もともと、運賃の高いプレミアムエコノミー、ビジネスクラスの運賃でも物理的距離でも近いクラスですが、アップグレードできないクラスがあるのはなぜか考えてみました。
プレミアムエコノミーだけど安い運賃
今回はエアカナダを例題にしてみました。トロントから東京までのノンストップの2フライトの単純往復です。
2021年8月12日にトロント発の、復路は9月6日羽田発とまだ期待がありそうな旅程です。
運賃は約99,687円であり、予約クラスはNクラスであり、100%!!加算であり、プレミアムポイントは13,686PPであり、PP単価は7.28円とANAの東南アジア・オセアニア路線を除外すれば最強クラスであります。
でも、プレミアムエコノミー
プレミアムエコノミーという特権のようなクラスではありますが、Nクラスは目の前のビジネスクラスにはアップグレードできないという生殺しのクラスであります。
しかし、オンリーな手段があり、エアカナダが主催するオークションアップグレードでは落札できればアップグレードすることも可能です。
マイルの積算率は変わらず、無駄金をビッドしてアップグレードするものであります。逆に言うとせっかくのPP単価7.28円が悪くなってしまうこととなります。
エアカナダの同路線では新コロ以前では片道8-10万円ほどかかり、いくらプレミアムエコノミーが安くても往復で適用すれば、ただのビジネスクラスを買った方が良いくらいとなります。
偏西風の強い復路(日本行き)で検討しても結構ペイしない状況と言えます。チコちゃんだと「つまんねえなぁ」と言いかねない事態です。
なぜ、アップグレードできないクラスを設定するのか
プレミアムエコノミーのプロダクトを売りだすための施策とも思えますが、結局、ビジネスクラスが空いていれば金を払わせてもアップグレードした方が得というのは素人思考でもわかりそうです。キャッシュがっちりであり、現在は特にその傾向が強いといえます。
これは国際間移動時に遺構であり、今は世界を変わってしまったので、積極的にUGをさせる方向性を出してほしいところです。
最後に
そもそも、プレミアムエコノミーでもカラガラであり、アップグレードしなくても、快適空間が広がる今でありますが、ビジネスクラスのフルフラットベッドとは雲泥の差であり、新たなアップグレードシステムが欲しいところです。
With コロナで世の中は変わっており、Nクラスの常識は変えた方がいいと思います。航空業界はマイレージ加算の在り方を再定義する時かもしれません。
どれだけビッドするかはありますが、少しでもキャッシュが欲しいことを考えると有意義かもしれません。