敢えてANA便を利用しない海外発券を考えてみました。
スターアライアンス プレコアムエコノミー ブタペスト=沖縄往復
今回は8月にヨーロッパから週末に日本に行き、翌週末沖縄を往復し、翌月9月にブタペストに戻る旅程となります。
旅程
8月7日の昼下がりにブダペストを出発し、フランクフルトでは2時間弱と順当な乗り継ぎとなります。羽田までのフライトはルフトハンザのボーイング747-8型機となります。羽田には翌日の正午過ぎに到着します。
沖縄には翌週末の14日の夕方に向かいます。機材は788であります。国際線の予約では788と表示されていますが、国内線予約では78Mで表示される国際線使用機であります。復路も78Mで羽田に戻ります。
ブタペストには翌月の9月5日に羽田からフランクフルトを経由して戻ります。運航便はこちらもルフトハンザのボーイング747-8型機となります。フランクフルトでの乗り継ぎは3時間と同日の乗り継ぎができそうです。ブタペスト到着は深夜となり、営業している店はコンビニとナイトクラブなどと限定されそうです。
今回は敢えて長距離区間をANA便ではなく、ルフトハンザのプレミアムエコノミーとしてみました。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 184,260円
予約クラス EU内 Bクラス(100%+400PP)
大陸間 Nクラス(100%+400PP)
日本国内 Yクラス(100%+0PP)
プレミアムポイント 18,242PP
PP単価 10.10円/PP
PP単価はギリギリ10円を切れませんが、欧州発券で、羽田でストップオーバーが可能で沖縄弾丸往復が可能な運賃としてはなかなかと言えます。
敢えてANA便以外を利用するメリットは
今回は長距離区間をANA便以外で利用するルートとしてみました。この理由はPP単価であります。ANAのプレミアムエコノミーNクラスの積算率は70%+400PPですが、ルフトハンザのプレミアムエコノミーNクラスは100%+400PPであり、距離が長い分、掛け算が効果を発揮する点にあります。
ユナイテッド航空やルフトハンザグループのオーストリア航空ですでに割引プレミアムエコノミー運賃は70%化されていますが、なぜかルフトハンザについては100%が維持されています。
便名としてはNH便が設定されていますが、ANAマイレージクラブの場合は運航会社の積算率が適用されるため、このねじれを利用した方がPP単価は良くなります。
アップグレードについてはNクラスのため、スターアライアンスアップグレードはできないほか、オークションアップグレードもNH便が邪魔してできないため、厳しいところであります。
ルフトハンザのサイトでも同様な運賃が出てきそうですが、複数旅程でストップオーバーを挟みプレミアムエコノミーを検索しようとするとエラーとなってしまうため、なかなか厳しいところであります。
それではOTAサイトと、日本語対応ができるサイトで検索するとNH運航便しか出てこず、結局ANAサイトとなります。
最後に
Nクラス、ANA運航便は70%+400PP、ルフトハンザ便は100%+400PPと30パーセントの格差があります。ANAもルフトハンザもプレミアムエコノミーは長距離路線での設定が多いため、距離が長いほど効果があります。
今回はANA便名のため、オークションアップグレードなどの対応は厳しいですが、ルフトハンザ便でNクラスとなればオークションアップグレードを考えると、海外=海外区間では割引ビジネスクラスの70Pよりもメリットは高そうです。