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【特急ソニック】883系グリーン車・乗車記 今では数少ない小気味良い振り子

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JR九州の特急のソニックの883系のグリーン車に乗車しましたので、お伝えします。

別府駅から乗車

別府駅

大分に来ると温泉マークをよく見ますが、別府駅もその通りであります。駅前には温泉のモニュメントがあります。時間があれば温泉に浸かりたかったのですが、ソニック出発まで45分もなく、断念。

別府温泉

モニュメントでは沸々と温泉が湧いており、やはり入浴したいと感じてしまいました。

生ビール
とり天

駅ナカと言うか、ガード下に食事処があり、温泉に入れない恨み解消に食欲を満たします。

もちろん、とり天一択であります。かぼすポン酢に浸して食べると淡白な鶏も満足感があります。そして、ビールはハッピーアワーなのか一杯目から半額でした。会計をしてコーヒー一杯と変わらないのはデフレJapanを感じてしまいました。

乗車記

883系な

チケットホルダー

ネット予約したきっぷを別府駅の券売機で発券すると気づいたのがチケットホルダーであります。通常であると広告媒体として宣伝をするものですが、おそらくお古の時刻表を再利用したものでした。

こうなると逆に捨てづらくなり、自宅まで持ち帰ってしまいました。ちなみに選択したホルダーは鶴見線でした。

別府駅

ホームまで温泉マークがあり、温泉に浸かれなかったのが残念であります。インディゴブルーメタリックの車両が入線します。

ソニック グリーン車

グリーン車は1号車にあります。情報量が多く、乗り慣れていないと判断がつきにくいかもしれません。千葉のネズミみたいなトレードマークの由来はいつできたのかと思ってしまいました。

グリーン車全景

車内に入るとデフォルトでシェードが閉められているのは南国JR九州らしさを感じます。シェードがカラフルであり、空間全体のカラフルさに寄与しています。

ソニック グリーン車 座席

グリーン車は1-2配列であり、シートはレザーシートであります。色合いからするとスターフライヤーのような感じでありますが、かなり経年感はあります。

ソニック グリーン車 バックシェル

そして、グリーン車の割にはシートがコンパクトであり、普通席と変わらないのではという疑義が生じます。また、平成時代の宇宙観のようなFRP的な近未来(すでに過去ですが)を感じます。やっぱり、ネズミの耳に見えてしまいます。

読書灯

グリーン車らしく、読書灯がきちんとあります。ボタンはナローボディの飛行機同様に棚下にあります。腰痛持ちにはちょっと辛い構成であります。

ソニック グリーン車 テーブル
ソニック グリーン車 電源

JR九州の車両は奇抜でありますが、素材は割とコンサバであり、木材を利用した部分は自然そのままであり、ソニックのような近未来的な車両では落ち着くところがあります。電源は日本式がばっちりあります。

ソニック 電動リクライニング

満身創痍とも言えるボロボロ感であるひじ掛けには電動リクライニングのボタンがあります。見た目はボロボロでありますが、リクライニングの挙動はしっかりしています。

ソニック前面展望

今回の博多行きでは1号車は一番後ろでありますが、グリーン車最後部は展望スペースでもあります。一番前の座席の人が占有ではなく、ちょっとしたカウンターとなっており、気軽に訪れることができます。

あまり認知されていないのか他の号車から訪れる人は皆無でした。

ソニック先頭車

130km/h運転を如実に感じるスペースであり、在来線での高速運行を見られる場所でもあります。北海道で前面展望が禁止された今は九州の方が良いのかもしれません。

ソニック 普通車

普通者をパトロールしてみます。グリーン車と変わらないという第一印象であります。シートはグリーン車では1-2配列ですが、普通車では2-2配列ですが、座席のスペックは変わらないようであります。

むしろ、シートモケットの張替えの頻度がグリーン車よりも短いためか新しく見えます。

ソニック 普通席 シート

ただ、グリーン車の床はカーペットですが、普通車はフローリングとなっています。シート生地とフローリングと窓のシェードの色合いの統一感は見事であります。

ソニック デッキ

水戸岡氏のコンセプトかわかりませんが、とにかく車内にはラウンジと言うか談笑スペースが多いのが特徴的であります。

最近はこうしたスペースを利用することはなく、仕事で緊急的な通話をするくらいしかないとも言え、このスペースを座席のスペースに還元した方がいいのではないかと思ってしまいます。

ソニック 飾り

青のソニックですが、中は赤のオブジェが飾られています。一見、無駄な展示にも思えますが、有ると有るで無機質で殺風景な鉄道車両のイメージを変えてくれます。

日豊本線の車窓

日豊本線 海岸

日豊本線は小倉から鹿児島まで日本屈指の長距離路線であります。個人的には宮崎と鹿児島間はそれなりに乗車していますが、北側の小倉=大分間は昨年につづいて二回目となります。

意外と海側の景色が少ないのも特徴であります。

日豊本線

ソニックの運行体系は速達タイプと全部停車タイプであります。全部と言っても、日豊本線を各駅停車ではありません。

速達タイプは大分、別府、中津、行橋、小倉、戸畑、黒崎、折尾、終点博多でありますが、883系タイプは杵築、宇佐、柳ヶ浦、宇島に停車し、鹿児島本線内では香椎駅に停車もします。

さらに停車するタイプでは日豊本線内では亀川、鹿児島本線内では赤間駅に停車したりします。宇佐駅

宇佐駅はアルファベットで表記するとUSAなので、USA表記が列車からもいたるところで確認できます。EUとかあまり来られないのは同盟国と言うことでしょうか。

すれ違い

途中駅で普通列車とすれ違います。LED表示が大きく、情報量が多いのもJR九州であります。

日豊本線 海の景色

日豊本線は海岸線を走るイメージがありますが、内陸部が多く、海岸線はレアであります。そうした中でも海岸線を走るところもあります。

日豊本線 海岸の景色

海岸線が近いところも道中は120分の1ぐらいはあります。博多から大分に向かう下りの特急だと朝焼けとか綺麗かもしれません。

小倉駅から

小倉駅

ゆうこりんな小倉駅に停車であります。7分停車と特急ではありえない停車でありますが、新幹線や日田山彦からの乗り継ぎを配慮すると致し方ありません。立ち食い蕎麦にチャレンジと思いましたが、4番線では無理でした。残念。

小倉駅出発

進行方向が変わり、小倉を出発すると博多までは小一時間であります。北九州ではこの辺りが映えるのでしょうか。

折尾

今の折尾駅に到着です。ここでもイレギュラーですが、5分程停車します。筑豊本線からの列車を待っての発車であり、ずいぶん優しい列車であります。同列車に乗り込む人はいませんでしたが。。。

香椎駅

最後は香椎駅に停車します。普通列車が多く、停車の意味があるかと思いましたが、結構降りる人が多い駅でもありました。

博多駅 回送

そして終点に到着です。速達タイプではないものの、2時間ほどで博多に到着です。丁寧に回送される時間が表示されていたりします。

博多に来ると到着と出発が頻繁で九州独特の進入時のベルが賑やかであります。

博多駅

今回も博多口であります。京都駅に並んでエキチカ、エキナカが成功した駅であります。JR九州の株価にセンシティブな場所でもありますが、若い人が多いので持続性はありそうです。

最後に

博多駅 883系

振り子式の特急列車と言うと今では数が限られます。JR北海道の281,283系、JR東海の383系、JR西日本のぐったりやくもの381系、オーシャンアロー283系、JR四国では2000系、2700系、8000系、そしてJR九州では今回乗車した883系と長崎と同大分方面で活躍する白いカモメの885系しかありません。

現在は振り子方式はよりは、車体傾斜式がメジャーでありますが、21世紀前にできた制御式振り子方式の方が何となく乗り心地は良いように感じます。あからさまなカーブでの所作がわかりやすくて良いです。

ドライバー感覚かもしれませんが、カーブで身を傾けて遠心力に抗いながら通過していく所作が快感とも言えます。振り子式車両が減る中で、味付けの濃い883系に乗れるのは限られているかもしれません。

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