ANA国内線のB787-9(GEエンジン搭載)のプレミアムクラスで鹿児島空港まで行ってみましたので、お伝えします。
787だらけの羽田空港
ハロウィンが終わるとすぐにクリスマスモードとなる日本であります。去年と同じ位置にツリーがあったと思います。このクリスマスツリーを見られるのは今年あと何回なのでしょうか。
いつもは個室ブースに引きこもるのですが、今日は窓側のオープンなソファ席にしてみました。個室ブースは集中できて良いのですが、ラウンジの記憶が残らないのでたまには窓側のんびりしてみました。
窓から見える景色はB787ばかりであります。8,9,10の違いはあれども同じ顔ばかりであります。名古屋駅に行けばN700系ばかりいるのでこうした光景は上場企業では当たり前なのかもしれませんが。
本日はエアポートガーデンの時間外でしたので、ラウンジでワインを嗜みます。このワインよりフロンテラの方が美味しく感じるのは貧乏人の証拠かもしれません。
787祭りのところにトリプルセブンが来ると一際、華やかであります。プロフィール写真であれば、腕組をして良いくらいのレジェンドであります。
先週、見た気もしますが、またまたたくあんであります。こちらも威風堂々としています。スイートラウンジから見える領域に77Wはなかなかタキシングしていないので、国内線羽田では772が主役とも言えます。
羽田空港第2ターミナル Ver 4.0はまもなく
本日は78Gなので60番台のゲートかとかって思っていると46番ゲートでした。沖止めとあまり変わらない離れ島の40番台であります。まあ、バスは満員にならずとも時間となれば出発するので沖止め便よりはましでありますが。
第2ターミナル新世代のデザインであります。まさに令和のT2と言ったところであります。以前は1,000円分でお土産を買うのが美味しかったのですが、それもなくなり、今後のこの辺りのゲートを感じさせます。
本丸と違って下に降機客の通路がないので撮影は比較的容易であります。78GたるやのGEのエンジンが見えています。
今日は定刻通りかと思うと15分遅れであります。鹿児島空港から乗り継ぐバスが到着から乗り継ぎ時間が15分なので、この時点では絶望的であります。前回、北海道に行った時もバスへの接続に失敗しており、勘弁してくれと言ったところであります。
シートは1Kであります。新世代のプレミアムクラスも最早、新世代とは言えず当たり前となっていますが、やはりこのシートは嬉しいところであります。
1K席は広いのですが、窓が一つしかないので意外と暗い空間であります。まあ、シートモニターへの映り込みがないのでモニターは見やすいとも言えますが。
隣にはロールスロイスエンジンのB787がいます。Air JapanとJA815Aと記されています。78Mであります。今は国際線でビジネスクレードルの機材は少ないので、国内線当番なのでしょう。
15分遅れで動き出し、D滑走路に向けてタキシングであります。離れ島の40番台のゲートと本丸の一体化工事が始まって久しいですが、実際に見ると既に躯体は見えており、羽田空港第2ターミナル4.0が近いのが感じられます。
1.0はターミナル2開港であり、2.0は離れ島の開港であり、3.0は国際線エリアの開港であり、おそらく最終形である4.0は離れ島と本丸が繋がることと言えます。
見ている感じでは現在の40番台の離れ島と本丸までのつながる建築物は同じ高さであり、上階に新たなラウンジ施設などが用意できる風には見えませんでした。もしかしたら滑走路と反対側に奥行きがあるのかもしれませんが。
もう少しで新たなターミナル2を利用する時代が来そうであります。
フライト
南に行くフライトはD滑走路から北に向かって離陸し、東京湾上で右に旋回し、進路を南と言うか西に向けます。相模湾上空通過が多いのですが、今日は富士山よりのルートでした。まだ、冠雪していない日でした。
ベルトサインが消灯すると早速、機内食であります。78Gなので、幹線感覚でいるとちょっと違います。
ランチボックスと言った感じの幹線以外のプレミアムクラスの機内食であります。これは昔から、幹線、非幹線では違いはあったのですが、改めて実感しました。昔よりは箱の体積は大きくなっているようですが。
味噌汁と同じ銘柄のワインがあるのは幹線と同様であります。味噌汁でなく、ハマグリだしのお吸い物とかもたまにあると新鮮かもしれません。味噌汁ばっかりが日本ではないとも言えます。
ボックスの内容であります。左上と右下が米であります。まあ、ワインのつまみにはちょうど良いところであります。
プライオリティパスで時間は限られますが、羽田空港で飲食できるようになってからは、プレミアムクラスはお腹が重いと感じだしてきたので、普通席でもよいのではと感じ出しています。座席の窮屈さを感じない1時間前後の路線ではありますが。
静岡県を通過し、まだ日本が先進国上位でいられると感じられた空港を見ながら南西に向かいます。あの頃は日本にはこれがみたいなことが多かったですが、それが少なくなっているようです。海外に行くと良くわかります。
そして、ひたすら、外貨獲得のためになっている気もします。
早いもので、室戸岬付近を通過していきます。河口に特徴的な港が見え、川が見えるので奈半利あたりでしょうか。鉄印帳の旅で奈半利川沿いの濃厚な温泉に弾丸で浴びた記憶が戻りました。
78Gなどのシートモニター搭載の機材では映画とか見られるのですが、当然、国内線なので1フライトでは完まで見られません。復路に78Gの機材があればその通りでありますが、ナローボディの機材の場合、ANA機内Wi-Fiでコンテンツをスマホで見ることとなりますが、内容が違うため、続きが見られないと言う何とも残念なところであります。
ペインポイントですね。
1K席からは翼は遠く感じますが、ちょっと見えるエンジンはロールスロイスとも、P&Wとも違い、77WのGE90に近い感じがします。さすが78Gです。
進行方向右側に鹿児島空港が見えてきます。このあと錦江湾手前で大きく右に旋回して着陸体制となります。A席であれば桜島が一番大きく見えるポイントでもあります。
着陸態勢になると高度が当然低くなるので、霧島連峰が高く見えてきます。この断面ではもう着陸まで5分未満と言ったところであります。
そして、鹿児島空港到着であります。羽田出発は15分遅れでしたが、何とか巻き返して10分遅れに縮めました。白亜の鹿児島空港ターミナルをパシャリとしてバスに急ぎます。
あと5分でバスに間に合い、今回は何とか旅程は保つことがてきました。逆に言うと待ち時間の長さを感じないとも言えます。この先はどこに行ったのでしょうか。それはまた別のお話と言う事で。
最後に
上の写真は羽田空港第2ターミナルと現在の40番台ゲートとの接続工事中の建設物に反射する78Gの写真です。フランクフルト空港のようにも見えます。
78Gと言うと伊丹と福岡と那覇と新千歳専門、かのように思いますが、鹿児島や長崎にも結構設定があり、ドメ専マイル修業では沖縄に行くよりもある意味効率的かもしれません。また、78Mも宮崎にも設定があったりと九州はプレミアムクラスの座席が多い路線と今は言えます。
ただ、78GはB787-9であり、78MはB787-8であり、女子の身長で言うと163cmと167cmぐらいの差があるかもしれません。あまり違いはないように見えて、結構違いがあると言えます。
羽田からの目的地で使い分けているのはANAのピタッとフリート精神が未だに生きていると言う事なのかもしれません。マイル修業もピタッとしたいところです。