
日本に行くより安いニューヨーク発券のプレミアムエコノミーがありましたので、お伝えします。
シンガポール航空プレミアムエコノミー JFK-SIN往復

今回の日付は2026年3月であり、23日月曜日にニューヨークを出発して、約19時間後の25日にシンガポールに到着します。復路は6時間後の25日お昼の12:10に出発し、18時間超のフライトの後に同日の18:25にJFKに到着します。フライトは2レグのみですが、世界最長路線を2回経験することとなります。ほとんど2日間空中ににいるような旅程です。
機材はA350-900ULRであり、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーのみとなっています。

シートは40-42列目がソロシートでねらい目ですが、人気がありそうなのでかなり前から予約を入れる必要がありそうです。もちろん、ツインや4人掛けのシートでも隣席が空いている方がスペース的には広く使えるので良いのではありますが。
2025年6月のロードファクターはSQ全体で88%であり、かなり安い運賃を今回のように出していることを考えると利用は平均のロードファクターより少ないのかもしれません。
ただ、エコノミークラスがないのでエコノミーからのアップグレード組がいないとなると本当に少ないのかもしれません。ソロシートが確保できない時は通路側を指定しておくと隣席が空いていた時にかなり快適になると言えます。ただ、PYの場合、座席の間の肘掛けが上げられないので横になるのはできないので18時間超のフライトの過ごし方は事前に考えておく必要があります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント

運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 約188,299円
予約クラス R (70%)
プレミアムポイント 13,351PP
PP単価 14.10円/PP
PP単価は14円台と芳しくありませんが、運賃は片道9,537マイル飛ぶ割にはプレミアムエコノミーとして20万円を切っているので、安いと言えます。
ちなみにマイル積算率は2025年にANAマイレージクラブにて変更になっていますが、変更前であれば100%+400PPでしたので、19,874PPでPP単価は9.74円/PPと破格でした。タラレバではありますが。
日本行きの半額以下

ちなみに同一の日程にてJFKから東京までのプレミアムエコノミーと比較してみるとJALで46万円、ANAで50万円、アメリカン航空で51万円と2~3倍の運賃となっています。これだと飛行時間はかかりますが、一旦シンガポールに行って日本に戻る方が安いかもしれません。今回は弾丸旅程で日本に戻っている時間はありませんが、日本に戻る組合せで検索してみるのも楽しそうです。
ちなみに、エコノミーの場合は仁川経由のアシアナ航空が16万円、台北経由のエバー航空が18万円と安くなっていますが、東京直行だとJALが25万円、アメリカン航空が24万円とエコノミーなのに高くなっています。
最後に
今回はニューヨーク発券のシンガポール航空のプレミアムエコノミーのシンガポール往復が日本行きよりも安いチケットをフィーチャーしてみました。ニューヨークからシンガポールの方が東京よりも遠いのではありますが。
プレミアムポイント的には70&積算と美味しくはないですが、それでもかなりの長距離としては破格の運賃であります。
このルートが安いのは需給によるところが多いので、利用が少ないと言う事かもしれません。ノンストップで飛ぶと言う事で利用者的にはトータルの時間は乗継便よりも早くて魅力的なはずなのですが、飛行時間が長いため、プレミアムエコノミーでも敬遠されているのかもしれません。
世界最長路線を安く経験できると言う意味では魅力的とも言えます。