海外発券でありながら、ヨーロッパに滞在でき、その後、日本に戻り、再び、ヨーロッパに行けるビジネスクラスのルートを考えてみました。
多分東京行のビジネスクラスとしては最も安く、最も飛行距離の長いルート
カイロ発券のアリタリアのローマ経由、東京往復はヨーロッパから東京まで往復するキャリアの中では最も長い飛行距離が長く、且つ最安のルートと言えます。
しかも、ローマでストップオーバーができるため、カイロからローマまで修行ですが、その後は欧州内に滞在した後、東京に戻れます。
そして、東京でも長期間ストップオーバーができるため、次の旅行時期に再び、ヨーロッパに移動できます。
今回の旅程では、7月24日の未明にカイロを出発し、朝にはローマに到着します。6日後にローマから羽田に向かいます。そして、翌月に再び東京からヨーロッパに向かいます。そのままローマでストップオーバーしても良いですし、カイロに直行して、中東あたりを旅するのも良いかもしれません。
ローマ=羽田間のビジネスクラスはフルフラットのビジネスクラスであり、安かろう、悪かろうと言うわけではないようです。
カイロはアフリカ大陸ですが、ヨーロッパまで1,300マイル程、ドバイにも1,500マイル程とその昔、悠久の歴史を感じることが出来ます。
ローマから東京までは日本直行便路線としては欧州では最長級であり、6,161マイルもあります。マイル修行には絶好の距離であります。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
安いビジネスクラスと言うことで、マイル修行に必ずしも当てはめなくても良いですが、計算をしてみました。
運賃 156,080円
予約クラス Iクラス(DLスカイマイルでは150%)
メダリオン資格マイル 22,496MQM
MQM単価 6.94円/MQM
運賃は15万円台と日本発のプレミアムエコノミーを潜り、エコノミーでもいい勝負となります。
スカイマイルの単価はちょっと異質ではありますが、それでも6円台とかなりお得となります。
東京からカイロまではどうするか
東京からカイロまでは遠く感じます。確かに5,953マイルあり、直行便のエジプト航空は就航するものの、9万円近く片道でかかります。
スターアライアンス・マイル修行とすれば良さそうですが、単価と快適な空の旅と言う点ではちょっと厳しいかもしれません。
デルタ・スカイマイルの特典であれば、片道7万マイルでカイロまでアクセスできます。しかも、エールフランスでいったんパリまで行き、4時間ちょっとの乗り継ぎでカイロに到着します。カイロでは4時間半ちょっとでローマに迎えます。
エールフランスは羽田からパリまでがB772、パリからカイロまではB789と全区間ワイドボディでアクセスできるため、快適さでもお得かもしれません。
この片道特典をスターターにして、アリアタリア・カイロループを繰り返せば約15万円でヨーロッパ往復を頻繁に繰り返すことが出来ます。
そして、いつかループをやめる時にはスカイマイルで貯まったマイルで片道東京を7万マイルで閉じれば、単価の悪いチケット、単価が良くても大陸間をエコノミーで過ごさなくても済みます。
最後に
今回はカイロ発券、アリタリア・ビジネスクラスということで、スカイチームにてまとめてみましたが、カイロ発券のスターアライアンスについても、現在は減便で少ないですが、SQの東京往復も安いため、ループの途中からスターアライアンスループに転換すると言う方法もありそうです。
ただし、ヨーロッパまでは行かないので、シンガポール滞在か、シンガポールからインドにいったん出て、インド発券のSQを活用すると言う方法もあります。
スターアライアンスの場合、すべてSQで解脱と言うわけには行かいないところが注意点です。
海外発券の醍醐味はやはり、地球儀ベースで大きく移動を考えられる点であり、知識と経験を積み重ねることが最大の楽しさかもしれません。