2020年新年早々良く耳にするレバノンですが、レバノン発のビジネスクラスが安い行先を地球上で探してみました。
レバノンとは
レバノンは中東に位置する国であり、北と東がシリア、南がイスラエルと接しており、西側は地中海に面しています。キプロスも近い位置にあります。
首都はベイルート(空港コードBEY)であり、通貨はレバノン・ポンド(1LBP約0.072円)です。人口は約686万人と千葉県以上埼玉県以下の規模です。
公用語はアラビア語、レバノンを漢字表記すると黎巴嫩です。
フランスの植民地を経て、独立するも内戦が続き、政情が不安定であり、国を離れて世界中で暮らす人も多いようです。
外務省の安全情報ではシリアやイスラエルと接する地域はレベル3、首都のベイルートは一部地区を除き、レベル1となっています。
感覚的にベイルートはレベル1ですが、それなりにリスクを考えて行かないと想像できます。ビザについてはアライバルビザがBEY空港にて無料で取得可能のようです。
パスポートの有効期間が6か月など条件はありますが、日本は信用されているようです。今後、日本に対して硬化するかもしれませんが。
料理ではレバノン料理は中東の国のように肉の串焼きも多いですが、野菜料理も多く、タブーリはパセリの香りが効いていて、好きなサラダの一つです。
レバノンの航空会社
レバノンに本拠地を構える代表的な航空会社はミドル・イースト航空となります。同社は首都レバノンのラフィク・ハリリ国際空港をハブとしており、アフリカ、西アジア、ヨーロッパに就航しています。
アライアンスは2011年にスカイチームに加盟しており、歴史は深く、1945年5月31日に設立されています。飛行機のデザインは同国の国旗に近く、赤いラインと垂直尾翼に描かれているレバノン杉が特徴です。
今後はA330neoを導入予定であり、どんなビジネスクラスが搭乗するのか興味深いところです。
レバノン発券の目的地で気になる都市
レバノン発券で気になる目的地を検索してみました。
パリ
パリと言えば、ベルサイユ宮殿もあります。レバノンが独立以前は関係が深かった国の首都でもあります。
LOTポーランド航空が往復では安くなりますが、往復で10万円超となっています。マイル修行には適さないようです。
片道ではスカンジナビア航空がストックホルムまでが4万円弱ですが、同社のサービスはエコノミーのため、あまり価値がありません。4.3万円でプラハまでチェコ航空という選択肢もあります。
大阪
大阪の海外からの玄関口と言えば、関西空港です。関西空港はオリックスとヴァンシに運営を委託しています。ヴァンシはフランスの建設会社であり、意味深な感じもします。
とある方の誕生日に出発し、約1週間後に戻る旅程で検索してみました。パリ経由のエールフランスが37万円台とこちらも割安とは言えず、マイル修行向きません。カイロに行った方が最近は日程が限られていますが、修行らしいと言えます。
ちなみにアジアで一番安いのはマニラ行きであり、サウジアラビア航空のビジネスクラスが20万円以下であります。
リオデジャネイロ
アリタリアが最安であり、34万円台となります。日本感覚で南米往復34万円と安いと感じますが、距離は7千マイル程であり、マイル修行には適していないようです。
ただし、レバノン発券において、南米で一番安いのはサンパウロ、次いでリオデジャネイロであり、その次はブエノスアイレスとなっています。ブラジルが一番安いのは歴史的につながりがあるからかもしれません。
最安目的地は
最安の目的地はヨハネスブルグでした。航空会社はアリタリアであり、イタリアを経由するため、マイル数は稼げそうです。
検索ではエクスペディアでは確認できるものの、アリタリア直サイトでは確認できないのが微妙なところです。
旅程は7月30日にベイルートを出発し、8月2日にヨハネスブルグから戻り、翌日にベイルートに到着する旅程です。全区間ビジネスクラスとなり、ローマ=ヨハネスブルグ間の機材はA330-300となります。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
運賃・予約クラス・ステータスポイントは下記のとおりです。
運賃 約149,870円
予約クラス Eクラス(スカイマイル150%)
MQM 18,496 MQM
MQM単価 8.10円/MQM
道中、機上以外は常に気を張っていないといけないルートですが、アフリカの南部まで結構安く行けるのは魅力的です。カイロ発券のアリタリアの日本行きとうまくつなげてアリタリアでマイル修行と言うのも良いかもしれません。
最後に
レバノン発券はビジネスクラスとしてみると、世界的に割高な発券地と言えます。行くだけでリスクもありますが、南アフリカの旅行を兼ねて、話題の自宅前まで行ってみるのもアドベンチャーと言えます。
高い発券地でも、色々と検索すれば安いルートは見つかることもあり、粘って探すことも海外発券マイル修行では必要かもしれません。