とにかく時間のかかるデリー空港

デリー空港はまず空港に入るためにパスポートと予約が確認できる書類かスマホ画面が必要であり、まずその行列となります。そこで10分ぐらいかかります。

ターミナルに入り、次はチェックインとなります。アルマトイ行きは小型機でそんなに込んでいないと思いましたが、2時間前にて30人くらいの行列が。スターアライアンスゴールドが通用しないので待つことに。とにかく外人は荷物が多く、荷物預けに時間がかかり、自分の番が来るまで30分程かかりました。スーツケースの中身とか気になってしまいます。

そして、次がパスポートコントロールですが、こちらも15分ぐらい待たされます。そして長いのが手荷物検査であります。30分くらい待たされます。今回も見かけたのですが、アラブの老人集団は行列を折り返すコーナーでしれっと割り込んでいました。インコースを攻めたのでしょうか。

そんなこんなで1時間以上経過した後は広いデリー空港の端のゲートまで歩かされることとなり、いくらエアコンが効いているとは言え、再び汗だくとなってしまいました。

ゲートは9Aと僻地であります。搭乗客はインド人が半数、中央アジアの人が半数と言った感じでした。中央アジアの人は東欧のような人もいますが、どちらかと言う自分に似たアジア人が多い印象でした。時間通りに搭乗が始まり搭乗となります。

ビジネスクラスはA321でありながら7列も設置されており、結構な需要があるのでしょうか。シート時代も32Pよりも豪華な感じがします。また、降りる際にビジネスクラス客に用意されるヘッドフォンが耳を覆うタイプ本格的なもので驚きました。

機内アメニティ

今回は非常口席を購入。エアスタナではMy seatと言う名称であり、ヘッドレストカバーにMy seatと書かれていました。シートモニターもタッチパネルで最新のものです。USB(A)ポートもあります。

シートピッチには余裕であり、3時間のフライトが快適になります。ちなみに満席のようで隣席もいました。

機内誌はほとんどキリル文字で書かれているため、あまり理解できずルートマップぐらいしか理解できませんでした。A321はneoなのかceoなのか、セーフティカードでは不明でした。

シャークレットはついており、コックピットの窓の縁取りも最新であり、新しいものではあるようです。

アメニティは充実しており、3時間ほどのフライトながら枕がついていました。

また、ポーチがシートに置かれており、中身を開けてみます。

まずは折り畳みのスリッパが入っており、ペラペラですが、靴をずっと履いているのが嫌なので助かりました。

そのほかにはアイマスク、競馬新聞に書き込みをするような色鉛筆(赤)、歯ブラシ、乾燥防止クリーム、耳栓が入っていました。イヤフォンは別途、客室乗務員から配布されたものです。

パキスタン上空に

デリーは暑いとは言え、離陸前のタキシング中まで一寸先は闇くらいのミストが放たれていました。結構、レアですね。

予定通り離陸してどんよりしたデリー空から徐々に晴天でカラッとした空に変わってきました。そして、日本ではあまり味わえない山脈が近くに見える景色に変わっていきます。

20分ぐらいでパキスタン上空に入ります。世界中色々な国の上を通過していますが、パキスタンはおそらく初めてではないかと思います。さらにこの後、アフガニスタン上空にも入るとなると地対空ミサイルで撃墜されないかと少し不安になってしまいました。

機内食

エアアスタナはスカイトラックスで以下のベストを受賞していることから機内食も気になるところです。

Best Airline in Central Asia & CIS

Best Airline Staff in Central Asia & CIS

Best Business Class in Central Asia & CIS

Best Cabin Crew in Central Asia & CIS

Best Economy Class in Central Asia & CIS

Best Economy Class Onboard Catering in Central Asia & CIS

非常口座席が配膳エリアの区界だったようで、前方からの配膳では最後となってしまいました。その結果、チキンとベジタブルが選択できたのですが、ベジタブルのみとなってしまいました。野菜のトマトソースベースのパスタでありましたが、昔の給食を思い出してしまいました。野菜は良いのですが、結構、オイリーでした。

白ワインは辛口であり、一杯しかいただきませんでしたが、混雑していないなら、もう一杯頼んだかもしれません。サラダはレモン汁と塩でいただくのが結構おいしく、品質管理はきちんとしていそうです。

カラコルム山脈

カラコルム山脈はパキスタン・インド・中国の国境付近に横たわる山脈であり、氷河の多くが瓦礫に覆わているため、カラコルムとはテュルク語・モンゴル語で「黒い砂利」という意味でだそうです。

同山脈の最高峰はK2であり、標高は8,611 メートルであり、世界でもチョモランマに続いて2位となっています。8,000m超の山は初めて見たこととなります。K2はKarakoram No.2の略称であり、2番目の高さではなく、山脈測量番号2号と言う事のようです。K2K2K2K2K2とプリントされたスキー板が懐かしくなりました。

大半のフライトは壮大なカラコルム山脈が見えるフライトでしたが、カザフスタンに入るとシルクロードを想起させるような平原が続き、そのまま降下してアルマトイ国際空港(ALA)に着陸となりました。

デリーではPTBでしたが、アルマトイでは沖止めであり、2便目のバスとなりました。バス2台ですべての乗客を裁くためか、2便目のバスは昭和全盛期の山手線のようなぎゅうぎゅうでした。

カザフスタン入国

バス2便目でターミナルに到着したので、入国審査に時間がかかるかと思うとキルギスへの乗り換えが多いのかパスポートコントロールはガラガラでした。カメラで顔を映して、質問されることなく、ガシャンとスタンプが押されてあっけなく入国となりました。

このあと乗り換えが50分後に迫っているので、一瞬ターミナルの外に出て上の写真を撮影し、今度は出国審査に。こんな短時間出入国をしているのはなぜかと聞かれるかと思いましたが、何も聞かれず、再びガシャンとスタンプが押されて出国となりました。

写真の緑色のスタンプがカザフスタンの入国と出国のスタンプであり、弾丸タッチではありますが、カザフスタンに行ったことになりました。世界地図塗りつぶしには大きな国です。

最後に

今回のフライトはデリーを出発し、程なくパキスタンに入り、一瞬だけアフガニスタンに入り、その後、タジキスタン、キルギス、ウズベキスタン、再びキルギス、そしてカザフスタンという飛行ルートであり、区間マイルが1,019マイルと羽田から那覇くらいの距離ですが、7か国上空を通過するフライトでした。1,000回以上搭乗していますが、レアでした。

A321と言う事もあってか、山脈を避けたフライトでもありましたが、カラコルム山脈の存在感が強く窓側で良かったフライトでもあります。

そして、弾丸タッチではありますが、カザフスタン入国で84か国目の入国となりました。

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