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A350-1000とB777-9ではどっちが快適なのか

旅客機ではボーイングとエアバスが21世紀では拮抗しているとも言えますが、そのフラッグシップ機であるA350-1000とB777-9を比較してみました。

スペック

機体の大きさとスペックは以下のとおりです。

  B777-9 A350-1000
全長 76.7m 73.79m
胴体幅 6.20m 5.96m
キャビン幅 5.97m 5.61m
最大航続距離 13,500km 16,100km

ボーイングと言えばジャンボ機であり、そこからの脱却でボーイングが乾坤一擲で開発した機材と言えます。123便から約10年後の1994年6月12日に初飛行した機材であり、日本の航空会社も積極的に採用したキャリアであり、ラッキーセブンやレインボーセブンとしても認知された機材であります。

その成功から国際線長距離向けにエンジンをアップグレードして機内も国際線らしい設備にしたのがボーイング777-300ERであり、現状ではメインである機材とも言えます。

ボーイングの方がガタイはでかく、キャパ多いと言えますが、一方で、航続距離はエアバス1000の方が良い結果となっています。ボーイングの方が快適そうですが、エコノミーでは詰め込みセブンの再来とも感じます。一方でA350-1000は航続距離でどこに行くのかと言う疑問もあります。

全損事故はロンドン・ヒースロー空港におけるファミリーのブリティッシュエアウェイズのボーイング777-200ER事故とサンフランシスコ空港での同じくアシアナ航空のボーイング777-200ERがあります。犠牲者についてはSFOでは3名出ています。

ただ、後期バージョンのB777-300ERではいまだに犠牲者が出るインシデントはないと言えます。

一方でエアバスA350-1000についてはシリーズとしては無事故であります。これはA350シリーズがローンチしてから期間が少ないと言うのもあり、全損事故は単体ではないですが、2024年1月1日に羽田空港で発生したJAL A350-900機の全損事故が発生しています。この場合、他の機材との衝突事故と言う事で不可避的な要素はありますが、幸い、犠牲者はいませんでした。

どこの飛行機会社で乗れるのか

さて、現代のフラッグシップ機とも言える機材はどこで乗られるのか整理してみました。主な定期便の運航キャリアは下記のとおりです。

A350-1000

ブリティッシュエアウェイズ

キャセイパシフィック

エティハド航空

日本航空

フレンチ・ビー

カタール航空

ヴァージンアトランティック

A350-1000は羽田にも比較的早くに就航しており、これまでのA350-900とも違う存在感がありますが、それまでのA350シリーズとあまり変わらないところも特徴的であります。

B777-9

現時点ではB777-9は引き渡しもされていないため、運航されているオペレーターはありません。ただ、最速で行くと2025年には就航されるとも言われています。そのキャリアはカタール航空とANAとユナイテッドが想定されています。

カタール航空はA350-1000を既に運用しており、アッパークラスではQスイートで運用しています。体積の多いB777-9でも同じことをしてくるのか、ここでサプライズするのか不明でありますが、気になるところです。

一方でB777-9のファーストめオペレーターとも言えるANAは従来のTHE SuiteとTHE Roomで踏襲してくるのも不明であります。世間からすると何も変わらないと言う事もあり、SKYTRAXのレートはさらに下落しそうであります。

ここはファーストクラスを8席から4席に減らしてエティハド航空のように2部屋を設けて本当のSuiteにしても良いかもしれません。水回りは東京からのフライトを鑑みると必ずしも不要であり、その分を居住空間に集中しても良いかもしれません。

また、ビジネスはTHE Roomで完成形かもしれませんが、何か足りないところを足しても良いかもしれません。まあ、エミレーツのようなバーカウンターを設けると言っても、極東発着であれば眠りたくなるルートであり、そのニーズは少ないと言えます。あえて、二段ベッドにしてビジネスクラスのキャパを増やすと言うのも有りかもしれません。583系の産みの国ならではと言えるかもしれません。

最後に

A350-1000とB777-9という21世紀らしい豪華機材が出てきました。ただ、以前のような豪華尽くしではなく、合理性も出てくると言えます。ただ、そうは言え、富豪は歴史的にも増えており、そうした需要は取り込む方向にあります。私企業としてはそれが儲かるので進めるべきですが、社会的にはどうかと言う点もありま。ただ、富豪の強欲は社会的に倫理的に止められない世界でもあり、ファーストクラスをさらなるアップグレードすれば需要は満たされると言えます。そうしたところから利益を得て、株主とはなってしまうものの還元するのはある意味適正かもしれません。

人類が滅びるまで成金はそれを享受するかもしれませんが、最後は同じとなりそうです。難しい問題です。しかし、乗り物ニュースはの存在は何なんのか。Googleと血縁関係でもあるのか。全然交通利用する際に役立たない。

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