ANAストックホルム線の海外発券の金額を調べてみましたので、お伝えします。
ソウル金浦発券ストックホルム プレミアムエコノミー往復
今回はプレミアムポイント修行も第4コーナーとなる10月に東京はスルーしてストックホルムと往復する旅程で調べてみました。
往路は10月22日水曜日にGMPを19:55に出発して、22:15に羽田に到着します。そのまま2時間の乗継で日付の変わった木曜日の0:30にストックホルムに向けて出発します。ストックホルムには朝の7時に到着するので、移動時間的には18時間経過していますが、感覚的には翌朝の到着となります。
復路は10月26日日曜日の朝9:35に出発し、羽田には月曜日の朝7:20に到着できます。ここでストップオーバーすれば木曜日と金曜日を休むだけで弾丸ストックホルム往復が実現できます。今回は東京はスルーですので、そのまま金浦に行きます。乗り継ぎは85分で金浦に向かいます。金浦には11:20に到着するので、そのまま日本に戻ることもできます。まあ、折角のソウルなので1泊はしたいところでありますが。
区間マイル
今回の区間マイル数は以下のとおりです。
GMP-HND 758マイル
HND-ARN 5,439マイル
ヨーロッパ路線で一番短い区間であり、区間マイル数はちょっと惜しいところはありますが、往復ともに日本基準で考えると夜行便なので時間の有効活用はできるので活用できます。
ただ、毎日ではなく 火・木・日、運航なのでちょっと使いにくい感もありますが。また、ミラノ線も同じ曜日の週3便です。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
予約クラスはソウル金浦⇒羽田間がBクラス(100%+400PP)、羽田⇔ストックホルム・アーランダ間がEクラス(100%+400PP)となっており、フルフレックスなので払い戻し無料、予約変更無料とチケットとして神的なチケットであります。
プレミアムエコノミーと言う事もあり、座席数に限りはありますが、ソウル発券の同じ積算率のMクラスよりは優遇されています。Mクラスの場合、日本発券でUクラスが空いていても予約変更ができないケースもあるので、Eの方が良いのでしょう。
先述の旅程ではアップグレード不可と表示された路線がありますが、これはシステム的にアップグレードできないと言うのではなく、ビジネスクラスが満席と言う事のようであり、システム的にアップグレードは可能です。ただ、満席と言う事となるとプレミアムエコノミーに甘んじると言う事であまり意味がないのかもしれません。
ただ、時間が人を癒すように、時間が空席を生むと言う事もあるので空席待ちに控えると言う事になりそうです。
運賃は往復で251,240円であり、日本とソウル間の往復が4万円と考えると日本とストックホルムの間が実質21万円なので、プレミアムエコノミーとしてはかなり割安と言えます。それでいて、フルフレックスなので変更に手数料がかからないのは美味しいと言えます。
さて、整理すると以下のとおりです。
運賃 251,240円
予約クラス B,Eクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 14,752PP
プレミアムポイント単価 17.03円/PP
フルフレックスな運賃で積算率100%でこの運賃は安いのではないでしょうか。円高に振れてきて、燃油サーチャージもかからないソウル発券というメリットが以前より出て来たと言えます。
そして、PP単価は17円台と言うところであり、まあ、高めでありますが、選択肢が多くできると言うところであります。予約断面ではストックホルムで発券しつつも、目的地は差分の徴収または払い戻しにより、ロンドンからイスタンブールまでの各欧州都市も空きがあれば変更ができるので、選択肢があります。
航空券と言うよりは換金が出来る金券のような存在です。
最後に
ストックホルム線は就航しましたが、利用率はどうなのでしょうか。日本からストックホルムに直行するフライトはレアであり、週3便と言う事も鑑みると利用率は高そうですが、そこから先は北欧内でスターアライアンスネットワークは利用できなくなっており、ヘルシンキはワンワールド、コペンハーゲンとオスロ、そして、ストックホルム自身はスカイチームであり、微妙なのかもしれません。
現時点ではアラスカを通過するルートが往路にあり、時間がかかるのでヨーロッパ大陸に行くなら、直接行った方がメリットがあり、ストックホルム経由と言うのはメリットは少ないと言えます。
まあ、マイル修業は逆張りであり、不人気路線で安い方が良いので検討の価値があるかもしれません。