国際線トラベラーにとっては切実な問題である航空券の燃油サーチャージですが、実はそれほど影響がないのか確認してみました。
11月末での運賃
11月末断面での発券運賃をスクショしていました。マニラ発券のプレミアムエコノミーEクラスの片道であり、割とわかりやすい運賃でもあります。
運賃は77,800円であり、税金等は400円、そして燃油サーチャージは3,020円となっています。総額は82,700円となります。
今回の議題とは別ですが、プレミアムエコノミーEクラスでは今の時代は比較的割安とも言えます。まあ、シドニーやオスロー発券のMには敵いませんが、キックスタートコストは安いと言えます。
12月に入ってからの運賃
続いては、12月に入ってからの同日、同区間の運賃であります。同じく、プレミアムエコノミーEクラスであります。
運賃は76,800円(前月比▲1,000円)であり、税金等は400円は同一、そして燃油サーチャージは3,000円(前月比▲20円)となっています。総額は81,670円となります。なんと1,030円下がっています。
その差はいかに
以上のように、
11月発券断面では、総額82,700円ですが、12月発券断面では81,670円となり、何と燃油サーチャージが値上げされた12月の方が安くなっています。
これは日本円決済とはなっているものの、為替のレートがリアルタイムか不明ですが、反映されていることが大きく影響していますが、キュリア側の値上げ心理対策があると言えます。
ストレイト的な媒体やXのような媒体で燃油サーチャージ値上げとなれば、航空運賃がすなわち値上げになると考えてしまい、航空会社にアクセスする、そうすると、広告バナーなどを踏めば収入が得られるというロジックでチャリンチャリンするモデルなのかもしれません。
そうした記事には利用者側の懸念や利得は何もなく、ひたすらクリックということかもしれません。
気分が暗くなる話はこれくらいにして、マニラ発券に留まらず、シドニー発券の欧州往復でもこれは顕著であります。マイル修行に適してかつ、ビジネスクラスにアップグレードできるMクラスは総額、大体32万円ほどになるのですが、12月以降の発券の場合は7千円ほど安くなっています。
ブラックフライデーかと思いましたが、運賃など全段階で安くなっており、不思議ではあります。Keep My Fareとかで確保していたのが馬鹿馬鹿しくなりました。
こうした要因は為替レートの変動もありますが、ある意味、上げ下げもできない燃油サーチャージをカバーするように運賃を以前の水準にキープしないと利用者離れが進むと言う心理から維持していると言えます。
有償航空券については、燃油サーチャージがあがろうが、逆に下がろうが、その影響または効果は少なく、ある意味安定したPP単価が確保できると言うことかもしれません。
発券地には本当に迷いますが。
特典航空券は別
ただし、特典航空券の場合はマイル数はアクティブに変動しないため、燃油サーチャージを吸収する余地がなく、結果的に有償と比較すると持ち出し部分が大きくなる傾向にあります。
Xなどの投稿を見ても特典を引き出そうにも、燃油サーチャージを含めたキャッシュアウトが大きく発券を断念してるポストがあったりします、まあ、ANA沼にハマってダイヤモンド会員になり、ビジネスクラスアップグレードなどすれば、不課金でマイルが消費できるので、陸マイラーとは随分、見える世界が違うかもしれませんが。
特典航空券はタダで飛行機に乗れるという謳い文句ですが、昨今は欧米に行きたいとなるとその手数料で10万円くらいかかり、特典なのかと言う疑問もあります。ユナイテッドやエアカナダを駆使すればそれは回避できますが、それが最適解かという悩ましいところでもあります。
最後に
燃油サーチャージ=値上げとは捉えずに自由に航空券購入がベストと言えます。煽るサイトは飛行機に乗る人のことを考えているかは不明です。
自宅を出発してから自宅に戻るまでの旅ライフをいかに効率てかつ、面白くでできるように色々調べるのが得策といえます。