チュニスと言うと北アフリカの国であるチュニジアの首都であり、フランスやイタリアからの直行便があり、アクセスが近い都市であり、そこから東アジアまでのビジネスクラスが安いため、メモしてみました。
ワンワールド チュニス発券 香港行 ビジネスクラス片道
旅程は割と足元の9月23日であります。足元の方がラストミニッツで売り切りセールで安いのかもしれません。
チュニスを13:45に出発し、アンマンには19:35に到着します。機材はなんとEmbraer 195と貧乏くじのようですが、ビジネスクラスはあり、しかも1-2配列と北米国内線と同等のであるのは救いです。
アンマンでは7時間の乗り換えで深夜2:35にバンコクに向かいます。こちらはドリームライナー(B787-8)であり、9時間のフライトは爆睡となりそうです。個人的には元を取ろうとして睡眠時間を削っても、ドリンクをたくさん飲みそうであります。
バンコクには15:35に到着し、約3時間半の乗り継ぎで香港に向かいます。香港へはキャセイパシフィックであり、こちらもビジネスクラスとなります。3回もビジネスクラスを利用できるのは結構いい経験かもしれません。香港到着は22:55と深夜となります。
運賃・予約クラス・FOP
運賃・予約クラス・FLYONポイント(FOP)は以下のとおりです。
運賃 110,670円
予約クラス 各キャリアDクラス(125%)
FLYONポイント 8,519FOP
FOP単価 12.99円/FOP
予約クラスは堂々の125%のDクラスであり、ロイヤルヨルダン、キャセイパシフィックともにDクラスと言うのは昨今ではご立派と言えます。また、アンマンとバンコクを経由することで距離が延びるため、それに1.25をかけたFOPはさらなる伸びることとなり、単価的にはワンワールドでは珍しい15円台切りであります。
ロイヤルヨルダン航空のハブ空港であるアンマンとは
ヨルダンはヨルダン川聖域で知られるように、西をイスラエルとパレスチナ、北はシリアとイラク、東と南はサウジアラビアに囲まれた国であり、紛争地に近いことから危険に思われるようですが、たしかに北側のシリアとイラクの国境は外務省安全レベル2ですが、それ以外の国土はレベル1となっています。
首都はアンマンであり、湾岸戦争の時はイラクからマスコミが伝えられないので、前線であるヨルダンの首都である、アンマンから中継が頻繁になされていました。
アンマンと言う名から、昔テレビを観ていて"中継です、アンマンからです"と聞くと肉まんと反射的に反応していました。
ヨルダンと言えば日本でも昔大ヒットした映画のロケ地であるペトラ遺跡であり、アンマンからも日帰りで行けるようであります。ただ片道4時間ぐらいかかるので、アンマンからは日帰りではアクセスできても、トランジットの途中に行くのは無理なので今回の旅程では無理であります。一度は行っておきたいところではあります。
ロイヤルヨルダン航空のビジネスクラスはクラウンクラスという王様が載るクラスなのかもしれません。
今回のアンマンからバンコクまではボーイング787-8型機であり、ビジネスクラスはフルフラットとなるシートであります。また、ワインもあるのはエジプト航空との違いとも言えます。厳格な中東キャリアと言うよりは中東御三家キャリアにキャッチアップしようとしている感じが視られ機内サービスやラウンジはかなり欧米化しているようです。
最後に
チュニス発券と言う事で、数年前に動乱が起きたチュニジアの首都であるチュニスは安全かと言うところが気になりますが、2024年3月に行った際は空港とホテル間ではそれほど危険を感じることはありませんでした。ただ、ホテルの目の前にあるロータリーで毎日同じ時間になるとかなり古いBMWがドリフトを繰り返していた記憶があり、ホテルに対する嫌がらせなのか、単なる趣味なのか不明ですが、ちょっと不思議な世界でした。
それ以外は特に不安はないので、チュニス発券と言うのも有りかもしれません。最終目的地が香港と言うのはが現状ではもどかしいところですが、10万円ちょっとでビジネスでユーラシア大陸を横断できるのは魅力的であります。