羽田空港にANA SUITE EXPRESS(スイートエクスプレス)が出来ることとなりましたので、お伝えします。
ANA SUITE EXPRESSとは
ANA SUITE EXPRESS(エーエヌエースイートエクスプレス)とは、羽田空港国内線(第2ターミナル)での出発の際にANAマイレージクラブ・ダイヤモンド会員が利用できる保安検査場であります。
アップグレード手続きやフライトの変更、預け入れ荷物の有人カウンターはなく、オンラインチェックインをした後にそのまま手荷物検査に入れるので、名称はエクスプレスとしているようです。
同社では以下のように説明しています。
ANA SUITE EXPRESSは、駅やバス降車場所からのアクセスを考慮し、出発ロビー中央付近に入り口を配置しています。また、最先端の保安検査機器を導入することで、パソコンやペットボトル等の液体物を手荷物から取り出すことなく検査を受けていただけるため、スムーズにANA SUITE LOUNGEへお進みいただけます。
まあ、バスの降車は最短であり、確かにそうであります。また、パソコンを取り出さなくても検査を受けられる保安検査機器はリニューアルされたスイートチェックイン(2024/12/2オープン)にも導入されています。
ANA SUITE LOUNGEへのアクセスも可能であり、去年に新しいスイートチェックインがオープンした際、利用時に今回のエクスプレスが出来るところが仮囲いのようになっていたので、何かなと思っていたら、そういう事でしたか。
オーブンは2025年4月24日と言う事です。
ダイヤモンド会員にとっては実質2つの保安検査場でサービスアップ
昨年12月2日にオープンした新スイートチェックインにはパソコンを取り出さないタイプの保安検査機器が1つ導入されており、以前のスイートチェックインと比較するとずいぶん楽になったと思っていましたが、今回のエクスプレス設置により、実質的には2レーンとなるので、ダイヤモンド会員にとってはバスパスが出来て、実質処理能力が2倍以上となり、かなり良くなるのではないでしょうか。
以前のレーンだとパソコンを取り出す且つ、1レーンのみでフライトが重なる時間帯は大行列とまでは行きませんが、そこそこ行列ができていたので、かなりの改善になるのではないかと思います。
欲を言えば保安検査場Aに設置されれば
羽田空港第2ターミナルは少しずつ変化していて、最新のアップデートでは国内線ゲートでこれまでバスに乗ってアクセスしていた40番台のゲートが本館と接続されてバスに乗らずに自力で行けることとなりました。その接続の途中に新たにゲートが増設され、沖止め(バスにて移動)のフライトは2割減少するとのことです。
逆に言うと、47から52番ゲートでの搭乗機会が増えると言う事になります。このゲートは第2ターミナルの南端にあり、一番近い保安検査場はAであり、ここにエクスプレスが出来ればモノレールからのアクセスもあの吹き抜けで一気に出発階までアクセスできるものの、混雑時はエア・ローソン近くまで行列ができているエスカレーターを使わずに行けるので、急ぐダイヤモンド会員には良いのかもしれません。
そこまで言うと欲張りなのかもしれませんが。。。ダイヤモンド会員となればスイートラウンジには立ち寄るので、スイートラウンジに馳せる気持ちをデュアルハブならぬデュアルレーンでなだめると言う事なのかもしれません。
最後に
最初にANA SUITE EXPRESSと聞いた時に、シティエクスプレス・バイ・マリオットみたく宿泊実績が2泊しないと1泊加算されないのと同じように、マイル積算率50%以下の運賃と特典航空券で羽田から出発するダイヤモンド会員向けのデグレしたスイートラウンジでも出来たかと思いましたが、ダイヤモンド会員専用の保安検査場が新たに出来てと言う内容でした。
出来れば保安検査場Aにあるとスイートラウンジは利用できませんが、歩いて行けることになったゲート47から52、既存の53-58にも急いでいる時は便利でありますが、そこまで言うと欲張りとなりそうです。
今回の設置で羽田空港におけるダイヤモンド会員の搭乗までのペインポイントがまたひとつ緩和されそうであります。