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ANA1133便とは何か? メリットと注意点を考えてみる

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ANA垂直尾翼

1133便というなかなか耳慣れない便名の正体を調べてみましたので、お伝えします。

1133便の正体

ANA1133便とはどこのフライトか気になる所であります。国際線の場合は一部のサンフランシスコやロサンゼルス便は1桁台、北米は100番台、欧州は200番台、オーストラリア・東南アジア・香港・台北・韓国は800番台、中国本土は900番台と国際線ではないように見えます。

桁数が多いので国内線のコードシェア便ではないかと思うとソラシドは2000番台、スターフライヤーやIBEXは3000番台であり、エアドゥは4000番台とコードシェアとコードシェアにしては低い値の便名であります。

1000番台で見てみると1400番台は羽田↔︎沖縄那覇の臨時便であり、そっち方向の便名かと思い調べてみるとその通りでした。

どうせ、午前便の追加臨時便かと思うと何と羽田発21時過ぎ出発の最終便となっています。羽田発沖縄那覇行きと言うと479便の定期便が最終でありました。昔から20時前後に出発が設定され、744,773と歴代大型機が担っており、現在も722の出番が多い便でもあります。

そんな、最終を小一時間遅くなるフライトが2023年11月から追加となっています。ダイヤは下記の通りです。

ANA1133便 HND 21:05 >> OKA 23:50

往年のギャラクシーフライトにも近いスケジュールでありますが、機材は738であり、現時点ではニッチな需要確保という位置付けがあるのかもしれません。

ただ、JALの最終は20時であり、スカイマークは19時前であり、こうしたところに切り込んできたと言えます。

ただ、毎日運航ではなく現時点では以下のスケジュールとなっています。

11月

17,18,19,22,23,24,25,26,27

12月

1 ,2,3,4,8,9,10,11,15,16,17,18,27,28,29,30,31

1月

2,3,4,5,6,7,8,9

2 月

2,3,4,5,8,9,10,11,1,2,13,16,17,18,19,21,22,23,24,25,26 ,29

3月

31日以外の毎日

であります。1月こそ、元日から成人式付近まで連日運航である一方、その後は2月までありませんが、2月はかなりの設定があり、3月はほぼ毎日の設定となっています。

臨時便にするには便数が多く、毎日運航の定期便としては完全ではないので、3桁に近い、1100番台にしたのかもしれません。1133というのはいい耳、アイアイサンサンなのか不明ですが、何かしらの意味がありそうな便名でもあります。

なお、那覇空港は24時間運営の空港であるため、羽田発が遅れても、無事に那覇空港に着陸出来ます。ダイバートするにしても北九州まで戻らないといけないので、そうしたことがフリーなOKA路線に敢えて遅い便を設定したのはチャレンジといえます。

2023年冬ダイヤから登場

ANAが8月22日に発表した2023年度下期航空輸送事業計画では羽田↔︎沖縄那覇路線は13往復から14往復となっています。結構攻めるなと、その当時は思いましたが、日中時間帯の週末に多く設定するこれまでのパターンかと思いましたが、なんと羽田発は最終便よりも遅い時間帯に設定してくるのは驚きでもありました。

ギャラクシーフライトが出来ないので、ウズウズしているのかと思いつつも、機材は738とセーブしており、まずは需要開拓なのかもしれません。

JALにはない時間帯であり、何かしらの今後のダイヤ計画に変革を打ちたいと思っているのかもしれません。

立て付け的には期間増便でありますが、最もピークの夏ダイヤではない時期に設定してきたのはチャレンジというか、試金石というか何かしらデータ採取なのかもしれません。

那覇空港到着時の注意点

那覇空港

東京を出発する時間が21時過ぎと現行よりも小一時間も遅くなるので、東京滞在時間には余裕ができます。1時間はあっと言う間ですが、それでも1時間は貴重であり、羽田に20時半に到着すれば良いとなると都心部は19時台まで滞在できるので、会議が長引いたり、定時後に新橋でちょい飲みをしても間に合います。

そして、それはJALでは実現できず、現時点ではANAのみとなります。

ただ、メリットばかりではなく、注意点もあります。それは沖縄那覇空港到着後であります。時刻表上では到着時間は23:50となっています。

那覇空港からの公共交通機関の代表であるゆいレールの最終は那覇空港発23:30であり、事実上目的地に向かうにはタクシーのみとなります。まあ、自宅から迎えに来て貰ったり、沖縄が居住地でないにも関わらずマイカーを所有していたりするとケアフリーでありますが。

ただ、そうした事ができない人にとってはタクシー一択となりそうです。遠距離であればUberのようなホワイトタクシーと個別交渉とかもありそうですが、それでも高そうであります。

であれば、カーシェアリングを調べてみるとタイムズカーのステーションがタイムズカーレンタルの那覇空港店に併設されているので、そこまでは歩けそうです。レンタカー店舗は20時で閉店であり、それ以降は自力で歩くのが最安となりそうです。

日本国内線で23時台到着は全国どこでも降機してからの交通アクセスがないことは覚悟する必要がありそうです。これは羽田着も例外でもありません。

実際に、同便はフライトレーダーとかで足跡を追うと、24時を過ぎて到着の午前様便が多々あります。カーシェアを利用するにしても、ちょっと余裕を見てのカーシェア開始がベストと言えそうです。

1133便は以上の注意点を覚悟の上、搭乗が必要です。

ペアとなる羽田行きの便名は

期間限定とは言え、羽田発沖縄那覇空港行き最終という大役を拝命したANA1133便でありますが、その対となる羽田行きの便名とその詳細は気になる所であります。

その便名を見てみます。

対となる便はANA1134便であり、沖縄那覇を20:55に出発し、23:10に羽田に到着するフライトであります。沖縄便をよく利用する人であれば、あれれ、最終じゃないのと思ってしまうかもしれません。

また、ギャラクシーフライトのように来た機材が早朝にそのまま折り返しかつ、対となるフライトという感覚もありますが、そうではなく、こちらも最終に近いフライトとなっています。機材は738ではありますが、スケジュール的には1133便が太平洋上を飛んでいる時間帯に離陸なので、別機材が充てられています。

こちらも外の景色は堪能できない夜行便であり、羽田着は23:10と少しでも遅れると公共交通機関では都内方面に行けなくなってしまうフライトでもあります。

まあ、公示、23:10なので遅れてモノレールとかなくなるとそちらの方がフリータクシーとなれるので、理想かもしれませんが。この辺がANAのダイヤと機材ぐりの根幹かもしれませんが。

20時代は4本も運航

そして、1134便が運航されるような連休最終日の羽田行きの最終時間のダイヤを見てみると怒涛のフライトとなっています。

19時台は1時間に1本ですが、20時台では20:05の1096便、20:35の2426便(SNA運航)、20:50の1098便、そして、21:00発の1134便、最後は21:20の478便と続きます。

実に20:00から21:00までにはコードシェア便も含めると1時間に4便体制であり、日中の川越線級のダイヤとなっています。

これはのぞみ12本ダイヤを想起される作戦でもありますが、気になるのは機材の大きさであります。これまでは最終便の478便が78Pや76Pで需要がある時は運航されていましたが、今回の布陣では20:05発は中型の76Pでありますが、最終まで含めてANA運航便でさえ、ナローボディーとなっています。

この時間帯にANA社員で3便飛ばすのでパトロットと副パイロットの2名、さらに客室乗務員が数名が最低でも必要であり、掛け算するとこの時間帯に中型機2便に集約した方が人件費や燃油コストは浮きそうであります。

ただ、この時間帯に787以上の機材を沖縄那覇に集約するよりは福岡、そうした機材を札幌に回した方が良い点や、沖縄発20時から21時発では、遅延が発生すると羽田空港到着した時点で公共交通機関が絶たれ、いくら運用コストが安い中型機にまとめても、タクシー代全額負担多数で水の泡になるため、スタンバイ可能な機材でピストン輸送して、羽田にはモノレールの最終時間まで到着する客を多くして、リスクを低くしているのかもしれません。

雑感ではありますが、21時台の羽田発那覇行きや、羽田行きは20時台に怒涛の感覚で運航など、肌感覚でもこれまでの沖縄那覇便では感じられない立て付けであり、現社長がやってみたらどおと背中を押したようにも感じてしまいます。

最後に

ANA 738

1133便は覚えやすい便であり、それが羽田発沖縄那覇行き最終となると定着するかもしれません。羽田からは長らく、20時発が最終という概念がありましたが、季節運航便とは言え、21時台となると少し景色は変われるかもしれません。

ゆいレールを0時以降に動かすのは難しいかもしれませんが、タクシーなどのモビリティが商機と感じたり、深夜営業と言うか、これまでも24時間近い営業をしている飲食店を降機後に利用するのが当たり前になったりすると、ホテル側も超アーリーチェックインプランを出したりする可能性もあり、ある意味、旅スタイルのゲームチェンジが起きるかもしれません。

個人的には、不覚にも下期計画時発表時に同便に気付けば良かったのですが、実際に、運用されて気づいてしまいしまた。オモシロイことを考えるものです。

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