海外発券のレジェンドでもあるソウル発券ですが、久々にヨーロッパまでのビジネスクラスが15万円台というものがありましたので、お伝えします。
エティハド航空ビジネスクラス ソウル=ロンドン・ヒースロー往復
今回のチケットは6月30日発までと、ワクチンを打てば強硬もできそうなルートです。また、滞在期間は30日間であり、欧州発券日本往復でプレミアムポイントを稼ぐには良いルートかもしれません。
旅程
往路は6月27日の24時前に出発します。この時間であれば、日本からも土曜日に出発しても間に合いそうです。
アブダビでは9時間超と長い乗り継ぎですが、ラウンジで仕事したり、寝たり、シャワーを浴びたりしているのが丁度良いかもしれません。ロンドンには28日の19時前到着と結構、時間がかかるルートであります。
復路はロンドンを7月24日の朝9時半に出発します。アブダビには現地時間の19時40分到着とロンドンとアブダビ間の飛行距離は7時間ちょっとであり、かなり西に進むフライトでもあります。復路の乗り継ぎ時間は2時間10分と接続は良く、ソウルには25日の正午前に到着します。こちらも日本へ同日で乗り継ぎそうです。
仁川空港の地下にあるスパでリフレッシュもできそうです。以前はサウナもあり、大きな浴槽もありましたが、今は一人で入るような浴槽とシャワーのみとなってしまいましたが。。。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で約154,738円であり、往年のソウル発券欧州往復を考えてもかなり安いです。失われたうん十年の日本にとっても、これは激安でしかない金額であります。
予約クラスはZクラスであります。
ANAマイレージクラブでは125%加算であり、積算マイルは19,220マイルとなります。ただし、ANAダイヤモンドなどの上級会員になるためのプレミアムポイントについては、エティハド航空はスターアライアンス非加盟のため、対象外です。
一方で、ミリオンマイラープログラムについては、ANA+提携航空会社の対象であり、15,376LTマイルが積算され、青いミリオンマイラータグを貰うのに資する点であります。
ANAマイルが貰え、海外発券の修行のキックスタートとしては良いかもしれません。
ANAのエティハド航空の積算条件変更か
エティハド航空の積算率は2021年3月より変更となっています。ファーストクラスでは特に変更はなく、エコノミーではBクラスが100%に昇格しています。
そして、ビジネスクラスではJクラスが150%に昇格しています。
ANAマイレージクラブではスターアライアンス以外の提携航空会社については、ANAとコードシェアをしているフライト以外は積算対象外が多く、エティハド航空もそうだと認識していたのですが、2021年3月からはそれがなくなっているようです。
さらに、スターアライアンスの主なキャリア(ANA、ルフトハンザグループ、ユナイテッド航空)と似たクラスと積算率の設定となっています。
もしかたしたら、エティハド航空のスターアライアンス加盟とかもあり得るかもしれません。そうすると、ワンワールド加盟のカタール航空への対抗としては意義があるかもしれません。
また、同じ首長国に属するがキャリアのエミレーツはメガであり、スカイチームとか飲み込んで、再編成した場合には、エティハド航空の生き残りとしての選択肢としては、はいい機会でもあります。アリタリアも含めて何か大きな動きの予兆かもしれません。
最後に
ソウルからロンドン往復のビジネスクラスが15万円とは韓国では大衝撃でしょうが、日本でも大衝撃と言えます。東京からロンドン往復のビジネスクラスでは25万円ほどかかり、日韓往復が往復で10万円もかかることはなく、ソウルに行った方が安くなることは必至であります。
ANAマイレージクラブにおけるマイル積算方法を2021年3月から変更したエティハド航空の動向も気になり、意外と利用価値があるかもしれません。