カイロ発券は飛行機代が安いと言われていますが、アライアンスにより、偏りがあるのはなぜか調べてみました。
ビジネスクラスは断然スターアライアンス
日本人がマイルを貯めるというとJALかANAが大半であり、JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスに加盟しています。
両者をカイロ発券で比較してみると以下のとおりです。
カイロ発東京往復は1月で179,723円となります。これはシンガポール航空とエジプト航空の組み合わせであり、マイル積算率は125%となり、地球上でももっとも単価の良いビジネスクラスといっても過言ではなく、よく知られたルートと言えます。
一方で、ワンワールドはというと東京往復で610,010円と3.5倍ぐらいします。ちなみにキャリアはブリティッシュエアウェイズとなります。
念のため、行っておくと今回はワンワールドとスターアライアンスの比較ですが、スカイチームまで含めるとアリタリアが最安で16万円台となります。
次に、プレミアムエコノミーを比較すると下図のとおりです。
スターアライアンスは111,763円であり、こちらもシンガポール航空とエジプト航空の組み合わせとなります。こちらも単価は良いもののビジネスクラスに手を出したいところです。
一方で、ワンワールドは204,854円となり、約二倍となります。スターアライアンスのビジネスの方が、格下のプレミアムエコノミーよりも安いということになります。
ただ、プレミアムエコノミーはカイロまで行かなくても、欧州やアジア発ではもっと安いルートもあり、あまり利用する価値はないと言えます。
ちなみにエコノミーのスターアライアンスは7万円台とこちらもあまり魅力的ではありません。
ファーストクラスはワンワールドが安いが
では、極上のクラスであるファーストクラスを比較してみます。
カイロ発東京ファースト、この言葉だけ聞くと証明書とか思い浮かぶのですが、ファーストクラスに搭乗したら搭乗証明書はいただけるかもしれません。
スターアライアンスでは1,003,540円となり、ルフトハンザとANAの組み合わせとなります。欧州・中東をくまなく探せばもっと安そうなところはあるレベルと言えます。
次はワンワールドです。896,877円となり、ブリティッシュエアウェイズでの往復となります。ワンワールド発券の中では比較的安い方であります。
スターアライアンス比で言うと約10%安いというところでありますが、あまりに高すぎてそもそもビジネスクラスの安さが際立っているので、ビジネスクラスで良いという結論になりそうです。
なぜ、カイロはスターアライアンスが安いのか
もともとカイロ発券は全体的に安いのですが、スターアライアンス、特にシンガポール航空が際立って安いと言えます。
カイロはスターアライアンスに加盟するエジプト航空のハブ空港であり、エジプト航空は洋の東西問わず、比較的ビジネスクラスは安くなっています。
シンガポール航空も以前はカイロ=シンガポール間に直行便を就航していましたが、それがなくなっています。現状でも、イスタンブールやドバイ経由でエジプト航空便にSQ便名をつけて、チケットを販売していることを考えると一定の需要はあるようです。
エジプト航空はバンコク、広州、北京、東京には就航しているものの、シンガポールには就航しておらず、ルートとしては残しておきたいという考えがあるのかもしれません。
そして、シンガポールから東京などの乗り継ぎ便は時間がかかるものの、エジプト航空就航地であっても安いケースも多々あります。
これはエジプト航空に対抗しているというよりはあまり相互に高くならないよう補完しているというのがあるのかもしれません。
最後に
カイロ発券が安いため、スターアライアンスではマニアックなカイロ発券を使ったマイル修行をする人もおり、個人的にも何度か利用したことはあります。
JALの場合、回数修行もあり、世界各地の激安発券地を求めるのであれば、回数に走ることもでき、スターアライアンスほど世界各地にマイルを貯める目的で出かける人は少ないかもしれません。
そんな世界各地に就航しているスターアライアンスもじわりじわりと加盟キャリアが減っており、26社となっています。この先、消滅や別アライアンスの移籍で少なくならないことを期待するところです。