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【JR西日本の旅】芸備線と姫新線で中国山地を縦貫

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広島から姫路まで芸備線と姫新線(伯備線もちょっとだけ)で中国山地を縦貫してみましたので、お伝えします。

芸備線

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スタートは広島駅からです。広島駅は山陽新幹線、山陽本線、呉線、可部線、そして、芸備線が乗り入れている大ターミナルでありますが、今回初めて芸備線の利用となります。

庄原ライナー

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庄原ライナーは土日に広島から備後庄原まで運転されている快速であり、備後庄原まで2時間足らずで結びます。観光の利用客が多い列車でもあります。

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快速と言っても特別車両と言うわけではなく、タラコ色のキハ40・47形であります。シーとは向かい合わせのクロスシートが多いため、長時間乗車でも景色が楽しめます。

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広島を出発して下深川駅あたりまでは太田川沿いを走り、対岸には可部線が走っています。今回は可部線には乗車しませんでしたが、ラッシュ時はかなりの混雑が予想されるため、休日に乗りたいところであります。

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しばらく三條川沿いに走り、里山的な景色が広がります。列車は快調に飛ばしていきます。

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甲立駅手前からは江の川沿いを走っていきます。川幅が広くなった感があります。芸備線はとにかく川と中国道が良く見る路線でもあります。

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芸備線沿線で最大の駅である三次駅に到着します。停車時間は少しあり、ホームに出ることができます。庄原ライナーは三次から先は終点の備後庄原まで停車せずに快走していきます。この区間はワンマン運転でありました。

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今度は馬洗川沿いを走ります。川沿いを走るので景色に飽きることなく、ずっと見ていられます。

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途中、福塩線との接続駅である塩町を通過し、その際には福塩線との分岐が見えます。一応、徐行はしますが、あっという間に通過であります。

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そして列車は終点の備後庄原駅に到着となります。ここまで2時間弱と順調に移動距離を伸ばします。

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備後庄原駅の駅舎はとてもきれいであり、地域施設と組み合わせた施設でもあります。

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鉄道駅の前でありますが、驚いたのが、広島との高速バスのバス停でもあり、意外と本数が多いことであります。写真は市内の循環バスの時刻表であります。

中国山地を東に行く次の列車は13時38分であり、約1時間半の待ち時間があります。ということで、この循環バスに乗ってみます。

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上野総合運動公園あたりは花見が楽しめるところであり、春に来てみたかったところでもあります。

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かんぽの宿 庄原で途中下車してみます。同宿は2021年12月20日(月)にて営業終了をするという事でありますが、日帰り温泉(行ったときはポンプ故障で温泉ではない)に入ってみます。

露天風呂もあり、結構な施設であり、束の間の休息タイムとなりました。この後は庄原駅まで歩くこととしましたが、ホテルを出た時から雨脚が強くなり、再び濡れてしまうこととなりました。今年は雨運が悪い年であります。

備後落合駅に

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芸備線は備中神代から広島までの路線ですが、三次を境に運行体系が分かれています。さらに三次から備後落合、備後落合から備中神代を超えて伯備線の新見までの区間の乗り換えが必要となっています。

車両は単行のキハ120と一気にローカルが強くなります。

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列車の速度も一気に遅くなり、川沿いはほとんど25kmで走っているのではないかと言う感じでした。秋の景色をゆっくり見られるのはとても良いのですが。

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備後庄原から二つ目の駅は平子駅であります。駅名標は満身創痍な感じもします。ここから福山の赤坂駅までいくらかかるのだろうと思ってしまいました。

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備後西城駅あたりです。里山沿いに瓦葺の建物が目立つ原風景的な景色であります。

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備後庄原から5駅で山奥の鉄道ジャンクション駅である備後落合駅に到着です。5駅ですが、45分ほどかかっての到着です。

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備後落合駅は新見からの列車と木次線からの列車と三次からの列車の接続が重なることがあり、重なると意外と賑やかな駅であります。

地域の足ではありますが、観光客が多い駅でもあり、ツアーガイドさん添乗の団体もいたりしました。

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寒色系の帯が三次方面、暖色系の帯が新見方面に分かれています。乗り継ぎ時間は10分以内とかなりいい方であります。ここで数時間とかだと逆に酷ではありますが。

峠越え(備後落合=新見間)

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備後落合駅を出発し、東城駅あたりまでかなりの峠道であります。限界集落のような、空き家のような家が見えたりとかなりの山間であります。

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大きく迂回するように線路は走り、高い橋梁を超えて、道後山駅に到着します。この後もゆっくりゆっくりと列車は進みます。

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高原のように平らな場所もあるのですが、束の間ですぐに林の中に入ってしまいます。

 

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川沿いが多く、川沿いとなると最徐行と言えるほどゆっくりと進みます。自分の足で走った方が速いのではと思うくらいであります。

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東城駅まで来るとようやく峠を越えた感があります。そして、建物が増えてきます。

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東城までは畑が少しあったくらいでしたが、水田を見かけるようになり、平地が増えてきました。

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あわせて、中国道が横に見えてくるようになります。列車もスピードがあがり、新見駅までの道のりも近く感じます。

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芸備線の起点である備中神代駅に停車し、芸備線はここでお終いであります。ここからは伯備線であり、布原駅に停車し、新見駅を目指します。

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そして、姫新線に乗り換える駅でもある新見駅に到着であります。着いたのは16時であり、広島を出発してから6時間弱経過しています。

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小一時間の乗り継ぎ時間があるため、景色が良さそうな城山公園を目指してみます。しかし、麓までたどり着くのに結構時間がかかり、上に行ってみようかと思いましたが、時間が読めないため、引き返すこととしました。

高梁川と姫新線の橋梁を撮影してみました。

姫新線

津山まで

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新見まで来るとかなり鉄分過多と言う感じになりますが、今日はさらに東に進みます。朝霧の街の津山まで進みます。

今度もキハ120であり、帯は先ほどと同じく暖色系であります。奥にはゆったりやくもが米子目指して発車していきます。

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夕方5時を過ぎると辺りは暗くなってしまい、横を走る道に見える車のテールランプぐらいしか見えません。

道中一時間半ぐらいですが、約半分辺りで中国勝山に停車します。姫新線は芸備線とは異なり、キハ120のエンジン音の唸り声と可変ショックが大きく、スピードは結構出ていました。

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外の景色の撮れ高がほぼないまま、津山駅に到着です。津山から大阪となると高速バスの方が有利なのか、駅構内の乗り換え案内に記載されているぐらいでした。

若桜鉄道、智頭急行と鉄印を貰ったら、津山に来てここからバスで北条町を目指すのが早いかもしれません。因美線の本数次第ですが。。。

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ようやく津山駅到着です。頑張れば姫路まで同日中に着くのですが、朝霧となるか確かめてみるため一泊します。

津山から佐用まで

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朝霧は別途の記事でまとめてみますが、今日は姫路まで目指して中国山地縦貫を終えたいと思います。またまた、キハ120であります。

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東津山駅を出発すると因美線と分岐していきます。ここから湯郷温泉が最寄りの林野駅あたりまでは快走していきます。

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しかし、林野から佐用辺りまでは25kmで走る区間が結構あり、姫路が遠く感じます。

佐用から姫路まで

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智頭急行とクロスしている佐用駅であります。ここで列車は乗り換えとなります。

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同じホームで乗り換えとなりますが、姫路方面と津山方面で前後の位置が異なります。

一応、乗り継ぎ時間を意識したレイアウトとなっています。

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ここからは大都市姫路も近くなるのか、車両がキハ122系(単行)に変化します。新快速にルックスは似た気動車であり、珍しい存在でもあります。えちごときめき鉄道ひすいラインも形式名こそ違えど同じような車両だった記憶があります。

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景色、相変わらず川沿いと里山的な景色が続きます。

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三日月駅に到着します。ゆったり、たっぷり、のんびり、旅行けば三日月~と口ずさんでしまいます。

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播磨新宮駅で乗り換えであります。同一ホームでも1分乗り換えとなると少し慌ててしまいます。新幹線から在来線乗り換え5分は読めますが、在来線同士でも1-2分は結構厳しいですね。車両はキハ122系×2編成でした。

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揖保川を渡ります。沿線では一番景色が良いところかもしれません。

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余部(よべ)駅手前には車両基地があり、キハ122,127がたくさんいます。余部と言うと山陰線の余部(あまるべ)と勘違いしそうですが、姫新線の余部(よべ)の方が先に駅ができており、同じ県内で間違わないようにと山陰線は餘部(あまるべ)にされたそうです。変換でもよべと入力すると"余部"が出てきます。

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そして、姫路駅に到着です。本線ではない宿命か出島のようなホームの端が専用ホームとなっています。

これで長かった芸備線と姫新線で中国山地縦貫の旅が終わりとなります。

最後に

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駅からも姫路城が見えるのが良いところである姫路駅であり、同駅に来ると必ず撮影してしまいます。

姫路から伸びる路線としては、今回乗車した姫新線、相生経由とはなるものの赤穂線、和田山まで伸びる播但線、そして、加古川経由とはなるものの谷川までのびる加古川線があり、これで未乗は加古川線のみとなりました。しかし、谷川での乗り継ぎが良くないため、今回はこれでお終いです。

中国山地を縦貫するのはやってみたかったのですが、やっと達成であります。今後は瀬戸内海と日本海を結ぶ、陰陽線に乗ってみようかなと思います。

今回新たに乗車した路線

芸備線    広島~備中神代    159.1km(完乗)

姫新線    新見~姫路    158.1km(完乗)

 

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