2020年夏ダイヤよりスタートするANAの羽田⇔デリー線、スケジュールからデリータッチの可能性を考えてみました。
羽田=デリー便スケジュール
ANAの羽田=デリー便はこれまで、成田便で毎日1往復をしていたものを羽田に移管したものであり、成田まで行かなくて済むほか、日本発券の場合、沖縄便を追加しやすくなります。スケジュールは下記のとおりです。
NH837便 羽田 10:10 →デリー16:25
NH838便 デリー18:30 →羽田 +5:55
運行パターンは成田時代と同等ですが、日本出発が早まり、日本到着も早くなっています。真夏の時期は沖縄深夜便のギャラクシーフライトと組み合わせると
金曜夜にギャラクシーフライトで羽田から沖縄に行き、同じ機体で沖縄から羽田に戻り、そのままデリー行きに接続できそうです。
デリータッチの概要
デリータッチはデリーの空港内でそのまま、来た便で帰ることとなりそうです。
例えば土曜日の朝、NH837便でデリーに向かい、16:25に到着します。そのまま、乗り継ぎで、18:30発のNH838便で羽田に向かいます。
デリーの空港は国際線同士の乗り継ぎでも混雑していることがあるほか、搭乗券の手続きも時間がかかるため、1時間は見た方が良いかもしれません。
羽田のカウンターでビザに関して聞かれるため、現地での時間は短縮できるかもしれません。
日本に戻ってきて、OKAタッチを加えても日曜日の午後早いうちに羽田に戻ってこれそうです。
デリータッチ活用例 プレミアムエコノミー デリー=ワシントンD.C.往復
夏ダイヤスタートの4月の週末を活用し、1週目デリー、2週目ワシントンD.C.、3週目デリーの旅程で組んでみました。
旅程
成田の往復の時間と費用の削減ができるほか、羽田への戻り時間が早いため、次の日に備えることができます。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
下記のとおりです。
運賃 246,940円
予約クラス Eクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 26,092PP
PP単価 9.46円/PP
アメリカ合衆国の就航都市としては最長ルートのワシントンとクアラルンプールより遠い組み合わせのため、プレミアムポイントは2.5万越えであり、PP単価は10円を切っています。
アメリカ日帰り横断タッチルート
旅程
前述のルートはワシントンで一泊ですが、それをさらに短縮し、約2時間の乗り継ぎでロサンゼルスに向かい、NH125便で羽田に向かうスーパータッチルートです。
ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間が90分は気になるところですが、羽田到着は21時過ぎと成田では実現できない時間帯での到着だからできる修行ルートでもあります。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
下記のとおりです。
運賃 225,770円
予約クラス Eクラス(100%+400PP)
UA区間はMクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 27,492PP
PP単価 8.21円/PP
PP単価は8円台まで低下し、プレミアムポイントは2.7万超PPとなります。デリー発券ではクアラルンプールやシドニー、パリ発券と違い100%加算でビジネスクラスへのアップグレード可能なエコノミーMクラスがないため、プレミアムエコノミーとなりますが、Eクラスであり、万が一ビジネスクラスへアップグレードできなくても、プレミアムエコノミーが担保されているため、少しは気が安らぎます。
最後に
デリー便のマイル修行は成田から羽田に移管したことで利用しやすくなっています。
さらにアメリカ方面の路線が一気に羽田に移管し、滑走路が利用できる時間に制限がある成田よりも発着時間に幅があるため、面白いルートも出てきています。
クアラルンプール一択も安心ですが、新たなルートを組み合わせてみるのも楽しいかもしれません。