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ANA B787 ビジネスクラスのリニューアルはいつになるのか

ANAのB787のビジネスクラスのリニューアル時期を考察してみましたので、お伝えします。

新プレミアムエコノミーシートの発表

ANAでは2026年以降に導入予定のボーイング787-9長距離国際線機材に新しいエコノミークラスのシートとプレミアムエコノミーのシートを導入すると先日発表しています。
飛行機のシートとしても有名であるレカロ社製のR4というシートを採用しています。15.6インチのシートモニターを装備し、USBタイプA/Cのポートを装備するほか、Bluetooth オーディオ接続が出来るようになっています。飛行機備え付けのヘッドフォンではなく、自分のヘッドフォンを利用できるので、ノイズキャンセリングやいつもつけ慣れたヘッドフォンが利用できるのは大きいでしょう。

そして、サプライズだったのはシートピッチがこれまでの38インチから40インチに拡大されている点です。これはJALのプレミアムエコノミーが41インチから42インチのシートピッチがあるのにようやく対抗していると言えます。

そして、リクライニング角度も2度深くしています。

ANA A380 プレミアムエコノミー 後方席

A380のプレミアムエコノミー

シートのカラーリングはA380やB787-10のプレミアムエコノミーとほぼ同じ色合いですが、シート自体は素材の改善でより薄くなっているようであり、JALのA350-1000程ではないものの隣席とのプライバシー重視のようにヘッドレスト左右の耳が大きくなっています。E10系のトレインデスクシートぐらいにプライバシー重視にしても良かったと思いますが、小糸製作所のトラウマがあるのかもしれません。

B787-9型機でのプレミアムエコノミーのシートは縦に2列か3列なのでシートピッチを広げてもトータル30cm未満であり、現状の区画を調整することなく設置できそうです。最前列は逆に狭くなるかもしれませんが。

また、エコノミークラスの新シートについては同じシートピッチでシートの形状を改善することで1インチのスペースを拡大していると言う事で、コンフィグには影響ないようです。

ニュージーランド航空ではB787型機をレトロフィット

ニュージーランド航空では既存のボーイング787-9型機の改修をした1号機がオークランドに到着したと発表しています。

同社では2026年末までに、ボーイング787-9の14機が新しい客室レイアウトに改修される予定とのことです。新機内のシートをプロダクトするにあたり、18ヶ月にわたる調査研究と2,500時間のカスタマー向けテストをしたと言う事です。

新構成としてはファーストクラスに近いビジネス・プレミア・リュクス4席、ビジネス・プレミア22席、プレミアム・エコノミー33席、エコノミー・スカイカウチ13席を含むエコノミー213席と言う事です。

ニュージーランド航空のプレミアムエコノミーは元々、シートピッチ40インチ超のスペースがあり、そこから新しいシートとなる見込みです。33席と結構な数を設定するので、おまけ的な座席ではなく、本格的に勝負をかけているようにも感じます。カンタスが敵なのかわかりませんが、飛行時間が長い路線が多いので、あっばクラス利用機会を拡大して収益拡大と言ったところでしょうか。

ニュージーランド航空がボーイング787を導入したのは2014年であり、わずか12年ほどで14機のB789をレトロフィットすると言うのはかなり早いペースかもしれません。

そろそろ新しくしないと

ANA A380 ビジネスクラスシート

ANAがボーイング787を世界初で導入したのは2011年であり、既に14年が経過しようとしています。国際線のビジネスクラスはすでにB777-300ERで導入されていたビジネススタッガードシートをほぼ踏襲するように当時から導入されています。

同じくビジネススタッガードシートを導入していたボーイング777-300ERは2019年からTHE Roomという新世代のシートに交換をしており、かなりの確率で扉付き個室のTHE Roomに遭遇することができます。

ボーイング777-300ERにビジネススタッガードシートが設定されたのは2010年であり、THE Roomが導入が開始されたのはそれから9年後であり、THE Roomも初号機からは5年以上経過しています。(飛んでいない期間も長かったですが)

ホノルル路線のA380やアジア方面で活躍するB787-10型機は導入されたのが新しく飛行時間も長時間とは言い難いので、しばらくは大丈夫そうですが、それ以外の長距離路線はさすがに厳しく、競争力が落ちていくでしょう。

直ぐに発表しても、すべてのシートが張り替わるのは最速3年以上はかかるので、15年以上使い倒したシートに座ることとなりそうです。

プレミアムエコノミーとエコノミーは発表されにも関わらず、ビジネスクラスが発表されなかったのは満を持してなのか、結論が出ていないのか不思議であります。

ただ、プレミアムエコノミーとエコノミーのシート発表ではコンフィグレーションはキープしているようにも見えるのでビジネスクラスでどれだけシートを現状維持させつつ、サービスを良くすると言うのが見えてきそうです。

今のスペースに扉を装着すると圧迫感しかなく、かと言ってスペースを広げると座席数が減ってしまいます。あまりにレイアウトを変えてしまうと乗務員のオペレーション完熟が大変となることでしょう。まあ、お客さんも慣れるまで時間がかかるでしょう。

最後に

ANAビジネススタガッードシート

ANAのビジネスクラスのシートは過去を見ると10年以内サイクルで新しいシートが発表され、全て新しくなるまでには数年はかかっていたものの、比較的新陳代謝は早いと言えました。

しかし、A380は元が取れるのか、B777-9は未だにいつ使えるかわからず、B777Wも数が少なくなり、B787に頼ることが多い中、改修に回している暇がないのかもしれません。

投資したものは償却が進んでおり、新たな設備投資をしなければ儲かるわけでありますが、サービスを売りにしているフルサービスキャリアとしては痛し痒しと言うところかもしれません。

モンドセレクションみたくランキングは維持できても、さすがに厳しくなるのではないでしょうか。

さあ、B787で新しいシートにはいつぐらいに座れるのでしょうか。

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