上質なビジネスクラスに5万円以下で長時間乗れるルートがありましたので、お伝えします。
エティハド航空、オマーン発券ビジネスクラス、インド各都市片道
オマーンのマスカットからインド各都市へのフライトルートとなります。マスカットはインドへ直接行くと中東から最も近い都市のひとつでありますが、今回の場合は一旦、アブダビまで進路を逆に進みます。
オマーンは日本のパスポートであれば、14日間までの短期滞在(観光等)の場合、査証は免除されており、お金がかからず、周辺の国と比較すると治安も良く滞在して良いところであります。以前の旅行記はこちらです。
9月7日の夕方19時前に出発し、20時前にアブダビに到着します。ここで18時間以上の乗り継ぎがあり、翌日午後に出発します。アブダビでナイトライフが楽しめる旅程でもあります。
そして、アブダビからデリーまでは最新鋭のA350-1000であり、シート配列は1-2-1のマイルドヘリンボーン配列であります。デリーまでのフライト時間は3時間35分であり、フライト前のラウンジを堪能できるのも良いと言えます。
運賃・積算マイル
運賃・積算マイルは以下のとおりです。
運賃 約48,025円
予約クラス Zクラス
AMCマイル積算 2,096マイル
エティハド航空はスターアライアンス加盟ではないので、プレミアムポイントは積算しませんが、マイルは125%積算であるので、2,000マイル以上積算されます。
トータルの旅程が24時間近い中で全区間ビジネスクラスでA350-1000の同社のビジネスクラスを4万8千円で利用できるのはかなりお得と言えます。同区間を他社のエコノミーで利用するよりも時間はかかりますが、快適であり、マイル積算の逆に多いかもしれません。
遠回りが故にお得
今回のルートは直接デリーまで行くと1,211マイルでありますが、アブダビを経由すると1,655マイルであり、それが故に時間がかかると言う事になります。しかし、そこはビジネスクラスであり、ビジネスクラスとしては上質なエティハド航空のビジネスクラスであり、乗り換えにより、ラウンジが利用でき、しかも、デリー便の場合はA350-1000を選択することも可能であります。
これはオマーン航空やエア・インディアがインドへの直行便があり、それに対抗しており、一旦に西に進路をとって、アブダビで乗り換えが必要なエティハド航空ならではのセール運賃であります。タイムイズマネーの人には直行便がベストですが、世界一周をケチケチして回っている人には気分転換には良いかもしれません。
さらにもっとフライト時間を楽しみたい場合は
こちらはインド東部のコルカタまでのフライトです。アブダビからコルカタまでの飛行時間は4時間55分と約5時間のフライトとなります。
運賃はデリーと同じ約48,025円となります。というかムンバイでもチェンナイでもバンガロールでもコチでも同じ運賃となっています。
アブダビからコルカタまでのマイル数は2,142マイルであり、同じ運賃としては乗り得かもしれません。ただ、機材はA320であり、ビジネスクラスのシートは2-2配列の普通のリクライニングとなっています。まあ、食事やドリンクはワイドボディと同じでありますが、ビジネスクラスシートが少ない分、CAさんのサービスにかける時間は多くなるのでワインとかたくさん飲めそうです。
コルカタまで来るとバンコクも近くなり、バンコクに早く行きたいけど大半はビジネスクラスで過ごしたい人には良いルートかもしれません。
もちろん、コルカタ滞在も良いですし、近隣のダッカに行く目的でも良いかもしれません。
最後に
中東からアジアまでは数多のキャリアが就航していますが、格安なLCCからフルサービスキャリアまで色々とあります。
そうした中でセールとは言え、上質なエティハド航空のビジネスクラスがインド各地に5万円以下で移動できるのはかなり良いと言えます。あえて、時間をかけてビジネスクラスの旅に浸りつつ、お得に移動すると言う変わった旅も良いかもしれません。