チュニジアの首都であるチュニスから東京までの片道ビジネスクラス航空券でPP単価10円以下のものがありましたので、お伝えします。
ビジネスクラス旅程
今回の旅程は9月4日であり、チュニスを11:35に出発し、カイロに16:35に到着します。そして、カイロでは乗り継ぎ時間は1:10であり、間に合うのかと言う感じでありますが、アルコールのないラウンジはつまらないので、いそいそと飛行機に向かった方が良いかもしれません。
17:45にカイロを出発し、インド・ムンバイには2:00に到着します。ここからは17時間の乗り換え時間があるため、トランジットホテルで休みたいところであります。
そして、成田までのフライトはANA B787-9であり、シートはビジネススタッガードであります。成田には朝の7:50に到着します。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃と予約クラスは下記のとおりです。
運賃は143,450円であり、予約クラスについてはエジプト航空区間が Jクラス(125%+400PP)、ANA区間が Pクラス (70%+400PP)となり、ANA区間は残念ですが、路線倍率1.5倍の区間であるため、何とか取り戻せた感じであります。
何よりも世界トップクラスのビジネスクラスでお酒が飲めるのは良い所と言えます。そして、プレミアムポイントは下記の通りです。
区間 | マイル | クラス | PP |
---|---|---|---|
TUN-CAI | 1,304 | J | 2,030 |
CAI-BOM | 2,701 | J | 3,776 |
DEL-BOM | 4,201 | P | 4,811 |
合計 | 10,617 |
プレミアムポイントは10,617PPであり、1万越えとなっています。そして、2023年内であれば、ANA分は国際線プレミアムポイント2倍キャンペーン期間中であり、さらに4,811PP積算されるので、15,428PPとなります。
プレミアムポイント単価は9.30円/PPとなり、10円切りの単価となっています。ビジネスクラスとしては良い単価と言えます。
今回の運賃はエクスペディアのみで出てきた運賃であり、エジプト航空サイトでは検索には進めるのですが、途中でエラーとなってしまいました。無論、ANAサイトではチュニスのコードがなく、検索さえ進めませんでした。
また、今回はムンバイ経由でしたが、TUN→TYOで検索するとカイロ経由は大体出てくるのですが、その先は広州(CAN)かデリー(DEL)経由となり、運賃こそ近いのですが、プレミアムポイント2倍CPの効果が最も高いのはムンバイであります。
チュニスの情勢
チュニスはチュニジアの首都であり、地中海に面したチュニス湾の先にあるチュニス湖に面した街であります。イタリア・シチリア島が近く、シチリアのパレルモとはフェリーでつながっています。
もちろん、今回はチュニス・カルタゴ空港からの出発なので、イタリアを始めとしたヨーロッパからの場合、飛行機でTUNに入った方が合理的と言えます。
そして、気になるのが治安であります。ずいぶん昔はカルタゴ遺跡など大々的に観光案内を日本でもしていましたが、近年はテロが頻発しており、治安が気になるところであります。
ごく最近ではチュニスの治安は回復してきているようです。2023年7月21日現在の外務省・海外安全ホームページでは危険度1(十分に注意してください)となっています。1ですが、国内の場所によっては2や3の場所も有るので、行く場合は十分に調べていくこととなりそうです。また、感染症危険情報は出ていません。
チュニス旧市街地は世界遺産となっており、行きたいところでありますが、テロ以外の犯罪も含めて懸念がある場合は、チュニス・カルタゴ空港で乗り換えてしまうのも良いかもしれません。
最後に
今回はチュニス発券という事で当地の情勢など気になるところであり、かつ、カイロ空港での乗り換え時間がタイトと言う難易度高めのチケットでありますが、ビジネスクラス片道で最終目的地が東京成田と言う中で、プレミアムポイント単価は9円台という引換券でもあります。
南欧旅行の帰り道のチケットとしても使えそうであり、落とし穴がないか精査すれば楽しい旅になるかもしれません。