関西のレアな盲腸路線に乗車しましたので、お伝えします。
地下鉄で和田岬駅に
和田岬線は通称であり、山陽本線の支線であります。東海道本線にはたくさん支線がありますが、山陽本線ではここだけであります。
和田岬駅は同線だけでなく、神戸市営地下鉄海岸線も乗り入れており、三宮から直通で行けるのでこちらの方が便利かもしれません。
地下鉄の方が運行間隔も短いので、こちらからアプローチします。三ノ宮駅からだと導線に慣れていないと地下鉄までは結構時間がかかってしまいます。
7分程て地下鉄の和田岬駅に到着します。JRとは直結しておらず、地上に上がります。
時刻表を調べると日曜日は朝と夕方に1本ずつだけある路線であり、海芝浦のような工場の入り口だけがあるような場所を想像していたのですが、住宅もあり、意外と普通であります。
地下鉄ので口から1分程歩くとJR和田岬駅があります。写真の駅の看板横にはファミリーマートがあり、結構利用者も多く、普通の住宅地と言ったところです。
平日も朝と夕方しか運転されておらず、日曜日は一日二本と秘境路線よりもある意味秘境です。秘境路線だと乗り遅れるとどうしようもないですが、ここは地下鉄があり、海芝浦駅のように駅から出られないという事もないので安心であります。
ホーム片面1線であり、幅はそれほど広くありません。自然と高くなっていく感じであり、いつの間にかホーム到着と言う感じです。
車止めがあり、地上設備もあります。住宅地にある割には割と敷地は広く取られています。
103系が入線します。ワンマン運転ではなく、車掌も乗車している路線であります。支線では古い列車が単純往復を繰り返すというイメージがありますが、まさにぴったりであります。
6両編成と関東の支線の編成と比較しても立派であります。
しかも、令和の世の中で車掌乗車と昭和感満載もなかなかであります。ホームからは焼き肉屋が見えたりとあたりが暗くなってしまったこともあり、タイムスリップしたようでもあります。
わずかi二駅の路線であり、方向幕にはその駅名全部が記載されています。英語の表記もあります。
乗客は自分を含めて4名ぐらいであり、各車両一人いるかいないかくらいでした。平日朝とかどれくらいの混雑度のものか見てみたいものであります。
兵庫駅に到着です。平日の日中であれば、川崎重工・兵庫工場とかをライブで見れたのですが、真っ暗であり、いつの間にか減速し、終点兵庫駅に到着です。
兵庫駅では山陽線でありながら駅構内では本線とは交わりません。片面1線ではありますが、ホームの幅は広くなっています。基本的に和田岬駅の夕方はそれぞれの時間で退社するので分散するのでしょうが、朝は定時に出社するため、兵庫駅は混雑するのでしょう。
本線方面のホームまで結構離れています。本線との1-2分の乗り換えは危険であります。緑色のフェンスの横にはマ゛割らない証の車止めがあります。
和田岬駅には改札はなく、兵庫駅の専用改札で精算となります。和田岬線ホームからこの改札を通ると兵庫駅の改札内となります。一駅だけの支線という事でこの方法が最も合理的なのでしょう。
最後に
この後、本線を乗り継いで、西に向かいました。たった2.7kmの支線ですが、夜にちょっとだけ貴重な経験をした一日でもありました。路線は短いですが、土日には頻繁に運転していないため、完乗ですっきりとしました。
新たに乗車した路線
山陽本線(和田岬線) 兵庫~和田岬 2.7km(完乗)